Translate

2019年9月19日木曜日

ちんすこう(ラード編)

隣村にある趣のあるホテルのお庭

あ〜先週も忙しかったなぁ。

気がつくと休日も終わり、今週からギター教室(今期から火曜日にしたので違う先生でグループレッスン)も再開。












発酵講座


先週は職場で日本から某料理研究家の先生をお招きして発酵講座(お味噌編)があり、為になる話がいっぱい聞けた。私が作った2年味噌も味見して頂きアドバイスももらえて、ますますお味噌ファンになった。








朝晩はもうすっかり寒いけど、日中はまた暑さが戻ってきてカラッとしてて本当に気持ちがいい。





休日1日目、アペロ





甲状腺ホルモン治療を始めて2ヶ月目。

先週受けた血液検査の結果、甲状腺、肝臓ともに数値が正常置に戻っていて経過良好。ドクターにはとりあえずこのまま2ヶ月間薬を続けた後、血液再検査を受けて結果をみてみることになった。












休日二日目、ジョギング



マラソン用の健康診断書も書いてもらえたし、がん保険の延長もしてもらえた。

そのお陰か、最近は身体も疲れにくくなってきたような気がする。












とても飲みやすいクセのない味





ただ薬のせいか少々便秘気味と言うことで、ドクターにマグネシウム含有量の多いミネラルウォーター『HEPAR』を勧められて飲み始めたら効果抜群!

1L*6本で3ユーロ。毎日ガブガブ飲めば安くはないけど、サプリメントを飲むよりはいいかも。

しばらく続けてみようと思う。












そんなこんなで気がつくと、去年バルト二国へ一緒に行ったKちゃんと今年は1週間のクロアチア〜スロベニア旅行が今週末に迫ってきた。



休日に焼いたプルーンとミラベルのパイ



慌ててバックパックを引きずり出してきて、昨日からやっと旅支度をしはじめけどタンスの中がまだ夏物だらけで持っていける服がないやんか。ブログを書いてる場合やない(笑)










なのに仕事から夜11時ごろに帰ってきて、旅行に持って行く為のお菓子の製作開始。





ラード



前々から作ってみたいと思っていた沖縄のクッキー『ちんすこう』、今回ラードが手に入ったのでトライ!










ちんすこう

小麦粉 100g
砂糖 50g(今回は黒糖を半分)
ラード 50g
塩 ひとつまみ









常温に戻したラードと砂糖をよく練り合わせ、小麦粉を入れてまとめる。

成形して、190度のオーブンで15分。

焼けたらオーブンのドアを開けたまま粗熱を取る。









1つ17グラム




やばい!サックサク!!
ラードのコクと旨味がお口に広がる〜❤️













作業中ラードであちこちギトギトになるのがちょっと気になるけど、ナッツやきな粉、ごまを入れたりしていろんなバージョンが楽しめそうだし、何と言っても素材が少なくて簡単なのに超美味しい。





ちんすこうや〜







フランスからのお土産がなんでちんすこうやねんと突っ込まれそうだけど、Kちゃん喜んでくれそう。

久しぶりの旅行が楽しみすぎてすでに興奮気味😄











仕事後2日、はよ寝な。
次回は旅の報告、でわでわ行ってまいりま〜す‼️




とん








2019年9月13日金曜日

ブルーベリー摘み(久しぶりの食事会二連発)

標高2000m付近まで積もった雪
この秋2回目のブルーベリー摘みにでかけた。

友達や店のお客さんなどからのブルーベリー情報と自分の感を頼りにケーブルカーで2000mまで上がり、10分ほど歩くとあったあった。。。










ハイキング道沿いはハイカーに食べられてしまうのか実が小ぶりで、そこから少し外れて登っていくと、一面に大粒のブルーベリーが鈴なりになっていた。




野生のブルーベリー







スチーブはと言うと先週末から太陽とハウスミュージックを求めてひとりで南ポルトガルに行ってしまった。










日曜日に降った雪





ここアルプスは日曜日の雨で2000mあたりまで雪が降り、毎日薄曇りで本当に寒かった。

天気予報をみると南ポルトガルは気温25〜27度、ずーっと晴れマークがついていてスチーブに太陽を持って行かれてしまった感😭











でもお陰で今週は部屋も散らからないし、静かで平和な日々が続いている(笑)





3時間の成果






先週から街は少し静かになったものの、お店は結構忙しかった。休み初日は、疲れすぎと部屋の中が寒くてなかなか起きれず、午前中は布団の中でモゾモゾ。。。これぞ幸せのひととき💕











昼ごはんを食べて、山へ出発!




