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2016年10月6日木曜日

Cajon(カホン)

カホン
遂に我が家に『Cajon カホン』がやってきた〜!
カホンとはペルー発祥の四角い箱型の、その上に股がって叩く打楽器のこと。



先週パーカッションのコースに体験入学して、とても楽しかったので続けることにした。教室では私の他に4〜5人いて、長年地道に通っている60代くらいのおばちゃん、40代くらいの姉ちゃん達との中年クラス、アフリカの太鼓ジャンベを使って練習をする。










中にはベテランの人もいてレベルごとに違うパートに分かれ、先生が上手に全員でアンサンブルさせる。


ソフトケース付き



先生はアヌシーから出張してくる40代くらいの子供から大人まで教えるエキスパート。とにかく理屈やスタイルは抜きにしてバンバン叩かせてくれる。















先週のフリマでサイズが小ぶりだったマイ・ジャンベを30ユーロで売却、それを元手にカホンを買う予定でいた。



こんな単純な作りなのに、
普通に買うと高いらしい


さっそく先週先生に、中古でいいのでカホンを安く売ってくれる人を知らないか聞いてみたら、先生は『売ります買います』のホームページを教えてくれた。




Le Boncoin(ル・ボンコワン):https://www.leboncoin.fr

フランス全土の個人なんでも売買情報が見れる。自分の住んでいる地域と次に欲しいものを入力、するとなんと1件ヒット!








『カホン売ります。新品同様70ユーロ、ソフトケース付き』

わぉ〜、これはGOしかないでしょ。


ここが私の通うカルチャーセンター




速攻Eメールを送ったら、すぐに返事が返ってきた。近所に住む女性で、明日の午後、近くのパン屋さんの前で会う約束をした。










次の日バイトを終え、通訳代わりにスチーブにもつき合ってもらい約束の場所へ。




ひとつ前のキッズのクラス


時間通りにカホンを持った彼女が現た。聞くと、彼女はアマチュア・バンドの歌手らしく、歌いながらカホンを叩こうと思って買ったけど上手くできなくて、自分はやっぱりギターを弾きながらの方がいいので、全く使わなかったという話で売ることにしたそう。








カホンを売ってくれたお姉さんのバンド “Mo Jo Lemons” の
Facebookサイト:https://www.facebook.com/mo.jolemons?fref=ts

本当に真っ新。
深くお礼を言ってお金と引き換え、家にもち帰ってきた。



叩いてみたい本格ドラムセット



もうむちゃくちゃ舞い上がる気分で、叩いてみる。

超シンプルな作りで、箱の中にちっさな針金のほうきの様なものがついていて、振動で叩く箇所によって微妙にトーンが変わりとても心地よい音。
箱の高さも丁度いいし、私のパソコンデスクの椅子にもなる(笑)


今週先生にカホンをゲットしたことを言ったら、今度のレッスンに持っておいでということだった。










カホンと運命的な出会いしてしまい、これはがんばって練習するしかなさそう。
ただの箱、されどカホン!

今日から日本に3週間行くので、しばらくは触れないので寂しい〜❤️



とん


2016年10月5日水曜日

今シーズン最後のハイキング2016(晩酌4)

巨大きのこ発見!
ランニングを再開してまだ間もないけど、身体の調子もまぁまぁのってきたので、今シーズン最後のビッグ・ハイキングに出かけることになった。












この時期になるとあまり朝早くに出ても、日が短くなったせいで谷にはなかなか陽が当たらず、霜も下りるので、ゆっくりめに出発。


エギュドミディの展望台が見える




車で10分ほど走り登山口 Le Mont(1,156m)に止めて、そこからスタート。

前半の登りは途中の山小屋(Chalet les Pyramides 1,985m)までは調子良くタッタララ〜と行けたけど、高度が上がるにつれ息が苦しくなってきてスローダウン。










標高2000mを過ぎたあたりから山肌に太陽が照りはじめ、目の前にあり得ないスケールの氷河が広がる。その姿はまるでモンスターのよう・・・




まだ先は長い・・・



尾根にでたところで持ってきたサンドイッチを食べ、俄然元気回復 (^^)








黄色い丸印を頼りに、両手を使って攀じる・・・






森林限界を越えると岩肌がむき出しになって、所々凍ってたり、雪がうっすら積ってたりして滑りやすいので、注意しながら慎重に進む。















4時間かかってLa Jonction(2,589m)に到着!
ここには過去に何度も来ているけど、毎回この景色を見る度にまた新たな衝撃と感動に襲われる。




2人がビバークした岩 Gite a Balma




モンブラン山群から流れ出る氷河が二手にわかれ、両谷に向って落ちてゆくのでここはジャンクションと呼ばれている。その昔初めてモンブランに登頂したバルマとパッカールはこのルートを通って山頂に向った。(1786年8月8日)







