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2015年7月26日日曜日

夏のバカンス2015 その5(フィナーレ、イタリア編)



眠い目をこすりながらフェリーが着いたサボーナ港(イタリア)から西へ海岸線を30キロ(約40分)走ると、フィナーレ(Finale Ligure)に到着。



アグリア海の朝焼け







ここは2008年にスチーブと初めて旅をした想い出&お気に入りの場所。



人気のビーチは海水浴客で溢れかえり、物売りの黒人さん達が忙しそうに行き交っていた。高級ホテルもあったりするけど、ゆるゆるした感じの庶民的な雰囲気がいい。











ビーチのすぐ後ろには岩山がいくつもあって、ここはクライミングのメッカでもある。(今年現在3千ルート!)もちろんこの時期、暑すぎてクライマーはあまりいない。






とりあえずビーチでゴロゴロしてコルシカの疲れを癒してから、 Finalborgoのスポーツ・ショップでクライミング情報を入手し、キャンプ場へ向った。



デザートのパンナコッタ



夜はそこで教えてもらった安くて美味しい食堂風レストランでお決まりのボンゴレ・スパを食べてから、街の広場に民謡コンサートを観に行った。




ここまで盛りだくさん過ぎて、ちょっとお疲れモード。



翌朝、この辺で一番簡単なクライミング場へ。。。
新設ルートと言うこともあってけっこうな混雑ぶり、明るいイタリア人クライマー達は皆めっちゃフレンドリー。


このエリアはコルシカに負けないくらいレベルの高い岩場ばかり、しっかり練習を積んでからまた来ようということで軽く数本登って、その後、海にどぼ〜んと浸かってから、夕刻家に向けて出発。



西陽がまぶしい中、トリノからアオスタ〜モンブラン・トンネルを抜け、ちょうど午前零時に帰宅。


3週間、思いっ切り遊んであっという間に終ってしまった。この夏はヨーロッパ中が猛暑に襲われたお陰で最高のバカンスになった。

年甲斐もなく、こんがり焼けた小麦色のお肌がこの旅のお土産 ❤️

とん

2015年7月24日金曜日

夏のバカンス2015 その4(中央山間部と都会、コルシカ編)



西の州都AjaccioからBastiaを結ぶ電車と平行して走り、コルシカが独立国家っだったころの首都Corteに到着。車から降りるとむ〜っとする懐かしい蒸し暑さ、ここは深い谷に囲まれた盆地。




シタデルからの眺め
渓谷への入口


城壁に囲まれた旧市街地は、今までとはちょっと違った雰囲気。古びた町並みだけど人々が集い活気がある、コルシカ大学があって学生も多い。

山に囲まれているせいか、なんかホッとする〜❤️






次の日はクライミングへ。
川の源流に向って5分も車で走ると岩岩岩、私たちの登った岩は南西向きだったので、お昼前には陽が当たってあっという間に暑くなってしまった。

コルシカの壁はどこも上級者向けでグレードが高く手強い。










その後、川で涼んで昼食をすませフェリー・ターミナルのあるBastiaへ向う。70キロの道のり、東海岸へおりる。




コルシカ経済の中心、県庁所在地と言ってもこじんまりとしていて、サッカー・チームSCバスティアのホームでもある。温暖で晴天率はなんと90%。
旧市街地を歩くと閑散としていてゴーストタウンかと思いきや、広場に出るとレストランやお店が並び賑わっていた。

通りの隙間から時々のぞく海の色と古びた建物との調和がなんとも感動的だった。








手作りアイスクリームが美味しかった。


夜行フェリーの出発の時間がくるまで、スーパー・マーケットでお寿司を買ってビーチで食べ、最後の最後までしつこく泳いだ(笑)、やっぱり海は最高!




