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2016年6月30日木曜日

バカンス2016(DAY15)

アズレージョ

 早朝の便でポルトガル本土へ。


リスボンから北へ300キロ、ドロウ川と大西洋に面したポートワインであまりにも有名な、ポルトガル第二の都市ポルト。












モダンなフランシスコ・サ・カルネイロ空港



今年のヨーロッパの春は例年よりも寒く、フレンチ・アルプスでは連日山に雪が降ってるという話、マデイラ島でも暑くてタラタラ汗をかくことはなかった。










ホステル





スチーブは暑いのが大好きで、海岸沿いよりきっと内陸部の方が暑いと思うって言ってたけど。

ポルトの空港に降りたつと、霧がかかっていて真っ白、それに結構蒸し暑い。













空港から市バスに乗って旧市街地で降り、予めインターネットで予約しておいたホステルにチェックイン。ここはトイレ・シャワー別、部屋も小さく窓からの景色もなし、朝食も付いてなくて1泊€37、さすがは都会や。




古い建物は多くが空き家


量り売りのピザ屋さん


だけども、ホステルの周りにはシャレたオーガニックカフェやパン屋、イタリアンレストラン、コンビニが立ち並び、観光スポットにも近くてめっちゃ便利。ランチで€8も出せば十分に食べれる。











とりあえずは空港で手に入れた地図を手に街をブラブラ歩いてみる。







お勧めのパン屋さんでアーモンドのお菓子(€1)





通りにでると、いきなり歴史的建造物の宝庫。古くて立派な教会がいくつもあって、その周りをトラムが忙しそうに走っている。
ポルトの歴史地区はユネスコの世界遺産に登録されている。











私の目にすぐに留ったのはタイル(アズレージョ)、あちこちの建物に使われていて絵柄もさまざま、古ければ古いほど趣があっていい❤️



午後からは霧も晴れた






狭い建物の間を抜けると、街を一望できる見晴らしのいいところにでた。











突然ひらけた眼下には、どこまでも続くオレンジ色の屋根・屋根・屋根、青空とのコントラストが色鮮やかで、思わずうわ〜っと歓声。

















街をニ分するようにドロウ川が流れ、街のシンボル的存在のドン・ルイス1世橋が架かっている。











まるでタイムスリップしてどこかに入り込んでしまったみたいな雰囲気。






迷路のような石段を下り、広場を通って川沿いに出た。

たくさんの観光客らしき人々が行き交う船を眺めたり、写真を撮ったり、遊歩道は大いににぎわっている。
















あちこちにパラソルを広げたカフェやレストラン、小規模の市場、パントマイムのおじさん、お土産屋さん、お店の客引きの声やいろんな国の言葉が飛び込んでくる。


川沿いの遊歩道


ポルトガル人テオフィロ・セイリグ設計



さらに橋の下層部を渡ってみる。

この橋はパリのエッフェル塔にどことなく似ていると思ったら、設計者はエッフェルの弟子で1800年の終わりごろにこの橋を設計・建設。2階建て構造になっていて、下は人と車、上は人とトラムが渡ることができる。















川向こうはポートワインの酒蔵が密集していて、ここから船で川を下ってかつてはイギリスに大量に輸出されていたらしい。一番の老舗は1638年創業のKOPKE、利酒もできます(有料)。
http://www.sogevinus.com/kopke/?lang=en









帰りは橋の上層部を歩いて渡る。
とにかく高くて足がすくみそう、でもここからのポルトの景色はまるで絵はがきみたいだった。


高さ約400m


あちこちにカトリック教会


夕方はホステル近くのカフェで白のポートワインを飲んでから、また別のカフェで季節のフルーツサラダとパンで軽い夕食をすませ、9時半からのブルースのライブを聴きに行った。


フルーツサラダ(€6.50)















ライブやクラブがあちこちにある



結局ライブが始まったのが10時半ごろ、ローカルバンドのファンキーなブルースを聴きながら、今日は早起きと暑さの中歩き回って疲れていた私は、ほとんど居眠り状態だった。









ミュージシャンの皆さん失礼しました(泣)


古いカセドラル









零時ごろにライブが終ってホステルに向って歩いていると、日中は静かだった通りが若者達で溢れかえっている。








クラブ街





そっか今日は金曜日だった、すっかり曜日の感覚がなくなっていた。










結局寝たのは午前2時、バカンス3週目に突入。
ポルトも人も眠らない・・・



とん


























2016年6月28日火曜日

バカンス2016(DAY14)

今朝はサーフィンができそうなくらい
綺麗な波がたっている


今日は明後日のフライトが朝早いので、フンシャルにもどり1泊する。













小さな村の図書館の前にいた、
丸々太ったトカゲのカップル

村からフンシャル行きのバスは1日朝と午後の2本だけ、バス停はあるけど使われてないし、どこにも時刻表らしきものも貼られていない。


ゲストハウスや他のホテルの人、タクシーの運転手さん、バーの人など、いろんな人に聞いてみるけどみんな言うことがバラバラ。最有力の噂では、午後2時にトンネルの出口付近にバスがくるとのこと。













