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2017年8月31日木曜日

細長かぼちゃと野菜のスープ

山には秋の花達が
この夏私が担当していた仕事が無事終了。

ホテルの宴会場を間借りしてグループに昼食を出していたので、使った食器や用具を一切合切片付け、きれいに掃除して、シーズン中にお世話になったホテルの従業員の人たちとまた来年ね〜と挨拶をかわして帰ってきた。














今週から始まった夏の終わりを告げる山岳マラソン大会で、街中は体脂肪率の低そうなランナー達で溢れかえっていて、レストランやホテルはまだまだ忙しい。

私自身は急に休みが増えたので今度は遊びに忙しい😅







クライミング、ジョギング、そして10月のバカンスに持って行く編み物の構想を練ったり毛糸を探したり、それに何と言っても最近ハマりまくっているギターの練習にと、時間がいくらあっても足りない。









やっぱりかぼちゃ?!



またまた職場の人の畑でできた野菜をもらう機会があり、今回は巨大なズッキーニかと思いきやどうやら細長いかぼちゃらしき野菜をいただいた。











思ったよりも皮が硬く一苦労して中を割り、タネをとって小さく切ってオリーブオイルをふり180度のオーブンで30分焼いてみた。




細長かぼちゃと野菜のスープ

細長かぼちゃ 1個
人参 1本
赤パプリカ 1個
玉ねぎ 小1個
にんにく 2片
生姜 ちょっと
オリーブオイル
白ワイン 100mlくらい
みりん 大1
牛乳
豆乳
生クリーム
塩・胡椒
野菜ブイヨン 1キューブ






ホクホク




野菜は適当な大きさに切っておく。

オーブンで焼いたかぼちゃをスプーンを使って皮からはがしておく。

鍋ににんにくと生姜のみじん切り、オリーブオイルを入れ香りが立ったら、かぼちゃ以外の野菜を炒める。











しんなりしてきたら白ワインを入れ1度沸騰させた後、ひたひたの水とブイヨンを加え蓋をして20分ほど煮る。



美味しさを凝縮するため、なるべく少なめの水で煮る



野菜が柔らかくなったら、かぼちゃ、野菜が隠れる程度の牛乳、みりんを加える。

全体に火が通ったら一旦おろしてハンドブレンダーでつぶす。














滑らかになったら、好きな硬さになるまで豆乳で薄める。

最後に塩・胡椒で味を整え、生クリームを回し入れる。














あんまり期待していなかったかぼちゃは、意外と味があって瓜のような味がしないでもない。
やっぱりズッキーニの親戚だったのかなぁ〜と未だにちょっと謎。











乾燥パプリカとパセリをふる




他の野菜達もスチーブがタダで仕入れてきたきたものばかり、コスパも栄養価も高い。












 体もお財布も大喜び、心温まる野菜スープ。
ごちそうさまでした〜💜





とん












2017年8月26日土曜日

夏のアクティビティ(クライミングとサイクリング)

スイスとフランスを結ぶ電車
夏はイベントが多い上に仕事も忙しいので、なかなか山にいく時間がなくて、気がついたら8月ももう末。

まだ今シーズン1回もクライミングもサイクリングにも行っていなかっただなんて・・・😱











今週初めスチーブと休みが重なり、午後から爽やかな秋晴れ(?)の中スイス国境近くにクライミングに行ってきた。




ベラーの滝






街からスイス方面の電車に乗り、山奥に向かって行くと村とも言えないほど小さな集落がある駅で下車。

そこから山道に入って滝を通りすぎ、川沿いをさらに1時間ほど登っていくと、岩にボルトが打ち付けてあるスポーツクライミング用の壁がある。










目の前に現れた壁には難しそうなマルチピッチのルートばかり。その隣に1つだけスチーブが下調べしていた今シーズン一発目のウォーミングアップにはもってこいの登りやすそうな優しいルートがある。



奥が上級者用で手前が初級者用





私たちは持ってきたおやつを食べてから登攀を開始。











ちょうどよい気温





スチーブがトップを登り始めると意外とホールド(掴むところ)が少ないのか手こずっている様子。

まあまあのペースで2ピッチを登り終えると、変なところにアンカーがあり、よく見渡すとハイキング道の途中に出たみたいだった。










そこからは急勾配でチェーンが設置されているハイキング道を、取付き地点まで歩いて下りてきた。




下りのハイキング道






簡単なルートだったけど登った感もしっかりあって、久しぶりのクライミングは本当に楽しかった。

翌日は案の定、筋肉痛に・・・。














それから今日は同じ方面に今度はサイクリングに行ってきた。




モンテ峠(1461m)




