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2018年10月9日火曜日

週末パリ 2018

気温24度、セーヌ川
突然、数週間前に甥(一番目の姉の息子)からラインで夫婦でフランスへ旅行に行くからって知らせが入った。パリから入って南仏を周ってまたパリに戻ってくると言うので、この週末スチーブと会いに行ってきた。

















前日の夜にパリに飛んで、スチーブの親友宅に泊めてもらった。




パリ〜❤️




案の定、私たちの飛行機も、次の日南仏から戻ってくる甥夫婦の飛行機も遅れた。最近、まともに時間通り飛ばないのがヨーロッパの空事情。











Gare du Lyonのコスタコーヒーまでわざわざ付き合わされる


朝、スチーブはコスタコーヒー(COSTA Caffee イギリス発のスタバ)の大好物ティフィン(チョコレートケーキ)を探しに張り切って家を出たけど、最近、このカフェがコカコーラに買収されたらしく、メニューがガラリと変わってしまい、ティフィンも姿を消してしまった・・・。









ショックを隠しきれないスチーブを横目に私はサラダとシナモンバンでブランチ。(スチーブは旅の最後までティフィンが諦めきれずにグチグチ😹)






オペラ座




午後、甥夫婦とオペラ座前で待ち合わせ。

二人と会うのは5月の箱根旅行以来、スチーブは2年ぶりで、二人とも南仏を満喫してきて元気そうだった。









パリのアイコン、エッフェル塔





週末の人で賑わうシャンゼリゼ通り〜凱旋門〜エッフェル塔までそぞろ歩いた。途中、道端で果物を売っているお兄さんからマンゴーを買って剥いてもらい、ベンチに座って休憩。














エッフェル塔の前で写真を撮って、上に登りに行こうかと近づいたけどあまりの凄い人で断念。セーヌ川のほとりでお茶をしてから、地下鉄に乗ってホテルの近くに夕食を食べに行った。




ブイヨン・シャルティエ




今回は私が下調べをしておいた創業100余年の老舗の大衆食堂『Bouillon CHARTIER(ブイヨン・シャルティエ)』。朝11時半からノンストップで深夜まで毎日営業している。

https://www.bouillon-chartier.com/fr/











ロゼの小瓶を注文





予約を受けないレストランなので混んでる時間帯を外して6時半ごろに行ったけど、すでに長蛇の列。










オーダーの走書き







でも回転も早く30分ほど並んで中に入ると、高い天井のクラシックな店内はテキパキ働く案内係とウエイターたち、満席のお客さんでものすごい熱気。













タイムスリップしたようなレストラン




私のメインはスズキのグリル€13





早速係りのウエイターが来て、オーダーを紙のテーブルクロスに書いていく。ワイン、前菜、メイン、デザート、私は食後にカルバドス(リンゴのブランデー)まで飲んで、チップを置いてもひとり25ユーロだった。













絶品、シューアイスのホットチョコソースがけ





パリにあって気取らない昔ながらの食堂、味もサービスも値段も全てが大満足!












またまたミラクル・ビームが効いているようだった😻😻😻
満腹のお腹を抱えて、甥夫婦が泊まるホテルまでみんなで歩いて帰った。





ピカソ美術館




次の日は朝からあいにくの雨。
スチーブの親友家族(イギリス人、イタリア人の奥さんと4歳の男の子)とカルティエ・マレへ。















親友の息子のDavid




2年前に来た時もここに連れて来てもらった、彼らのお気に入りの場所らしい。














無料日は大混雑




日曜日でピカソ美術館が無料だったので入ったり、ウィンドショッピングしたり、お昼は私たちの大好きなイスラエル料理のファラフェルでランチ。










人気のファラフェル屋さん





おしゃれなイタリア人の奥さんが好きな無印良品に連れて行かれ、私はフリーズドライのおかゆと化粧水を衝動買い。















ピタパンのファラフェル€8



一旦親友家族と別れて、4時半に東京に出発する甥夫婦をホテルまで見送りに行った。途中スチーブが地下鉄を乗り間違ってあたふた(笑)









