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2023年9月26日火曜日

P'tit TAR(プチ山岳マラソン)

無事、完走してきました‼️

寒い朝❄️

この夏の最後を飾るマイ・イベント『Trail des Aiguilles Rouges 2023』が9月24日日曜日にめでたく開催。

前日から急に寒くなり、朝の気温は一桁代まで冷え込んだけど、気持ちの良い申し分ないマラソン日和の中、私はジュネーブに住む友人Iさんを巻き込んでプチの部(15.5km)に出場。


スタート前

しばらくの間、胃腸の調子があまり良くなかったので仕方なくレース3日前から胃薬を飲み始め、冷たいもの、炭酸飲料(ノンアルビールも含め)は避け、消化の良い食事と睡眠、体を冷やさないように心がけていた。


奇しくも参加賞はビール😭


ここのところ胃腸以外は体調もまずまずで、胃薬も効いてきたみたいだったし、筋力も心肺機能もついたのか安定して走れるようになってきたのもあって、レースに対する不安よりも楽しみの方が優っていた。

前夜はレース中に食べるラン食の大福餅を作って、職場にも無理を言って休みをもらったのでレース前に差し入れしておいた。

脚の長いIさんは私より10歳年下


スタート10時。制限時間4時間。参加者456人(内女子192人)。

こじんまりしたローカルなマラソン大会で、メインの53kmの部はとっくの昔(朝5時半)にスタートし、スプリント系の若者ばかりのミニの部(9キロ)も少し前にスタート。

スタートからいきなり上り(標高1050m)

私たちのコースは出発して少し上って下り、3キロを過ぎた辺りから9キロまではひたすら上りが続き、最高地点(標高2100m)を過ぎるとゴールの15キロ地点まで一気に下る、全コース未舗装道。

まだまだみんな余裕

今回のラン食はミニ大福4個、ミニ塩おにぎり2個、羊羹1個、ドライフルーツ(あんずとクランベリー)、濃厚蜂蜜塩レモン水と水1リットル。

スタート時におにぎりを1個食べ、上りに入る前に大福を食べた。


最初のチェックポイントで沿道の応援に励まされる

最初の下りで友人Iさんは前に出て姿が見えなくなり、そこで私はかなりの数のランナーに抜かれたけれども、焦らず自分のペースをキープ(ほぼ最後尾)。

それから上りに入ってかなりの人数を追い越し、最初のチェックポイント(6キロ地点、標高1500m)で制限時間前の10分を稼ぎ出し、少し気持ちに余裕ができた。


ここから鬼坂💧

ここからがこのレースの難所、鬼登り😱

急勾配に加え、岩や沢で足場も悪くなり、標高も上がって空気も薄くなる。


滑りやすい沢の後は手摺りがついた岩登り


まだ心拍数も全然落ち着かないし、脚も重い。

ここで友人Iさんからの日本土産の羊羹を食べ、濃厚蜂蜜塩レモン水でエナジー・チャージ💨

景色に癒される

まだまだ大丈夫と自分に言い聞かせながら、、、。

それにしても今日の天気は暑くもなく寒くもなく快適で、景色を楽しむ暇がないのが残念😂

レース前日には標高2000m辺りまで雪が降ったけど、午前中にはすっかり溶けてくれて、ほんまにミラクルビーム💛

最後の登りで渋滞

最後の登りではみんなのペースが落ちてコースが渋滞、ここは私も急がず脚を休ませるために歩く。

12:24分、折り返し地点(標高2100m)に到着、制限時間まで15分の貯金。


折り返し地点(標高2100m)

よっしゃ〜何とか行けそう💪💪💪

後は降るだけ、だけどここからが6キロと長い。2個目のおにぎりを食べる。

後半で脚も脳も疲れてきているので、とにかく転ばないようにと慎重に降っているとドンドンと上りで抜いた人たちみんなに抜かれていった。

後半の長い下り

気にしない気にしない、マイペース・キープ。

朝出発直前まで聴いたチャイコフスキーの音楽が頭の中でグルグル鳴って、途中でめげそうになっていた下り坂が楽しいやんか😍


ラン食はやっぱりこれ


最後に大福、ドライフルーツを食べ、塩蜂蜜レモン水でラストスパート‼️


ゴール間近はいつもしんどい💦


もげ森を通過して、いよいよゴールが見えてきた💕

先にゴールした友人Iさんが迎えにきてくれて、3時間38分で無事ゴール!