スイス国境の手前でスチーブの友達が夏の間だけ軽食ができるスタンドを出しているというので、そこでランチを食べるのが今日の目的。











街から約18キロ、標高差460mの峠越え。



牛がのんびり草を喰む






今日は午後からかなり気温が上がり、行きの峠手前でバテ気味になってペースダウン。かなり時間がかかって、昼食にありついたのは3時過ぎだった。
















スチーブの友達がやっている峠の茶屋




スチーブにサンドイッチをおごってもらい、今夜スチーブは仕事があるので、帰りは最寄り駅から自転車ごと電車に乗って帰ってきた。













は〜っ、やっぱりはサイクリング最高💜




大好物のパニーニ(ホットサンドイッチ)に嬉しそうな二人😁



自然に囲まれてスポーツで汗をかくのは本当に気持ちいい。
森林浴が心も体も浄化してくれる。





とん


















2017年8月22日火曜日

惣菜三昧(しらすみょうが)

忙しさのピークもなんとなく越したと思った途端に秋の気配。朝晩は冷え込んでフリースが必要なほど。この後、夏の大きなイベントは今月末に行われる山岳マラソンレースを残すのみとなった。


しらすみょうが





ここのところ仕事時間が不規則のため食事時間もバラバラで、何年かぶりに体重が落ちた。



貴重なミョウガ






体が軽くなったのはいいけど、ちょっと体力が落ちた気がしないでもない。















来月の胃カメラと腸の内視鏡検査に向けて、暴飲暴食とお酒をやめて真面目な生活を送っているので胃腸の調子は悪くない。




2週間ほど陰干し







近ごろ家で料理する時間があまりなかったので、ご飯を炊いていつでもササっと食べれる様に、ヒマを見つけては漬物やお惣菜を作っておいた。















きゅうりのQちゃん、キムチ、椎茸昆布、ぬか漬けなど・・・。












そんな折、職場の人の畑で採れた野菜(きゅうり、紫蘇、ミョウガ)をおすそ分けしてもらった。





残り少なくなった糠床



オーガニック野菜は買うと高いので、もらうと本当に嬉しい💜

きゅうりはQちゃんにし、紫蘇とミョウガは春に友人からもらって冷凍しておいたしらすでお惣菜。









しらすみょうが
参照レシピ:https://cookpad.com/recipe/1733838

みょうが 1個
紫蘇の葉 2枚
しらす 好きなだけ
白ごま たっぷり
ごま油 小1
醤油 ほんの少し


みょうがと紫蘇を千切りにし、全て合わせてまぜまぜするだけ。


歯ごたえポリポリ沢庵風




糠床に塩、砂糖、昆布を足して、干し大根を1週間つけておいた沢庵風ぬか漬けも。







野菜もたっぷり取れるし、ご飯がいくらでも入る。
結構いいかも😙







とん





2017年8月17日木曜日

キムチ餃子(ソーセージ肉編)

ローヌ川のほとり
今年の夏はなんだかいつにも増して観光客が多いような気がする。

今週はまたお天気が回復し、山で休暇を過ごすには丁度いい。












しかし、一方で私たち労働者側は目のまわるような忙しさ。
もうこうなると気合いだけで乗り切るしかない。




夏限定カフェ


そんな合間をぬって、スチーブの用事でジュネーブに行ってきた。


ジュネーブは逆にこの時期みんなバカンスに出かけてしまって、街の中はいつもより車も人も少ない。のんびりするにはバブリーな山の観光地を離れ、都会で過ごす方が賢いかもしれない。







今日のジュネーブは30度を超える夏日、それでも木陰に入るとカラッとしてて本当に気持ちがいい。





親子連れの白鳥の母鳥は凶暴なので注意が必要



サクッと用事をやっつけてから、川のほとりのカフェでホームメイドのレモネードとジャスミンティーを買って、デッキチェアに腰掛けた。

レマン湖から地中海に向かって静かに流れていく水をぼんやり眺めていると、時々優雅になにかおこぼれを期待しているのか白鳥や鴨たちが近づいてくる。












ここのところ仕事が忙しく、日頃の疲れを引きずっていた私達は、その心地いい椅子に一旦座ったら2度と立ち上がれなくなり、どれくらいの時間居ただろう・・・。




餃子の皮 4.20フラン、
やっぱりスイスはなんでも高い




途中で韓国食材店に寄り冷凍餃子の皮を買ってから、次の日も仕事があるので早めに家に帰った。

今夜は肉屋さんで香辛料や塩で味が付いているソーセージ用の豚ミンチ肉を使って簡単餃子。
















キムチ餃子(ソーセージ肉編)約25個分

ソーセージ用の豚ミンチ 250g
自家製キムチ 適量
ポロネギ 5センチくらいをみじん切り
ごま油 大1
鶏ガラスープの素 小1/2
醤油 小1/2
胡椒 少々
片栗粉 小1















