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2020年12月26日土曜日

2020年クリスマス

メリークリスマス!

朝起きると薄っすら雪が積もってて、正真正銘のホワイト・クリスマスになった。

街のクリスマスツリー

午前中はせっせと親戚や友達に季節のご挨拶メールを送り、パンとクリスマスケーキ用のシフォンケーキを焼いて、午後はいつもの滝まで歩きに行ったりしてのんびりと過ごした。

ほんとに薄っすら


年末年始のこの時期にしかメールを交わさない友達も多く、気がつけば1年ぶりのご無沙汰。みんな自粛生活中の家でネットに繋がってるのか次々と返事が返ってくる。短いやり取りだけど、今の時代リアルタイムで近況が聞けるから本当にすごい。


日中は街も活気づいている


クリスマスカードや年賀状を書かなくなって久しいけど、メールじゃやっぱり味気ないとは思いつつも、こうやって気軽にみんなと繋がれるのは嬉しいし、紙や切手も必要ないからエコでいいかも。

その昔、締め切り間際で夜な夜な書いた年賀状、好きな男の子から年賀状が届いて喜んだりした事、当たった事はないけど年賀状についていたお年玉くじ、、、私もそんな時代を愛おしく思う歳になった😊


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私はと言えば・・・実はこの1週間はひどい頭痛と目眩に悩まされていた。

最初は微熱っぽくて一瞬ドキッとしたけど風邪の症状もなかったし、薬も飲まずに必死で寝ていたら随分と楽になった。

天然酵母は相変わらず元気

その間買い物や家事くらいは出来たけど、ほとんど家の中に篭って寝たり起きたりしてたから、久々に外に出た時には平衡感覚がなくなってフラフラだった。

今年の成果104号パン💕

先週のスキーの疲れか甲状腺の薬の影響かわからないけど、疲れ過ぎてもダメ〜休み過ぎてもダメ〜でさじ加減が難しい。いつもアップダウンの繰り返しでそれがまた疲れる(涙)

いいお正月を迎えるためにもここは気合いで治さないと💪


焼きたての香りはたまらん!

一方スチーブは新しい仕事が始まったばかりで、覚えることが多過ぎて知恵熱が出そうになっている😱クリスマスの2日間、大晦日と元旦も仕事。

変なストレスで免疫力が低下しない様、栄養と睡眠だけはしっかり摂ってもらわないといけないない。

焼きたてのパンは人を幸せにする


我が家の健康管理は私の重要な仕事。
だけど、この管理責任者が不調じゃ話にならない😭😭😭


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1年の締めくくりのクリスマスは、家で何か美味しいものを食べよう!って思ってたけど、スチーブも仕事だし、私の体調不良もあって特になんの案もなく、とりあえず年末年始は観光客でスーパーも混むので、クリスマス前に買い出しだけは行っておいた。


我が家のご馳走はすき焼き!


何がご馳走かって聞かれると “お肉” って発想が出てくるところが昭和育ちっぽい、中でも特別な日は “すき焼き!” ってところは父そっくりで自分でも笑ってしまう(笑)

私は生卵必須、スチーブは生卵苦手

もちろん霜降りの薄切り和牛なんてないけど、美味しいポロ葱もあるし白菜も豆腐も手に入るし、フランスの硬い赤身肉でも、お醤油と砂糖、新鮮な卵があれば十分すき焼きが楽しめる。

てことで、特価の牛肉、丸鶏、豚三枚肉、野菜や卵などを購入。

丸鶏黄金スープ


丸鶏はローストチキンではなく、モモ肉を外し骨を取って唐揚げ用にぶつ切りにし醤油麹で下味をつけて冷凍、軽く茹でたささみも冷凍庫へ。

丸鶏を解体するのは可哀想でやっぱり苦手だけど、手羽、ガラ、皮は圧力鍋に入れてラーメン用スープに。

職場でもらった冷凍麺で

豚三枚肉は半分焼豚用に紐でくくってラーメン用スープにドボン、もう半分は餃子用に叩いてミンチにし塩麹をまぶしておく。

冷凍餃子の皮も職場からもらっておいたので、今夜は豚餃子。

なんかまたブッサイクだけど💧

他にも白菜とポロ葱で韓国風ピリ辛白菜漬け、いつもの人参シリシリ・サラダも作った。

非常食用にブラウニーとクッキーも焼いて置いた。

クリスマスケーキは天然酵母シフォン生地にパイナップルとチョコクリームでハワイアン風に🌴


ふわふわ〜


クリスマスやお正月には程遠いメニューだけど、これで当面の食糧は確保✌️

ちなみにフランスではクリスマスと言えば、なんと言っても白ワインやシャンパンで生牡蠣!