いぇ〜い‼️お疲れ様

自分でも制限時間内に帰ってこれたことに驚き、満足感でいっぱい。

喜びを分かち合える友人、休みをくれた理解ある職場、いつも心の支えになってサポートしてくれるスチーブの存在、健康な体、素晴らしいお天気、すべてに感謝🙏


参加賞はこのランチ


その後は大会が用意してくれたランチを食べ、家に帰ってきた。

体のダメージも少なかったので、スチーブが完走したら飲むようにって買っておいてくれたクレモン(私の好きなスパークリングワイン)をひとりで開けようかとも思ったけど、やっぱり明日スチーブがパリ出張から帰ってきてから一緒に飲むことにした。


タルティフレットとアプリコットパイ完食!


結果順位は総合で415位、女子174位。

そして年齢別(59〜63歳)では3位!お〜これは入賞かと思いきや、このカテゴリーは4人しかいなくて、しかも私は一番若く、トップの人は私よりも1時間も前にゴールしてたって言うからあっぱれ。

世の中すごい人だらけ😅

結果は全てウェブで


私は2005年40歳を機にマラソンを始めて以来、途中病気をして中断したりしたけど大小のマラソン大会に細々と出続けている(シティマラソンよりトレールマラソンの方が好き)。

昔から運動神経は良い方じゃないし、特別走ることが好きと言うわけでもないし、いつも結果も下の方だけど、なぜだかやめられないマラソン。

表彰式

いつでもどこでも一人でもできるし、お金もかからないし、走ることで精神的にも肉体的にも健康でいられるからって言うのが今まで続けてきた理由かな。

マラソンの魅力は走った人にしかわからないのだ(笑)

これからも体を壊さない程度に細々と続けていけたらと思う。

次なる目標に向かってゴー👊

とん


2023年9月20日水曜日

ガールズパワー賞授与(3人の受賞者)

9月も半ばを過ぎ、なんとなく秋らしくなってきた。

朝靄


今週末にプチマラソンを控えラントレ量も減らし、今週2日間の休みは疲労回復にあてた。

最近は今更のように😅体温が急に上がったり下がったりして調節機能がおかしくて、特に季節の変わり目は頻繁に服を着たり脱いだりしなくちゃいけなくて、それが疲れる。


スチーブが狙っている鈴生りのリンゴ

隣でスチーブがどこからもらってきたのか風邪を引いてしまったみたいで、咳コンコン〜鼻ズルズル〜😷、本当に辛そう(週末はパリ出張だと言うのに💧)。

私はやっと口内炎も胃痛も(水虫も😅)落ち着いたので、レースが無事終わるまでは何とか貰わないようにと気合いだけで頑張っている。


まかリメイク・ココナツカレー

日本ではコロナとインフルエンザが同時に流行る怪奇現象が起きているとかで、上の姉が両方にかかり長い期間微熱が続いて大変だったらしい💦

くれぐれもお大事に💕


* * *


さてさて今日の話題は、3人のガールズにスポットライトをあててみたいと思う。


💖1人目はスチーブの妹で私の義妹、イギリス在住のクレア。

2020年にクレアの大親友が第一子を早産で亡くしてしまうという悲しい出来事があった。その後、その大親友は無事女の子を授かり、今は一家で元気に暮らしている。

寄付のサイト

そこでクレアは、早産や流産のリスクから赤ちゃんを守り、赤ちゃんを失った家族の心や体のケアをサポートする慈善団体にお金を集めて寄付をすることを計画。

チャリティー団体『サンズ』https://www.sands.org.uk


鳥餃子(胸肉、玉ねぎ、干し椎茸、紫蘇)

しかもただ寄付するのではなく、9月の1ヶ月間に合計90キロを歩いて寄付を呼びかけると言うもの。現在56キロを歩いて、目標額の300ポンドまで残すところ80ポンドまで集まった。

クレアの寄付サイト(https://fundraising.sands.org.uk/fundraisers/clarebaldwin/walk-90km)、興味のある方は是非!