22:30コルシカ島に別れを告げ、イタリアのサボーナ港に早朝到着の予定。

のんびり、ゆっくり質素な旅行にしようと思っていたのに、結局忙しく走り回って、ご馳走もいっぱい食べて、充実の遊び疲れ。。。

自然が創り出した魅力的な国コルシカ島、太陽がいっぱいでほんまにええとこやった❤️



とん

2015年7月22日水曜日

夏のバカンス2015 その3(北西海岸、コルシカ編)

1週間一緒に過ごした義両親と別れて、今度は北海岸を経由して西へ移動。



コルシカ島に高速道路はないけど、街々を結ぶ幹線道路(一車線)がくまなく走っていて制限時速は90キロ。のんびり景色を楽しみながら走っていると、地元の車に凄いスピードでバンバン抜かれる。




L'Île-Rousseのフィッシュ・マーケット




1時間ほど走って海岸線に抜けた途端、吸い込まれるような真っ青な海が眼下に広がる。









シタデル


コロンブスの生地、そしてパーティー・タウンでもあるCalvi

L'Île-Rousseを通ってCalviのキャンプ場にテントを張って、翌日海沿いを走る小さなローカル列車に乗ってL'Île-Rousse(南仏を思わせる洗練された街)へ逆戻り、そこでクライミングと海水浴。








Calviの黄昏




もっとゆっくり居たかったけど、午後には西海岸の次の目的地に向う。



L'Île-Rousseでクライミング、そのあと海にどぼん!




西に向って走り出すといままでとは全く違う荒々しい風景に変わり、どこまでも続く曲がりくねった道を山に向ってぐいぐい登る、行き交う車もめっきり少なくなった。




細くて落ちそうな断崖絶壁の道を2時間(距離にしてたった20キロ)必死で運転すると世界遺産の街Portoに到着、車をおりて散策&アイスクリーム。






Porto湾






この辺り一帯は、火山でできた赤い岩々が創り出す独特の景観が世界遺産になっていて、複雑な入り江はカランケ(コルシカ語)と呼ばれている。ここに落ちる夕日はコルシカで最も美しいとか。



カランケ (calanche)




もう少し先まで走ってCargèse周辺にキャンプ。
クラブメッドもある入り江になったお忍び系の白い砂浜のビーチが、この旅で私が一番気に入ったビーチだった。









西海岸最後の夜は、Lisciaのビーチで夕日を眺めながら夕食。贅沢はしないと決めていたのに、やっぱり誘惑には勝てなかった。。。



次の日、一旦海を離れ中央山間部に突入。車はぐんぐん標高を上げCol de Vizzavona(標高1,163mの峠)を越えCorteへ。。。



とん



2015年7月20日月曜日

夏のバカンス2015 その2(東海岸、コルシカ編)

イタリアの港町リボルノからフェリーで4時間、フランス領コルシカ島北の州都バスティアに上陸!

アメリカ大陸発見のコロンブスやフランスの英雄ナポレオンの生地、世界遺産もあり、ワイルドな自然、山と海の織りなす風景、ワインとチーズ、数えきれないほどの魅力がいっぱい。





最初の1週間は東海岸でイギリスからきたスチーブの両親と合流。のんびり海水浴や川遊びをしたり、街や山岳部へドライブしたり、 クライミングにも行ったりと初っ端から盛りだくさん。

東海岸は広がる丘陵地に一面のぶどう畑と、長い砂浜のビーチが続く。






ローカル白ビール“Colomba”
キュ〜ッと冷やして飲むと、これまたたまらん❤️





義両親はMoriani plageの3食付きのイギリス系ホテルに滞在、私たちは隣のキャンプ・サイトに泊まりながら時々ホテルに潜り込んで、夕食や昼食をご馳走してもらった。



やはりメインは新鮮な海の幸






義父は念願だった息子とのセーリングに挑戦、義母と私はホテルのプールでイギリス人達とアクアビクスを楽しんだり。。。
ビーチは程よい砂浜で心地よく、水もクリアで温か、夜9時ごろまで明るいので泳げます。