天然酵母ピギ鼻クッキー


なので、体調が良くなったら思いっきり食べた〜い💕


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フランスは政府の計らいでクリスマス・イブの24日だけは夜間外出制限なし!って事で、せっかくなのでの久しぶりに夜の街を30分ほどブラブラしてみた。


ひっそり・・・


レストランもお店も閉まってるし、みんな家の中でクリスマスを祝っているのか、思ったほど人も歩いていない。本当に外に出てもいいの〜って不安になるような雰囲気で、パトカーが横切っても一瞬ドキッとするし、まるで恐る恐る洞穴から出てきたマーモット💦


私たちが贈ったチョコレートの箱を見せて喜ぶお義父さん

クリスマスの夜はお義父さんとビデオチャット。

年中行事の中でお義父さんが最も楽しみにしているクリスマス。

今年はもうお義母さんもいないし、日中は義弟と義妹がカップルで遊びに来たけどコロナのせいで家には入らず、外で会って一緒に散歩しただけで、みんなとのクリスマスディナーもキャンセルしたって言うから本当に居た堪れない😭😭😭

私たちがクリスマスプレゼントにメールオーダーしたお花とチョコレートをとても喜んで、お得意のピアノや歌を披露してくれて、お義父さんのクリスマスへの喜びぶりが伝わってきた。


クロスカントリーコースもオープン


世代、国、宗教、時代が違っても、年中行事や冠婚葬祭事は人と人とを繋ぎ、人生の節目を作る大切な役割があるんだなぁとしみじみ思った。

私はそう言うことをいつも蔑ろにしてきただけに深く反省・・・。

グローバル化で伝統や習慣が失われつつある世の中、

お互いのアイデンティティーを尊重しつつ大切にしていかないといけない。

とん
























2020年12月19日土曜日

天然酵母シュトレン

あれから雪は降ってないしスキー場オープンの朗報もなく、まどろっこしい年末・・・と思っているところに昨日は朝から丸一日街中でインターネットがダウン😱😱😱

(後日談、パリを中心に数箇所の地方で、私たちがインターネット契約している会社のネットワークがダウンしていたらしい、、、フランスあるある😅)




特にロックダウン中はインターネットがないとたちまち不便で、ネット依存の自分たちの生活も一気に居心地が悪くなる。音楽聴いたり本を開いたりしてみるけど、ついネットに手が伸びそうになって、あかんあかん💦

ハンドウォーマー完成


今週から日中の外出規制が緩和された途端に人通りが増え、フランス国内からの観光客もかなり来ているみたいで、出かけても用事を済ませとっとと家に帰りたくなる。

最近では道ゆく人たちがみんなゾンビに見えてくるし、フランス大統領もコロナに感染したって言うし、すっかりパラノイア😱

最近の一番パン❤️103の2号

規制緩和翌日に久しぶりに職場に挨拶に行った。

ボスは年末年始は孫たちが遊びに来ているので家族と過ごしたいらしく、お店を開けてもテイクアウトだけで夜間外出制限で商売にならないからって、年明けまでお店を閉める事にした。

まぁこんな状況なので予想はしてたけど、私はもう暫くの間プー太郎生活決定😭


鳥つくね鍋

一方、スチーブは来週から新しい職場のホテルでパートタイムだけど夜の仕事が始まる事になった。

接客業は感染リスクも高いだろうから、この時期仕事がある方がラッキーなのか無い方がラッキーなのか、何とも言えない😅


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天然酵母パン第三弾!クリスマスと言えば「シュトレン」。

シュトレン(Stollen)はドイツ・ドレスデン発祥のクリスマス限定の焼き菓子(パン?)のこと。

今まで私自身あんまり食べる機会もなく作った事もなかったけど、季節がらパンのレシピをググっていると目に飛び込んでくるので、作ってみる事にした。

おすすめパン教本
パン作りの基本から、
食べたくなるようなパンのレシピがいっぱい


歳を重ねるごとにふわふわの苺ショートケーキではなく、こういったどっしりした素朴なお菓子の方が美味しいと思う様になってきたから、私も立派な中年になったもんだ(笑)

今、天然酵母達が元気に育っているので、何を焼いても美味しい。
それに天然酵母入りパンはドライイーストを使ったパンよりも、食後のスッキリ感が違うような気がする。

フィリングも手作り


参考レシピは友人から借りた甲田幹夫氏著『ルヴァン天然酵母パン』より。

ライ麦入りでずっしりと噛みごたえのある一味違ったシュトレン。



レモンピール蜂蜜漬


前もって下準備を開始。

まずは干しレーズン、いちじく、杏をお湯で柔らかくしてから、ラム酒とポルト酒に漬け込んでおく。(今回のは2週間ほど)

オーガニックレモンの皮を茹でて、蜂蜜漬けにしておく。

くるみとスライスアーモンドを煎っておく。

スパイス類(カルダモン、クローブ、ナツメグ・パウダー)も用意。


冷蔵熟成


材料が揃ったら開始!