実は私の姪も全く同じ年に同じ状況で第一子を失い、その悲しみを乗り越え去年男の子を無事出産したという同じ経験を持っている。なのでこの活動に大いに賛同・応援し、日本の家族にも知らせ、家族を代表して寄付もした。


もちカリ、手作り餃子の皮

クレア自身は良い運動不足解消になると言っていたけど、天気の悪いイギリスで90キロ歩くのは至難の業。

GO GO クレア、頑張れ‼️


💖2人目は私達の山友達でアメリカ国籍を持つ日本人のYちゃん。


ラーメン屋たんぽぽ

Yちゃんとは2008年ごろスチーブを通じて知り合った。

当時はワーキングホリデーのビザで山をやりにシャモニーに来ていて、突然国際山岳ガイドになる!って宣言して周りを驚かせた。


ボスが作った前菜

一口に国際山岳ガイドと言っても、スキーからクライミング、氷河登山などなどあらゆる山に関する技術と知識が要求され、男性であっても取得するのがかなり難しい国家資格で、特に女性ガイドは世界でもそんなに数は多くないはず。

この国際ガイド資格があれば世界中の山にお客さんを案内することができ、それを持たずに高山をガイドして収入を得ると違法の上罰金を課せられると言うルールまである。


スキー仲間でささやかなお祝い

Yちゃんは私と同じくらいの背格好で小柄なのに、筋力もスタミナも人並み外れていて、とにかくど根性があり(言い方古い💧)、夏は南極で働き、アラスカやヒマラヤでガイドアシスタントをしながら、冬は北海道でスキーガイドをしたり、経験を積むため長年に渡って世界中を飛び回っていた。

お祝いに手編みの帽子

この夏は最終試験のためにシャモニーに滞在していて、今月遂に14年の月日をかけて見事合格❣️

その間には離婚と再婚も経験し、精神的にも肉体的にも苦しい時期がたくさんあったと思うけど果敢に乗り越えた。

ブラボー👏

野菜ラーメン

Yちゃんからこの一報をもらった時は、私もマジで目頭が熱くなった😭😭😭

先週は私の職場で山仲間とささやかなお祝いパーティーをし、手編みのニット帽をプレゼント。

近所で見つけた山アート

日本語で日本人ならではのきめ細かいガイドで、たくさんの日本人のお客さんを山に案内したいと希望に満々ていた。

これから怪我や事故に気をつけて、是非たくさんの人達に山の素晴らしさを伝えていってね。

本当におめでとう㊗️


💖3人目は今年米寿(88歳)を迎えた私の母。

母は今、上の姉の近くの老人介護施設にいて元気に過ごしている。


今年2月に米寿を迎えた母(姉撮影)

母は6人兄弟姉妹の真ん中で、妹(叔母)が数年前に亡くなり、先週一番下の弟(叔父)も亡くなってしまった。

そんな母は小さい時は体が小さく虚弱でいつも青い顔をして、戦時中の食料もままならない時期に医者からは長生きできないと言われたらしい(本人曰く😂)。


母の部屋の窓辺にカブトムシ💕(姉撮影)


しかし頭はかなり弱っているとは言え、88年間病気らしい病気を一度もしたことがない。

入院もお産の時くらいで、糖尿病とか高血圧とか普通老人なら誰でもある持病はあっても、妹や弟が先に逝ってしまう中で、これは快挙としか言いようがない。


久しぶりの手作り餃子


60年ほど前に名古屋から大阪にお嫁に来て、3人の娘を立派😅に育てあげ、夫を見送り、人には言えない辛いこともいっぱいあったと思う。

施設での生活の様子はよく知らないけど、いつも食欲旺盛で、いつ面会に行ってもニコニコと顔色も良いし、身なりもちゃんとしていてくれるので私達も助かっている。


ひとりで15個😋

人様に迷惑をかけるのが一番嫌いといつも言っていた母、今それをちゃんと実践していて凄いなぁ〜と最近改めて感じるようになった。

どうもありがとう💜


秋の雲


人間のポテンシャルは無限大!

と言うことで、この3名のガールズに “ガールズパワー賞” を贈りたいと思いま〜す。

プレゼンターはこのガルパ財団のピギー理事長でございます(笑)

♪  ♫  ♪  ♬

私もいつかガールズパワー賞が頂けるよう、日々精進いたしますぅ😊


とん

2023年9月14日木曜日

メディテーション・ラントレ(レース前12日)

9月に入ってからも夏日だったのが、昨日久しぶりに雨が降って一気に涼しくなった。

仕事も忙しいのは週末くらいで、すっかり落ち着いた。

花もまだまだ咲いてます

先週から胃腸の調子がスッキリしないところに、また口内炎が発生!今度は右上唇、最近本当に頻繁になる。熱いものや硬いもの、醤油やレモンが触れると痛いのなんのって、涙がちょちょぎれるとはこのこと😭