居心地のよかったゲストハウスの中庭


ゆっくり起きて朝食と朝の散歩をすませ、チェックアウト。お世話になったゲストハウスのみんなにお礼を言ってから、念の為1時間前に村に着いた時にバスを降ろされたトンネルの前まで行ってみる。










バス停といわれているところから海を見下ろす


バスを待っている人もいないし、本当にバスがくるのだろうか心配になってくる。


2時になってもバスは来ず、その代わりバスに乗る親子連れがきて、バス停はもう少し上の高台に2時半に来ると親切に教えてくれた。









聞いた人全員の言うことは何となく間違ってはいなかったけど、誰一人正解はいなかった。でも、こういういい加減でのんびりしたところもマデイラの良さの様に思えた。

ただいま!


2時半になってバスがきて無事乗車、ほっと胸をなでおろす。

バナナ畑、ビーチ、サトウキビ畑、ぶどう畑と来た道をまたバスに揺られて夕方フンシャルに到着。










昭和な雰囲気のお店

今夜は空港行きのバス停に近いところに宿をとって、マデイラ島最後の夜はマデイラ料理を食べることにした。

ポルトガル第3の都市フンシャル













まずは旧市街地の裏通りのバーで、白のマデイラワイン、マデイラチーズとガーリックトーストでアペロ。



コクがあってクリーミーなマデイラチーズ、
甘い白のマデイラワインによくあう



その後家庭的でこじんまりしたレストランで、私は牛肉のピカーダとライス、スチーブは魚のグリルを食べながらマデイラの想い出話に花が咲いた。


超巨大!
これでなんと€1.50(200円くらい)







ホテルへの帰り道、行列のできてるアイスクリーム屋さんでライム・ヨーグルトアイスを食べて、マデイラ食べ納め。












お土産にポンシャ

温暖で山と海があって、人も親切、食べ物も安くて美味しいこんな理想的なところ、老後はマデイラ島に移住したいと本気で思った。






大西洋の真珠マデイラ島、また是非もどってきたい❤️
Muito obrigada e ate a próxima!!!



とん












2016年6月27日月曜日

バカンス2016(DAY13)

今日はいよいよJardin do mar最終日。くもり。





ゲストハウスの中庭にはゲストの為に、いつも木にバナナがぶら下っていて自由に食べれる、小ぶりだけど良く熟れていて甘い。



カレタのヨットハーバー



フルーツとカフェオレで朝食をとっていたら、オーナーがやってきて、『午後から風と雲のようすを見て大丈夫そうだったら、今夜私たちと宿泊客のフランス人カップルの6人で私の伯父のもつヨットで、サンセットクルーズに行きませんか』というお誘いだった。






ひとり35ユーロ。
スチーブは7年前にカナダでヨットで生活していたこともある大のセイリング好き、なので速攻OK、私は船酔いがちょっと心配やったけど、せっかくのチャンスだから行ってみることにした。





日中は最後のJardin do marを名残惜しむようにビーチで、義妹にもらった大人の塗り絵をしたり、ゴロゴロして思いっきりのんびりし、





お昼はゲストハウスのキッチンで、少しでも予算を節約する為に、またトマトソースのパスタを作って食べ、またビーチにもどりゴロゴロと過ごした。















風も雲も少しあるけど、セーリングには問題なさそうだった。







夕方6時前に、車できているフランス人カップルにヨットハーバーのあるCalhetaまで一緒に乗せていってもらい、オーナーカップルはヨットで食べるサンドイッチとビールを用意してくれて、伯父さんのヨットへ。。。












陽気なキャプテン(伯父さん)は、この30フィートの古いヨットで大西洋を数回横断したことがあると自慢話をしてくれた。











みんなでビールで乾杯し、ハーバーを後にした。



スチーブはセイルを張ると大興奮!



