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2018年4月22日日曜日

プレーン・シフォンケーキ(スキー最終日)

桜が咲き始めたアルプス
毎日晴天続きで本当に気持ちいい。

レスキュー装備や登山用具の入った重いバックパック、分厚いスキーウエアから解放されて身軽でスキーにいける4月。
















毎シーズン何げなく滑っているけど、必ずシーズンの終わりに何か“気付き”のようなものがあって、ほんのちょっとだけ上達するのが常だったのに、今シーズンは調子が上がらないまま終わりそうだった。





お弁当持参






だからなおさら、このまま終わるのはなんとなく納得できない気持ちが私を毎日山へ押しやっていたのかも知れない。














グサグサ雪の上を数本滑ると汗が流れる。





最高〜‼︎





スキーってすごい運動量やったんや〜って、いまさら思う。ご褒美のビール、持ってきたお弁当やおやつでのんびりと楽しみながら・・・。

















昨日は連ちゃんスキー6日目にしてなんとなくその“気付き”の手応えがあった!今日はそれをおさらいして今シーズンの滑り納めとすることにした。






オーブンの温度を間違えて膨らまなかったバナナケーキ😭





最近は料理もお菓子もサボっているわけじゃないけど、ブログにするほど目新しいものもなく、スイーツに関しては失敗続き(泣)











卵なし、代替え甘味料、グルテンフリー、植物油使用・・・なるべく体に優しい素材でと思っても、うまく膨らまなかったり、甘さが足りなかったり、風味、食感共にボケたものになってしまったり。




素材には一番気を使いたい





ひどい時にはオーブンの温度を間違え、秤の電池が切れて分量を蔑ろにしたが為に、、、その度に責任をとって自分で食べるハメになって😂😂😂















そんな時は基本に戻ることが大切。
(なかしましほさんのシフォンケーキ:http://www.1101.com/chiffon/






夜スチーブが仕事に出かけた後、ひとり心を落ち着かせ、気持ちを集中させ、レシピ通りに材料をちゃんと量る。


















そしてひとつ一つの工程を丁寧に進め、生地に魂を入れる。

オーブンの温度を確認し投入したら静かに見守る。









するとどうでしょう〜❤️
香り高いふんわりしたプレーンシフォンができあがりました!












やっぱり何事も自分の内面を映し出す鏡だったのか〜と今さら関心(笑)





ちゃんと膨らむと嬉しい






それにしてもプロのレシピはやっぱりすごい、ちゃんと誰にでもうまくできるように考えられている。
(レシピ本を)お金で買う価値はこう言うところにあるんやなと、これにも関心。












ふわふわ❤️







これでなんとなく自分の中でいい区切りができて、次に進めそうな気持ちになった。













卵の香り❤️






ということで明日からしばしこの山を離れ、5月の終わりまで留守にします。
















次回のブログはどんなことが書けるのか自分でも楽しみ。
行ってきま〜す❗️




とん















2018年4月19日木曜日

春スキー2018

パラグライディングの季節も到来
高気圧到来!ここのところ晴天続きで気温もぐんぐん上昇中。

山にはまだたっぷり雪が残ってるけど近郊のスキー場は次々に閉まり、この谷でも3カ所が開いてるだけで、最終日はグランモンテの5月1日。










今日はTシャツで滑れそうなくらい暑くなって、雪崩のリスクも高くなり昼から閉鎖になるコースもあった。



あちこち雪崩れた後


もうパウダースノーもないしガツガツ滑る必要もない。
今年の春はいつもの年と違って女子会スキーツアーや氷河山行はないけど、毎日スキー場にあがって圧雪されたスロープで自分の滑りや筋肉の使い方を再確認しながら総まとめ練習。









そのあとはスキー場のデッキチェアに座って、読書したり音楽を聞いたりしてのんびり過ごすのがここのところ日課になっている。

その昔20代の頃、長野県野沢温泉スキー場で毎年スキーシーズンを過ごし、春のリフトの営業が終わるまで居残って滑っていた時のことを懐かしく思い出す。
だからこのグサグサの春の重たい雪が私は大好き💕









お日様チャージ!