材料を全てボールに入れ、お箸でぐるぐるかき混ぜる。

これを手で揉んで粘りを出してしまうと、焼いた時に肉が固い団子状態になってしまうと姉から教えてもらった。











もやしサラダと



あとは皮に包みフライパンで焼くだけ。


















肉にしっかり味が付いているので食感はやっぱりソーセージっぽいけど、キムチとポロネギのジューシーさがそれをうまくカバー。














25個作って、二人でぺろっとたいらげた。




濃厚だけどしつこくない美味しさ







デザートにはスイスに行くといつも買ってくるグリュイエールのダブルクリームとメレンゲ。













バリバリ崩しながら食べる






カロリー倍で罪悪感も倍だけど、これだけはそれをも許せてしまうほど格別💜














8月に入ってからまだ全然ハイキングにもクライミングにも行っていない。夏しかできないことがいっぱいあるけど、働けるうちが華か〜😂

でも忙しいのも今月いっぱい、9月に入れば一段落。
ラストスパート!




とん















2017年8月13日日曜日

ピリ辛きゅうりのQちゃん*改訂版(ブックフェア2017)

ブックフェア2017
スチーブが5年前に書いたスキーアドベンチャーの本『Snow Tales and Powder Trails』(英語版)

出版した当初は本人もマーケティング活動に勤しんでいたけど、最近ではすっかり忘れて、この前部屋を片付けた際に本の在庫が出てきたので、ブックフェアに出店し売ってしまおうということになった。









谷を下りたパッシーと言う街で、山に関する本ばかりを集めた国際山岳書籍見本市(International Salon du Livre de montagne)が今年もこの週末の3日間、開催されている。




会場入口

スチーブは3年前にも1度出店した事があって今回は2回目。

この見本市は(2年以内の)新刊本の発表がメインだけど、インターナショナルと銘打っているので、英語で書かれたスチーブの本は例外的に出店させてもらっている。







入場料5ユーロを支払って、山と本好きの人たちが直接作家の話を聞こうと熱心にやって来る。


作家のブース



英語のスチーブの本に関心のある人は少なかったけど、両隣りに座っている作家のところにはお客さんが結構やってきて、横でその人達のやり取りを聞いたり、作家の人たちとおしゃべりをしたり、なかなか面白かった。











他にも山の写真や絵、古いポストカードやポスター(札幌オリンピックのポスターもあった)なんかも売っていて、見ているだけでも楽しい。









見本市初日、私は仕事の合間をぬって店番に行き、そこで編み物をしたり、会場をうろうろ見て回ったり・・・以前から探していたアルプスの花図鑑(12ユーロ)を見つけ購入した。












3年前は友達が何人か遊びに来て、数冊買っていってくれたけど、今年は宣伝もしなかったので、初日は売上なし。私たちは夜からそれぞれの仕事があったので、夜8時の閉館まで居残れず夕方足早に家に戻った。





ピリ辛きゅうりのQちゃん(改訂版)

参照レシピの初回Qちゃん:http://tomokochamonixfrance.blogspot.fr/2015/05/blog-post_24.html

きゅうり 1本半(日本の細いきゅうりだと4本分くらい)
塩 適量

千切り生姜 ひとかけ分
鷹の爪 適量
刻み昆布 適量
しょっぱくなり過ぎないようによく洗う

タレ
醤油 50cc
みりん 25cc
ブラウンシュガー 小2
酢 小2
ほんだし 小1













きゅうりを皮付きのまま厚めに切り、塩で揉み30分ほど置いたら、流水でよく塩分を洗い流す。

鍋にタレの材料を入れ沸騰させる。

そこへきゅうり、生姜、鷹の爪、刻み昆布を投入し、再沸騰したら火からおろし、そのまま冷ます。
※ここで煮過ぎない様に。











冷めたら一旦きゅうりを取り出す。

タレだけを再び沸騰させ、きゅうりを戻し入れ火を止める。




少し煮詰める感じ




完全に冷めたら瓶にうつして保存。
















夕方シャモニーに戻ってみると、街はこの夏最後のフランスの祭日に向けて、すでに観光客で溢れかえっていた。


私は今週、秋のバカンスの為にとアルバイトを入れたので、その足で出勤。










長い1日を終え夜遅くに家に帰り、バイト先でもらってきた鳥肉と熱々ご飯、それに作っておいたきゅうりのQちゃんで遅い夕食。








これがめちゃ旨い💜

疲れた身体にQーちゃんがいっぱい食べや〜と優しく微笑む(笑)








高山植物の本





明日もまたスチーブは朝からブックフェア、その後仕事。残りの2日間、私は仕事が入っているのでブックフェアにはもう手伝いに行けないのがちょっと残念だけど。















忙しい時はいろんなことが重なりさらに忙しくなる。
でも、何事も楽しむべし!




とん