二人は日中オルセー美術館を堪能して、和食屋さんでお昼を食べたらしい。
ホテルでコーヒーを飲んでから、タクシーがきて空港に向かって行った。




街中がアート、カルティエ・マレ





自分たちで計画を立て、宿もレンタカーも全て手配し、途中予約したホテルが予約できてなかったり、ニースでレンタカーが壊れたり、南仏からの飛行機が遅れたり、日本ではあまり起きない様な(フレンチ😝)ハプニングがあったにも関わらず、ちゃんと二人で乗り越え、好きな場所を自分たちのペースで旅行できたことをとても喜んでいた。










私もフランスを楽しんでいる二人を見て心から嬉しかったし、ほんまこんなに立派に成長したんやな〜と感慨無量だった。





一風堂のラーメン






その後、歩いてスチーブのまたまた大好物M&S(マークス・アンド・スペンサー)のスイスロールを買いに行き、私は一風堂のラーメンを食べ、親友宅に戻り荷物を取って空港に向かった。












凱旋門





あっという間のパリ滞在だったけど、久しぶりの都会で人の多さにびっくりし、刺激いっぱい、いい意味でカルチャーショックだった。
















フランス在住5年目、自分がなんとなくここの人化しつつある自覚が芽生えてきたような気がする(笑)





みんなで記念撮影






さてさて、パリの疲れも癒えないまま明日から4週間のバカンスに出ることになった。行き先はギリシャ。今決まっているのはそれだけで、1ヶ月のユーレイル・パスを片手に列車の旅。
















もう出発前から意見が合わずスチーブといつもの口論が始まっておりま〜す。
どうなることやら〜、とにかく行ってきます‼️





とん











2018年10月3日水曜日

山岳プチマラソン(P'tit TAR 2018)

いつものイタ飯屋さんの絶品イイダコのフリット
バルト旅行後、Kちゃんはここでブルーベリー摘みや朝市、20年前に一緒に働いていたYKちゃんも誘ってアオスタ(イタリア)のいつものイタ飯屋さんに行ったり、チーズフォンデュを食べたり、ケーキやパンを焼いたりして、楽しい時間を過ごし無事関空経由で日本に帰っていった。









その次の週はレースコースの下見、ラーメン屋さんのバイト、ギター教室、今月引退する主治医の先生のところに行ったり、バタバタと過ぎていった。



KちゃんとYKちゃん家でフォンデュ



よく考えたらこの2ヶ月バイトに忙しくて大したトレーニングもしてない けど、まぁお掃除の仕事で脚力とスタミナはついたので大丈夫やろ・・・と迎えた9月30日。










順調にきたこの夏最後のマイ・プロジェクト。




スタートの朝



『エギュイルージュ・トレールマラソン(Trail des Aiguilles Rouges http://www.aiguillesrouges.fr)』は、標高差累積4100m、距離54キロ、自然保護地区に指定されているエギュイルージュ三群を走る本格的山岳マラソン。







P'tit TARスタート






地味でエコ、ローカル感たっぷりのこの大会は、コース上に給水所もほとんど用意されてなく、9月末に行われるということもあって天気が悪ければ雪も覚悟の上。毎年コースも距離も若干違うけど、そのワイルドさに変わりはない。