沖に出るにつれ風が強くなり、ヨットは波と波の間をぐんぐんと進んでいく。風が冷たくけっこう寒い上に私はちょっと気持ち悪くなってきたので、ビールも食事もほどほどにしておいた。










全員で8人



どんどん小さくなっていく海岸線はほとんどが切り立った崖になっていて、Jardim do marとPaul do marの村も見える。













いよいよ気持ちが悪くなり必死で夕陽をみて気をまぎらわせていたところに、サンセットの時間がやってきた。
と思ったら、あれよあれよという間に西の水平線にぶ厚い雲が発生し、夕陽はあっけなく落ちていった。







でもそのあとの夕焼け空が反射して黄金色に輝く海の美しさは、今でも忘れられない。




キャプテン



ハーバーに帰る頃には街に灯りがともり、船酔いもすっかりましになっていた。












海の上からみるサンセットは格別


村に戻ってから、やっぱり今夜もJoe's Barに寄ってポンシャを飲んでから部屋に帰った。













布団に入って目を瞑るとまだ揺れていたけど、
Jardim do marの最終日にふさわしい想い出深い日となった。




明日はフンシャルに一旦もどる。



とん



















2016年6月26日日曜日

バカンス2016(DAY12)

銛で捕まってしまった魚達
昨日のハイキングで疲れたのか、今朝はかなり遅い時間に目がさめた。


フルーツで朝食をすませ、防波堤を歩いてビーチバーでカフェオレ、パシテシ・デ・ナタとTamarsという丸くてココナッツパウダーがまわりについたデーツ(ナツメヤシ)の小さなお菓子を食べた。







これが美味しくて(1個80セント)、残りの数日間は毎日通い買って食べた。写真を撮り忘れたのが残念!




今日は風が強くて波が高い、防波堤にぶつかって地響きとともに水しぶきが上がる。













やっぱり私はお刺身で食べたい❤️



こんなしけた海にウエットスーツを着て素潜りしている人が数人。

収穫があったみたいなので近づいてみると、タコが1匹と魚が数匹。
タコはレストランでも市場でも高級品。









高波注意!



ゲストハウスでホットサンドイッチを作って食べてから、西隣の街Calheta「カレタ」のビーチに行ってみることにした。











この村にはバスが1日2本しか来ないので、しかたなく村の出口付近でヒッチハイク。そしたらすぐに本土からきたポルトガル人のカップルが停まってくれて、10分走ってビーチの目の前でおろしてくれた。


ビーチの前は高級ホテルがあるだけ


Calhetaのビーチは人口砂浜のビーチ。サハラ砂漠から黄色い砂を持ち込んだお陰で、一緒にサソリまで連れてきてしまったらしい(汗)











ブイで囲まれたビーチは静かで波もなく、この旅初泳ぎ。でも水はやっぱり冷たくって、なんとか時間をかけて水に入ったけど、寒さでそれ以上泳ぐ気になれなかった。











それからラム酒の博物館へ。
地元でたくさん採れるサトウキビが原料。













古い機械を使い未だに古い方式で、村中の人が集まって先週やっと今年の仕込みが終ったところ、新酒が飲めるのはまだ3〜4日後だとか。

マデイラのラム酒はポンシャ作りに欠かせないお酒。
オレンジも蜂蜜も豊富に採れるので、安くて美味しいポンシャが飲めるわけやね。

大きいボトルでも安い、
ほんまに買って帰りたかった・・・




夕方までのんびりしていたせいでビーチからの帰りのバスはもうなくなってしまい、その後のバスは遥か丘の上の街の中心まで行かないとない。


ゲストハウスとよく似た雰囲気




スチーブと話し合ってタクシーで、Paul do marのレストラン(その日に揚がった新鮮な魚が食べれるゲストハウスのオーナーのお兄さんがやっているバー・レストラン)まで行き食事をして、そこからは歩いて帰ることにした。


ビーチの目の前にバーが並んでいる




タクシーの運転手さんが、日中強い陽射しをあびて浜風にさらされると「浜風邪」をひくので気をつけてね、とのことだった。マデイラにきてからスチーブも私もすでに何回も鼻風邪を引いているのはこれだったのか・・・





Paul do marは静かな漁村だけど、村のビーチの突き当たりにあるそのバーはどこから人が集まってくるのか若者たちで大賑わい。


スタッフはみんなスポーツ系イケメンばかり


予約なしで行ったので、まずはバーでキラキラ輝く大西洋を眺めながらビールを飲んでから、おまかせの本日の魚料理を注文。

今朝捕れたばかりの鯛のお腹にハーブを詰めて丸ごと粗塩で包みオーブンで蒸焼きにしたものを、オーナー自らが私たちの目の前でとりわけ、カラフルなつけ合わせと共にいただく。





シャレた演出で、ついつい食べ過ぎてしまう。



超おすすめレストラン、要予約



それに、このバーではサンセットの時間になると太鼓の音楽を流しお知らせしてくれると言う憎い演出まであって、週末はフンシャルからも車を飛ばしてやってくる人気のスポットだというのも納得。















Paul do marのサンセット



お値段はそれなりだったけど、タクシーを飛ばしてきた甲斐があったほど大満足だった。










15年前にこのトンネルで2つの村は繋がった




帰りは消化のために、もちろんビーチは満潮のうえ真っ暗で歩けないので、1.5kmのトンネルを歩いて帰った。















明日はJardin do mar最終日、
人数が揃えばもしかしたらサンセットクルーズに行けるかも知れない。




とん