コルシカ島は長野県くらいの大きさで、雰囲気的には日本でいう沖縄の様な存在。

車を飛ばして最南端までドライブ。白い断崖絶壁の上にある街からは海を挟んでイタリアのサルディーニャ島が見える。



コルシカ島最南端の街Bonifacio





途中で見つけたお気に入りFauteaの小さなビーチ。
そこに1軒だけ小じゃれたレストランがあって、ハウス・ワイン(白)を注文するとコルシカ名産の黒オリーブのソースとバゲットが一緒に出てきた。ソースには何やらほんのりニンニクや海の幸の味がして、バゲットにつけて食べると絶品。




 


Fautea


数日はスチーブと2人でクライミングへ。。。6月に入ると暑すぎてクライミングする人はまばら、朝早く起きて日差しが強くなる前に登って、一汗かいたらそのままビーチへ行って海にどぼん!これがまた最高❤️



コルシカ島はクライミングのメッカでもあって、そこら中にボルトが打ち込まれたスポーツ・クライミング用の壁がある、もちろん無料で楽しめる。

海岸沿いの国道を車で走っていると、大小水の澄んだビーチが至る所にあって、これもどこでも無料。水中眼鏡で覗いてみたら、2〜3種類の小さな魚達が泳いでいた。


ローカルが集まるビーチ、けっこう遠浅


まだ6月の終わりと言うこともあって比較的どこも空いて、
いや〜ほんまに最高❤️



とん

2015年7月18日土曜日

夏のバカンス2015 その1(チンクエ・テッレ、イタリア編)

旅行から帰ってきた翌々日から、街の和食レストランの厨房でのバイトが始まって、あれよあれよと言う間に1週間が経ってしまった。荷物も写真もやっと整理できたのでブログ再開。

今回は車でイタリアを通ってコルシカ島にフェリーで渡った。

最初の目的地はチンクエ・テッレ(Cinque Terre)、イタリア最北部のリグーリア海岸にある5つの村、ユネスコの世界遺産のひとつ。車が入りにくい小さな村ばかりなので隣街Levantoに泊まって、電車の1日券を買って巡り歩いた。それぞれの村を船で回ることも、ハイキングで歩くこともできる。
どこも世界各国からの観光客で大賑わい。



今回は貧乏キャンプ旅行、食事も贅沢はしない予定だったけど、折角のイタリアだけは食べたいものを食べようと決めていたので、二日目の夜、Levantoでちょっと雰囲気のいいレストランに入った。




イタリアに来るとピザじゃなくていつもこれ、スパゲティ・ボンゴレと海鮮天婦羅(fritto misto di mare)。





イタリア料理じゃパスタやリゾットが前菜というからビックリ。ここぞとばかりに頑張ってボンゴレの後、メインにfritto misto di mareを注文。結局、全部食べきれなかった上に食べ過ぎて気持ち悪くなってしまった(反省)

 もったいない。。。






どこも絵になるCinque Terreの5つの村。

東から一番人口が多く人気も高いRiomaggiore












おしゃれな漁村、シーフード・レストランが軒を連ねるMonarola












ワイン畑に囲まれてこじんまり落着いた断崖絶壁の村Corniglia








路地の階段が迷路みたい、おとぎの国の様なVernazza









砂浜が続く、明るい雰囲気のMonterosso al Mare









Cinque Terreはワインも有名。
11世紀の要塞都市、急斜面の痩せた土地に石垣を築いて葡萄畑を作ったそう、なので葡萄がたくさんの実をつけない分、返って味の凝縮したコクのあるワインが産まれ、古くからジェノバの商人によって広く輸出された。(ウキより)

やっぱりイタリアは雰囲気も食事も抜群!今度はもっとゆっくり訪れたい。
この後さらに南下。Livornoのフェリー乗り場からいよいよコルシカ島に渡ります。



とん