来客時のうちの定番!





家を出た時には晴れていたのに、山に上がってしばらくすると曇ってきて、太陽が隠れた途端に寒くなった。

手はかじかみ鼻は出るけど、一度摘み始めたらこれがまたやめられない。なるべく熟した大きな実をと選びながら採るので時間がかかる。












夢中になって採っていたら気がつくと3時間近くも経っていて、身体も冷えてきたので下山。帰ったらブルーベリー・ケーキを焼こうと思っていたのに疲れて断念。







付け合わせはうさぎのテリーヌとガーデンサラダ





その夜は谷向こうの村に住む日本人の友達Iさん夫婦が、青ネギと蛸を調達してきてくれたのでたこ焼きパーティー。










奥さんはネットアトリエを持つニッターさんで、旦那さんは五つ星ホテルにある和食レストランで寿司を握っている。


M家の畑でできた巨大ズッキーニを頂いた





さすがは寿司職人、たこ焼きの串さばきもお手の物。
ロゼワインを飲みながら積もる話に花が咲いた。

お土産に摘みたてブルーベリーと冷凍しておいたプルーン、そして自家製ミラベルジャムを持って帰ってもらった。












休み2日目は、いつもよくお邪魔する隣村に住む友達のM夫妻がランチに招待してくれた。手土産にブルーベリーとミラベルジャムを持参。





天然ポルチーニ茸





こちらも五つ星ホテルのフレンチレストランでスーシェフを務める旦那さんと、奥さんは着物の古布を使った造花作家という日本人カップル。彼の職場の同僚が山で採ってきたと言うポルチーニ茸(フランス語ではセップ)で、本場イタリアのリゾットを作ってくれた。













市場に出回れば高いこれからが旬のキノコ、採れたてで香りもよく松茸みたいで本当に美味しいかった。

山では雪が降るまでの間、ビジエ狩猟が解禁になったのでキノコ狩りに行くときは要注意💧





頼もしい冒険くん







その席にたまたま居合わせた自転車で世界一周の旅をしている日本男児のTくんと知り合いになった。
5大陸最高峰登山制覇を目指し、家を出てからもう3年にもなると言う。旅の面白い話や怖い経験談をいっぱい話してくれた。
将来の夢は山岳ガイド、ぜひ応援したい💪








Tくんのブログ:https://taka-shikao.hatenablog.com



私が焼いたマスカルポーネの抹茶ケーキと
摘みたてブルーベリー





それぞれのフィールドで頑張っている人たちの話は興味深いし、いつもいい刺激になる。

私も若い人たちに負けないようにと思うのだった・・・。













またブルーベリー摘みに行きたいけど、山はもうほんまに寒い😂




とん







2019年9月5日木曜日

Rifugio Walter Bonatti(ミラベル・コンフィチュール)

仕事帰りにゴールへチラ見応援
今年の山岳マラソン(UTMB)の1週間は目の回るような忙しさで、レースの雰囲気もほとんど味わえないまま終わってしまった。
















休憩時間にまたチラ見応援、
最終ランナー達の笑顔に元気をもらう









いつも楽しみにしている夏最後のイベントなのに、
寂しすぎる・・・。














先週は頂き物のミラベル(西洋スモモ)で辛うじてジャムを作ったくらいで、仕事で疲れすぎてまたもや何もできず。。。











ミラベルは北東フランス特産で、旬がこの時期たったの6週間だけという稀少なフルーツ。












アルコール度45%のシュナップス







たくさんあったので友達にお裾分けしたりして、痛んでいる部分を取り除き、洗ってスチーブに種を取ってもらって750グラムほどになった。砂糖を7割、家にあったミラベル酒もドボドボと入れてみた。














参考レシピ、Mayuさんのサイトも興味深いので必見:
https://mayu-kitchen.com/blog/?s=mirabelle&submit=Search