ド迫力




ヨーロッパ最高峰4810mのモンブランがもうすぐそこに見えるけど、実際はまだまだ遠い。




見ていると飲み込まれそうになる









高度を感じるスリル満点のハイキングコースはかなり健脚向け。









ナナカマド




この夏、思ったほど山歩きをしなかったせいで、脚が予想以上に疲労困憊、帰りは同じ道を何度も滑ったりつまずいたりしながら、半べそ状態で3時間もかかっておりてきた。








夜はスチーブにタルティフレット(http://tomokochamonixfrance.blogspot.fr/2015/02/tartiflette.html)を作り、仕事に送り出してから私はのんびりとお一人様晩酌・・・





お品書き

納豆巻き
鶏皮塩焼き
ポテチ
キャベツと玉ねぎのお味噌汁
ぶどう









自家製納豆とネギを一緒にたたき、職場でもらって冷凍してあったすし飯でのり巻きに。



こまめにキッチンペーパーで脂をとる


鳥の皮も職場で捨てるところを大量にもらってきて、串にさして冷凍しておいたものを、塩をふってフライパンで脂を取りながらカリカリになるまで焼く。


ポテチは今日のハイキングに持っていった残り。







などなど、適当に家にあったもので赤ワインと一緒に頂いた。

スチーブは納豆巻きも鶏皮も嫌いで食べれないだなんて、こんなに美味しいのにほんまに可哀想。







その日のうちに腰と脚が筋肉痛っぽくなって、足の先までお酒がまわってフラフラに(笑)。でも久しぶりに一生懸命歩いたので、充実感といい疲労感が晩酌をいっそう美味しくしてくれた❤️



納豆巻き、最高!



大自然に感謝、健康に感謝。
そしてスローペースな私に根気よくつき合ってくれたスチーブに感謝!




とん



2016年10月4日火曜日

洗礼式 Baptism(千切りキャベツの豚しゃぶ鍋)

お鍋の季節到来!
日曜日、去年フランス語の学校で知り合ったクラスメートの8月に生まれた子供の洗礼式(Baptism)に参列してきた。

















Saint Blaise教会


車で1時間ほど走ったところにある、山に囲まれた小さな村の大きな教会で厳かに執り行われました。

















まずは家族や友達を紹介され、教会の中に入る。








牧師のアシスタント風の若い女の子が、歌の歌詞が書かれた紙をみんなに配り、牧師さんが何やらお説教のような事を長々とお話され、所々でみんなで賛美歌を何曲か歌い、最後に赤ちゃんが頭に水をかけられ、みんなで手をつないでロウソクを灯して終わり。












その後ご両親のお家で食事会、私はアペリティブだけ頂いて帰ってきた。







初めてこういう儀式に参加して、なかなか興味深いものがあったけど、牧師さんが何を言ってるのかさっぱりわからなかったのには、さすがに落ち込んだ(泣)家に帰ってからスチーブにそのことを話したら、きっとラテン語の難しい言葉がいっぱいあったんとちゃうのって慰めてくれたけど・・・












下界も曇り空で少し肌寒かったので、今夜はお鍋で気をとり直すことに。







私の好きな筋肉料理人のレシピから:http://dt125kazuo.blog22.fc2.com/blog-entry-3727.html

いつも美味しそうなレシピが満載で、男の料理らしく丁寧で動画もあったりしてとっても親切。
お酒のすすむ料理が多いのでご注意!















千切りキャベツの豚しゃぶ鍋

ヒラタケ
豚肉 200g
キャベツ 1/4
人参 1本
青ネギ 1本
きのこ(ヒラタケ) 適量
うどん 1玉

(スープ)
昆布 5センチ
いりこだし(粉末) 小1
酒 たっぷり
創味シャンタン 小1
椎茸だし 100ml

(タレ)
醤油
レモン汁
白ごま
唐辛子







鍋つゆは昆布で出汁をとって調味料を入る。野菜類は千切りにしておく。

沸騰したら野菜類を入れ、お肉も入れる。










グツグツ・・・


キャベツが柔らかくなり過ぎないうちにタレをつけて食べる。

豚肉はかたまりを買ってきて自分でスライスしたので、かなり分厚くしゃぶしゃぶとまではいかなかったけど、いいスープが出たので、最後は自家製めんつゆを足してうどんでしめ。









お鍋は簡単で栄養たっぷり、食べ過ぎても軽いので大丈夫、多分・・・












元気ですくすく育ちます様に!スチーブの事じゃないで(笑)




とん
















2016年10月2日日曜日

Hiromi UEHARA(ジャズ・ピアニスト)

スゴい日本人、いやスゴいアーティストがいるもんだ。



私が知らなかっただけで、彼女はもうかれこれ長い間世界的ジャズ・ピアニストとして
頂点に君臨している。一見普通の女の子に見えるけど、彼女が操るピアノはあたかも彼女の身体の一部のように自由自在に動き、その音はパワフルで無限大。