塩、はちみつを温めた牛乳に溶かし、適温に下げておく。

そこへ粉、天然酵母を合わせ軽く捏ねる。


マジパンを包む


15分ほどオートリーズをした後にバターを練り込み、フィリングで覆って乾燥させないようにして一休みさせる。

フィリングとよく混ぜ合わせる。

レシピではストレート法だけど、私はここで冷蔵庫で1晩寝かせて一次発酵。

また焦げた💧?!


翌日常温に戻し、3つに分割してベンチタイム。

レシピにはないけど、友達からの頂き物の高級ウイリアムス(梨の蒸留酒)を混ぜ込んだマジパンを中心に置いて、二つ折りにして成形。


バターたっぷり

のんびり二次発酵させる。

天然酵母はドライイーストと違って化け物の様にすぐに大きくならないところがいい。

ゆ〜っくりと育つので過程を見守るのも楽しい💕




2回に分けて焼成。

熱いうちにバターを塗り、粗熱が取れたらもう1度塗る。

バニラシュガーを全体にまぶし、アルミホイルに包んで冷ます。



翌日、粉砂糖を底にもつけ全体を覆うようにふるう。

あとはアルミに包んだまま熟成するまで3〜4週間ほど待つ。


海を越えお嫁に行くシュトレン


1つは職場に持っていき、2つ目は日本に送る予定。
3つ目は自宅用。
クリスマスを待たずして食べてなくなると思うけど(笑)


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私はここ暫く体調も良くて元気だったのに、2日続けてスキーに行ったらやっぱり疲れたみたいで、その後に腰痛と共に頭痛とめまいで1〜2日ぐったりしていた。

いつもなら絶対に休めないこの時期、誰にも気兼ねする事なく休めるので本当にありがたい。


歩いて登るので要体力💪

スキー友達のTちゃんもクリスマスに家に食事に呼んでくれたけど、休暇で人も増え、ウイルスを移しても移されても嫌なので、せっかくだけど今回はスチーブも私も遠慮する事にした。


山にペーパームーン


こうやって仕事や社交の場を奪い、世界をパニックに陥れ弱い者いじめをするウイルスの正体とは一体なんなのか。

考えれば考えるほど、生物兵器だと思ってしまうのは私だけ⁉️(笑)

コロナに始まりコロナに暮れた2020年も残り2週間。



とん
























2020年12月14日月曜日

防弾コーヒー(初滑り)

いよいよクリスマスやお正月が目前に迫ってきたけど、フランスではコロナ感染者がまだ完全には落ち着いていないとの事で、今週からまたロックダウンが少し変更される事になった。


雪❣️雪❣️ピギーも大喜び


日中は制限なく許可証も不要で外出オッケー、でも夜8時から朝6時までの間は外出禁止。

夜間外出制限・・・フランス語でcouvre-feu[クーベル・フー](クーベルは蓋、フーは火)、英語も真似ってCurfew[カーフュー]と言って、元々はロウソクやランプの火を蓋をして消すと言う意味で、中世に日没後に人々がラッパ鳴らし知らせて回ったというのだから、日本でいう「火の用心」のようなものだったのかも。戦時中からは夜間外出制限の意味で使われていて、空襲時のブラックアウトのような意味合いもあるのかも知れない。

クリスマスの24日だけ無礼講で、大晦日も元旦も例外ではない。


定番バゲット91号くん


みんなが楽しみにしている野外でのカウントダウンも花火も今年はなし。

なんとも寂しい年明けになりそう・・・。


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今年9月に日本から遊びにきたヘルストレーナーの資格を持つ友人に教えてもらった “Bulletproof Caffee” その名も日本語で『防弾コーヒー』

チベットのヤクの乳から作ったギー(純バター)と岩塩を黒茶に加え攪拌させたバター茶が由来。アメリカ・シリコンバレーのIT企業家がこれをコーヒーに取り入れた健康法を考案し、ブームになった。