ジャムと言うよりはソースっぽい







なんとも言えない甘い香りと程よい酸味で、4〜5瓶の美味しいジャムソースが出来上がった💕

嬉しくて思わず人にあげたくなる。














そして今週の休みは毎年恒例夏の山小屋山行。




フェレ谷




今年はツール・ド・モンブランのイタリア側Val Ferret(フェレ谷)にある人気のボナッティ小屋(Rifugio Walter Bonatti)。


















北イタリア・ベルガモ出身でクールマイユールに移り住んだ有名登山家ヴァルテル・ボナッティ(1930〜2011)にちなんでこの名前が付けられた。












ドロン山は雲の中にドロン〜




ここはトレール・マラソンですでに数回来たことがあるけど泊まるのは初めて。











建てられたのは1998年、山小屋にしては比較的新しくシャワーもあってホテルみたいに快適で、1泊2食付き€55とまぁ納得。

ボナッティ小屋オフィシャルサイト:https://www.rifugiobonatti.it/walter-bonatti/?lang=en







フェレ峠付近、
ホワイトアウトの中をハイカーの荷揚げをする馬に遭遇

がんばって〜



この夏スチーブとやっと休みが重なったのであらかじめ予約しておいたのに、スチーブの休みが急に変更になり2日目に仕事が入ってしまって一旦キャンセル。

出発前に一悶着あったけど、日帰りでもいいから行ってみようと言うことで出発!








車だと家からモンブラントンネルを抜けてほんの30分ほどで山小屋の麓のかなり近いところまで行ける。









ハイシーズンは車の通行規制があるので、途中で車を駐車しバスに乗り換え、谷のドン突き(Arnuva)まで行ってそこからハイキング開始。










フランス側は雨の予報で心配したけど、イタリア側に抜けたら案の定晴れていた。
いつもモンブラン山脈を挟んで天気が違うのがおもしろい。





ヤナギランと氷河






まずはフェレ峠(2537m)に向かって登り始めたら、ビーズ(北風)が強くなってきて、途中であっという間にガスがかかりホワイトアウト。

仕方なくエレナ小屋でココア休憩。















待っていても晴れそうにないので、諦めてボナッティ小屋に向かうことにした。





もうちょっとでボナッティ小屋



一旦バス停まで引き返し、そこから300mの登り。
9月に入ってハイカーも減って歩きやすく、ハイキング道の両脇にはブルーベリーが鈴なり💕











氷河を頂いた4000m級の山々を眺めながらのハイキングは本当に気持ち良かった。





モンブランの夕焼け






日も短くなり、風の匂いや雲の形、黄金色の夕焼けやがすっかり秋モード、夏は本当に終わってしまったんやなぁ〜。















ボナッティ小屋(2,056m)に着いたのが午後7時前。




ボナッティ小屋内部




すでに夕食が始まっていて満員の食堂は大忙しだったのに宿の人は快く対応してくれて、多分私たちがドタキャンしたベットなのか運よく2人分空いていて、すぐに私達の食事も用意してくれた。














前菜のサラダとレンズ豆のスープ






見知らぬハイカー達と肩を寄せ合い取り分けて食べる夕食は山小屋ならでわ。食事の後、暖かいお酒を飲みながら、地図を広げたり、ヴァルテル・ボナッティの書いた本を借りて読んだりして山の夜を過ごした。













プンチというホットアルコールドリンク




10時には消灯。

結局いびきや歯ぎしり、夜中にトイレに行く人、それにまた私は小指を何者かに刺され(多分南京虫😭)ほとんど眠れなかった。

朝6時起床。
朝食後モンブランに差すご来光を眺めてから、下山開始。










もう少しのんびりしてたかったけど、夜スチーブは仕事だし、私も仕事疲れと寝不足で朝10時にはもう家に戻って来た😊




モンブランの朝焼け



ツール・ド・モンブラン気分をちょびっと味わえ、素敵な夕焼けと朝焼けも拝め、諦めかけていた今年の山小屋山行が実現したのはまさにミラクルビーム❗️



今週からはもう少し仕事も暇になるだろうし、ブルーベリー摘みにも出かけたい。
アルプスはこれからが秋本番❤️




とん