半年に一回の血液検査と定期検診も受けた。

今回甲状腺の数値は合格。肝臓の数値がちょっと正常範囲から飛び出していたけど、このところお酒も飲んでいないしドクターも大丈夫と言って、フランスでは必須のスポーツ競技参加のための健康診断書に快くサインしてくれた。


走るには丁度いい気温


今回はドクターに甲状腺ホルモンの薬半年分と胃腸薬、ドライアイ用目薬、(大きい声では言えないけど)水虫の薬をもらって帰ってきた。

水虫は英語で『Athlete's foot(アスリートフット)』と言うくらいで、ランを再開してから、どこでもらってきたのか分からないけどなってしまった💦(同居人からと言う噂も😱(笑))


姉にもらった5本指のショートソックスが水虫を緩和


マラソン大会事務局に健康診断書を無事提出完了。

12日後にレースを控え、これからは疲れをしっかり取る時期。


やっと新しい弦になったギター😌


今週の休日1日目は休息日。

朝寝坊して家の片付けを少ししてから、ギターの弦を久しぶりに新しく張り替えた。

夜も早めに就寝。

森林浴中


休日2日目は、トレーニングに行こうか迷ったけど暑くも寒くもない良い感じの曇り空だったので、極度なアップダウンや追込みはやめて、ゆっくりと長い距離を走ってスタミナトレーニングをしてみることにした。

トレーニングと言うよりはメディテーション。

目標距離は20キロ、目的地はスイス国境、帰りは電車で。


色鮮やかなコスモス

朝はゆっくりめに起きて、いつものようにフルーツ+プロテインスムージーとナッツで朝食。

スチーブが仕事に出かけた後、10時に家を出発(標高1036m)。

線路沿いを走って、川に沿って森へとトレールが伸びているお馴染みの道。緩やかにアップダウンしながら12時に隣村に到着(標高1250m、10キロ地点)。

9月になって人も減って静か。

牛達にまたまた癒される

なかなかペースも足も上がらないけど、歩かずゆっくりペースのランをキープ。

ここでおにぎり休憩。

Montroc駅


ここから短い登り〜牧場を横切り、鉄道の駅を過ぎ更に登って標高1461mのモンテ峠まできた(13km地点、13時)。

陽が差し気温が上がってきて、脚はまだ大丈夫だけど胃が痛くなってきた💧


モンテ峠

この辺りに来るのは久しぶりで、前よりかなりトレールが整備されて走りやすくなり、あちこちに高級別荘が建って雰囲気も少し変わったみたい。

ここからはひたすら下り。

次の駅を過ぎたところで、またおにぎり休憩(標高1260m、16キロ)。ここまで来てやっと脚も温まり、心臓と肺も落ち着いてきた。私は昔からスロースターター😅😅😅

クライミング場、その上にはエモッソン・ダム

スイス国境までもうちょい。

線路沿いにひたすら真っ直ぐ走り、川を横切ってクライミング場を抜けるとフランスとスイスの国境に出た(標高1125m)。

ここで胃痛がピーク😭😭😭水分をたくさん摂って、ナッツとドライフルーツを食べる。


フランスとスイスの国境

14時、家を出てから4時間。(ほぼウォーキングするのと同じタイム)

国境駅にフリーWi-Fiがあったのでグーグルで距離を検索したら、ここまでで家から約18キロ。それに次の電車の時間までには40分ほどあったので、一駅引き返して合計距離20キロにすることにした。

熊さんに遭遇!

来た道を戻り、駅に着いたら丁度電車の出発時間(15時10分)に間に合い、そのまま乗り込んで家まで帰って来た。


スイス側の国境駅 Le Chatelard


16時帰宅。家に戻ったらなぜか胃痛が少しマシになった😅

速攻シャワーを浴びてから、アルニカのマッサージオイルで脚と腰をマッサージ、ついでに胃もマッサージ。

『お疲れ様でした‼️』


田舎はええなぁ〜


終始ペースをキープして無理せず走ったので身体へのダメージも最小限、メディテーション効果で頭の中は空っぽに。

天気も午後から崩れる予報が外れてくれて、気持ちのいい1日だった💜


ノンアルビール+ポテチ=幸せ😍


胃腸がレースまでになんとか元気になってくれること祈るばかり。

それとレース当日はいい天気になります様に🙏



とん