すごいネーミングだけど、その心は。。。


左がインドやネパール料理に使われる澄ましバターのギーと
右はココナツオイル


朝目覚めに1杯このハイカロリーコーヒーを飲むと、1日中頭が冴えて元気が湧いてくるらしく、しかもダイエット効果も期待できると言うバイオハック・ドリンク。


ギーは癖のないバター
オーガニックショップで手に入ります



ギーと言う不純物を取り除いた澄ましバター(またはグラスフェッド・バター)とココナツオイル(MCT成分)をコーヒーに入れて攪拌して乳化させる、いわゆるバターコーヒーのこと。

珍しもん好きの私は早速試してみる事にした。


ギトギト💧

攪拌器でまぜまぜ


私はどちらも小さじ1杯ほど入れて、温めた豆乳とスパイスも加える(本来はミルクも砂糖も入れない)

混ぜる前はギトギトしてるけど、攪拌器で混ぜるとクリーミーになり、飲み心地は意外にさっぱりしてて、油の匂いもさほど気にならなくて飲みやすい。

まだ2日飲んだだけなので効果はわからないけど、初めて飲んだ日は1日中お腹が空かなかったからびっくり。もしかしてカロリーが高くて空腹を感じないのがダイエットに繋がるって事なのか。


コーヒースパイス、結構おすすめ

私は毎朝のコーヒーに入れて飲んでいるスパイス(シナモンとウコン)の他に、カルダモン、丁子、ナツメグのパウダーも加え、オリジナルのコーヒースパイスを作ったので、防弾コーヒーに入れて更に効果アップを狙う。

その名も“爆弾コーヒー”(笑)、なんの科学的根拠もありませんが。



朝の楽しみ💙


暫く続けてみて、どんな効果があるのか体感してみるつもり💪

Hさん、教えてくれてありがとう!


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今週は遂に天使が舞い降りてきて、まとまった雪が降った。

と言うのに、スキー場は開く気配全くなし。


道中も真っ白



本当にスキー場閉鎖のまま年末年始を迎えるのだろうか。。。

スキー場がオープンしないとなると、ゲレンデは人口雪崩を起こしてまで整備はしてくれないだろから、ますます危険になる。そんなこと御構いなしでやってくるスキーヤー達はガンガン山に入ると思うから、そうなればまた入山禁止令が出るに決まってる(泣)


通常並みの人出


そうなったらパウダーの日なんて本当に悲惨、指をくわえて見てろって言うの〜😩


ふかふかの新雪

昨日は日曜日、しかも雪の後の晴天日。

スキーを担いで閉鎖中のスキー場に行ってみると、予想通りいるわいるわ営業中並みのスキーヤーの数。道中は山スキーで歩いて登る人達で大混雑、三密状態😅


ひたすら登る・・・


スキーはロックダウンになる直前の3月初めに滑って以来。

スタートは標高1500m、息が上がってなかなか調子が出ない。

みんなに追い越されながらも、黙々と自分のベースで山の上に上がるとサンサンと輝く太陽とモンブランがお出迎え💕

3時間の外出制限があるに関わらず、たくさんの人が気にする様子もなく山頂に向かって登っている。しかし真面目な私たちは一応規則を守って下山。


モンブラン



まだゲレンデ・コンディションも悪いと思って、普段使っていない友人のお下がりのスキーを引っ張り出して履いたら、滑り慣れてなくてバランスを崩し何度も転んで新雪の深みにハマって出られなくなり、もがき苦しむ事に💦

久しぶりの高山で心臓はばくばく、普段使っていない筋肉を駆使し、外出制限があって良かった〜と思いながらほとほと疲れて帰ってきた。


パウダー!!!


今シーズンもスキーを履いてまた雪上に戻ってこれた事は本当に嬉しいけど、
年々シーズン初めが辛くなってきたのは厳しい😭


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今週はドイツのクリスマス・ケーキ “シュトレン”の試作品を作ったり、

アヌシーまでビザの更新に行ったり、

帰りに大きなスーパーに寄って野菜をたくさん買い込んだので、保存食を仕込んだりしてバタバタと過ぎた。


マジパン入りシュトレン


街は雪が積もって白くなり、クリスマスツリーにもライトも点った。
ホワイトクリスマスの準備は抜群なのに夜街を歩いてる人もいないし、その美しいツリーを楽しむ人もいない😭😭😭


可愛くライトアップ


いつもはスキーヤーで賑わうこの時期にこんなひっそりした雰囲気の街を見るのは初めて。。。


去年のツリーよりちょっと小さい?!


だからと言って、明日からハイ!ロックダウン終わり〜って、突然忙しくなるのも体力的にちょっと恐ろしい気もする。

大きな声では言えないけど、

私はどーかこのまま静かに年が明けます様にと密かに祈っている🙏



とん