私は2010年(51km)に参加して、雪の中を孤独と戦い半ベソ状態でゴールした、今までで一番辛いレースだったのを覚えている。



出だしから急な登りが続く😭





今回はその大会のおまけレース、P'tit TAR(15km)に参加。短い距離をしっかり走って故障なく距離を伸ばしていこうという目論見。















下見した時の脚の疲れが残っていたり、前日のバイトが忙しかったりしたけど、疲れている意識は全くなかった。



森林限界を抜けた辺り



当日の朝起きたときも気分はよかったし、快便で食欲もあって、もしかしたら年齢別でいいところまで行けるかも知れないなんて甘い考えがよぎったりしていた。












今回スチーブはコーチ兼サポート、カウベルを片手に一緒にきてくれた。


ガレ場にさしかかる





スタートは10時。
天気予報では夕方から嵐になるとのこと。少し風があって気温も低めだけど、マラソンには最高のコンディション。














会場に入ってからスチーブコーチと一緒にウォーミングアップも済ませた。




チェックポイント



おにぎり、Kちゃんにもらったブラックサンダー・チョコレートとえびせん、ゼッケンと一緒にもらったエネルギージェルとゼリー、水700ml、防寒着、手袋、タオルをラン用リュックに詰めて、今回ウォーキング・ポールは持たずにいく。









いつものように最後尾からスタートして、後半でペースに乗れたらいいなぁと思いながら・・・。




後半はひたすらくだり





スタート(Les Houches 標高1018m)して道路をしばらく走り、急な登りに入るとみんな一斉に歩き出した。いつもならゆっくりでも歩かず走るところ、体力温存第一と私も歩くことにした。
ひたすら急な登りが続く。。。偶然前に友達がいて少し雑談😁












結局、Bellevue(1900m)までの細い山道では数珠繋ぎになってほとんど走れず。







森林限界を超えガレ場に差しかかっても、
ペースは全く上がってこないし、まだ息も苦しいまま。

12時のタイムチェックポイントMont Lachat(2115m)を10分前になんとか通過、絶景の景色を眺める余裕もなく下りに入る。






急な足場の悪いところを抜けたところでお腹が空いてきたのか、やばい!胃痛が始まった‼️





ゴール前






6月のモンブラン・クロスの時の悪夢の再来。
 峠で給水ポイントがあるって言ってくせに、水道があるだけで何もないし、誰もおれへんやんか〜。











持っていたおにぎりやチョコを食べてみたけど、ますます胃が気持ち悪くなってペースが落ちてどんどんと抜かれて行った。時間はたっぷりあるし、脚はまだまだ大丈夫なのでゆっくり行こう。。。






コーチと💕



結果、最後まで調子は上がらず、胃痛を抱えたまま3時間55秒でゴール。コーチは私がもっと遅くに戻ってくると思って、駐車場で椅子に座って日光浴をしていて、私のゴールに気がつかなかった😂😂😂












レースが終わってみんな昼食




順位は355人完走中313位、女子の部で136人中111位、50歳代の部で12人中11位。












表彰式




15kmという距離はいわばスピード系なのでみんなハイペース。
私はスロースターターで長い距離を走らないと調子が上がってこないタイプなのでその前に終わってしまった感もあるけど、胃痛があったのでこれ以上長い距離じゃなくて本当によかった。












手作りケーキ




しかし恐るべし50歳代女子、強い!
私は3時間というタイムには自分自身大満足だったけど、順位はほぼドベ。このレースのレベルはいつも高い。しかし、60歳代女子の部を見ると完走者は2人、と言うことは、完走すれば即表彰台と言うことか・・・、よし、これでこれからの目標が定まったような気がする😊











レース後、しばらく芝生で寝転がって休んでいたら、天気予報通り雲行きが怪しくなってきたので家に帰ることにした。それからも胃痛が治る気配もなくシャワーも浴ず横になって、夜まで食欲もないままぐったりしていた。





Kちゃんたちと作ったパン






このレースが終われば小さなシャンパンを開けて夏の終わりを祝うはずだったのにそれも延期。胃薬をもう一度飲んでから布団に入った。













今日のレースを思い出し、最初から最後までしんどいだけのレースだったのになぜか充実感でいっぱいだった。スタートラインに再び戻ってこれた喜び、自然の中でウサギになれる感覚、TARはタフさ故に私のお気に入りレースでもある。

また来年も走りたいけど、レースの後遺症が年々恐ろしい😹




とん