今年12月の上の姉の結婚記念日に、2番目の姉がHiromiのコンサート・チケットをプレゼントすると言うので、私も一口乗らせてもらうことにした。そこで彼女のことを知らなかった私は、『一体誰やねん?』ってことでググってみた。聴いた瞬間に度肝を抜かれ、一発で虜になってしまった。



上原ひろみオフィシャルサイト:http://www.hiromiuehara.com



彼女自身が心から演奏を楽しんでいる

彼女のプロフィールを読むと、もちろん天才肌なのは当然だけど、とても職人気質で体育会系、好きな言葉は『努力・根性・気合い』というからめちゃ硬派。それでいて話し方はいたっておっとりしていて、女の子らしいオシャレも忘れず、このギャップもすごい。





私もスチーブも大の音楽好きでそのジャンルも広い、ライブも大好きでよく一緒に出かける。この秋、彼女はヨーロッパ・ツアーを行っているけど、残念なことに私の日本行きと重なり丁度入れ違い。ぜひチャンスがあったら、一度ライブを聴きにどこへでも飛んで行きたい気分。

Hiromiの最新アルバム『SPARK』:https://youtu.be/TSsEql3T42A?list=RD1dqXBTh0K2Q



神がかった弾きっぷり



それに日本に行った際にはHiromi TrioのCDを買ってきて、スチーブのお父さんにプレゼントしようと思う、音楽好きの義父さんもきっと気に入ってくれるはず。







そして、来年の地元のジャズフェスティバルに彼女を是非呼んでもらうよう、オーガナイザー(アンドレ・マヌキアンさん)に直訴してみるつもり。きっとビックネームすぎて、数年先まで予定がいっぱいかもしれないけど。



ツアー中のサンパウロでカルロス・ジョビン像との1枚、
本当に普通の女の子(Hiromiのブログより)


Hiromiの奏でる感性豊かで、オリジナルに溢れた音楽を聴いていると、魂の熱い振動がもろに伝わってきて、こっちまで集中力とやる気が沸いてくる。久しぶりにいい音楽との出会いがあったので、思わずブログに書かずにはいられなくて、今日は超オススメ音楽をご紹介しました。

今後のますますの彼女の活躍を期待しつつ、いちファンとしてエールを送り続けたいと思う。


一聴の価値あり、って言うかもうみんな知ってたって感じ?!
 知らなかったのは私だけか・・・とにかくWOW。




とん



※写真は全てインターネットから引用


2016年10月1日土曜日

ブラウニー(ビルベリーのグラッパ漬け入り)

最近すっかりチョコレート系のお菓子を作るのを忘れていたら、なんとなく機嫌が悪いチョコ吉さん。

ここのところチョコ吉の体重増加でチョコレートは良くないと思い作らなかったら、行きつけの店でチョコレートマフィンやガトーショコラをよく買って食べているらしいという情報が耳に入ってきた。







だったら家で手作りのを食べてくれる方が嬉しいので、久しぶりにブラウニーをつくる事にした。


野生のビルベリー



この前、友人から山で採れたビルベリーを1年間グラッパ(イタリアのぶどうの蒸留酒)に漬け込んだ実がたくさんあるからといって、分けてもらった。














私も毎年1回はブルーベリー採りに山へ出かけていたけど、野生のは小さくて、採り始めると根を詰めてしまい、何時間も中腰になって採る為どっと疲れるので、最近はめっきりスーパーでハウス栽培の巨大ブルーベリーか冷凍のが割と安いので買うことの方が多い。








ビルベリーのグラッパ漬け入りブラウニー



●薄力粉 40g
●BP 小1
●アーモンドパウダー 40g
卵 2個
オリーブオイル 100ml
ダークチョコレート 125g
ブラウンシュガー 40g
グラニュー糖 40g
くるみ 適量
ビルベリーのグラッパ漬け 適量









●粉類は合わせておく。くるみはオーブンで少しあぶっておく。

オリーブオイルとチョコレートを湯煎で溶かす(◉)

卵に砂糖を入れホイッパーでよく混ぜたら、◉を流し入れ、ヘラで下からすくいあげながら混ぜる。










●粉類を入れサッくり混ぜたら、くるみとビルベリーを混ぜ入れ型に流し込み、上から幾つかくるみを飾る。

180度で30分焼く。











ビルベリーとお酒がチョコレートを引き立て、美味しい〜❤️ チョコ吉も大喜び!



こげこげ・・・




そして、夏の契約を終了する職場にもお礼にもう1つ作って持っていこうと思い、ビルベリーは使い切ってしまったので、それ抜きで普通のブラウニー焼いたところ、ちょっと目を離した隙に見事に表面を焦がしてしまい(涙)・・・とても人にあげれそうにないので、チョコ吉には申し訳ないけど、そのビルベリー入りのと交換してもらった。







焦げを落としたらなんとか食べれるよ







ごめんよチョコ吉、許しておくれ〜。





とん