日本では考えられないけど、午後の一番暑くなる時間帯にせっせと日焼けを楽しむのがヨーロッパ流。







来年新しくゴンドラにかけかわる
フレジェールのロープーウエイは乗り納め










私も負けじとシミ・ソバカス製造中(笑)















『ごちそうさま〜』




下山してからスチーブに誘われて最近できたアートギャラリーにもなっているカフェに立ち寄った。















地元のアーティストたちの作品が並ぶ



春スキーの後、いつもならビールといきたいところだけど、悲しいかな最近私はまじめに禁酒を続けていたらアルコールが受けつけない体になってしまい、ココアで乾杯😢









スチーブはすかさずブラウニーをぱくぱく😵



ホームメイドで美味しい




夜はスチーブの友人宅で手巻き寿司パーティー。









普段はフィッシャーマン・セーターで有名なイギリス領ガーンジー島に住んでいてヨットが趣味、冬の間だけこの豪華な持ちアパートに滞在してスキー三昧というなんとも優雅な生活をしている、とても気さくでスポーティーなご夫婦。
初めての手巻き寿司を慣れない手つきで巻きながら食べづらそうにしていたけど、なかなか美味しいって言ってたくさん食べてくれた。







週末には日本からスイス時代のスキー友達が仕事でフランスにきたので、ジュネーブで久しぶりの再会を果たし、スイスにいた頃のスキー談義に花が咲いた。。。






雲ひとつないモンブラン






街では明日から3日間野外ロックコンサートがあって、この週末でイースター休暇が終わるので来週からはどこもぐっと静かになるはず。













この冬も過ぎてみるあっという間。
体力の低下を感じながらスキーもずっとスランプ気味だったけど、滑走日数はいつもの年よりも多く、怪我も事故もなく充実したシーズンだった。

幾つになっても楽しめ、
いつまでも仲間たちと繋がれる、
やっぱりスキーは最高‼️




とん
















2018年4月13日金曜日

編み物2018冬

バラのミトン
風はまだ冷たかったりするけど、すっかり春の雰囲気。山に蕗の薹を採りに行って蕗味噌を作ったり、セーターを洗濯して衣替えをしたり、友達や家族と会うのもこの時期。


















この冬暇はたんまり、でもお小遣いはなく毛糸を買う余裕がなかったけど、それでも残り毛糸でちまちまと編み物を楽しんでいた。






母の誕生日祝いのミトン

2月の母の誕生日にバラの柄が入ったミトンを編んで送った。
(『1〜5玉で編める冬小物』より)

去年メールオーダーで買ったシェットランドウール。
シェットランドウール(Shetland Wool)はスコットランドの北方に位置するシェットランド諸島に生息する羊から取れる毛糸。厳しい自然の中で育つ羊毛は弾力性と耐久性があり、軽くて温か。体の小さい種類の羊なので産毛量が少なく高級で貴重品。最初はちょっとチクチクする感じがあるけど、使っているうちにフエルト化して手に馴染んでくる。






どんどん使い込んでくれると嬉しいなぁ💕








緑の帽子とおそろのヘアバンド

以前私が日本で闘病中にベットの上でせっせと編んでスチーブに贈ったマフラーをリサイクル。このマフラーが20年ぶりに編み物を再開するきっかけとなった。

でも結局スチーブは暑がりでこのマフラーが登場する機会はなく長い間お蔵入りしていた。
(マフラーの写真を撮り忘れたのが心残り)








おそろ〜




ふわふわして繊細な毛糸で解くのに一苦労したけど、三国万里子さんのレシピからちょっとアレンジして、私の帽子とスチーブのヘアバンドに変身。
(『編みものこもの』より)












調整可能なゴム付き

三つ編みヘアバンド

これもシェットランドウールの残り毛糸。インターネットで見かけたヘアバンドにインスパイヤー。いつも美味しい手料理をご馳走してくれる友達にプレゼント。











肩掛けカバン

ヘアバンドをあげた友達から借りた編み物本の中から、究極の残り毛糸を適当に3本づつ合わせてランダムにザクザク編んだカバン。
(『私の手編み服KNIT』より)

















ライナーをつけたらことの外使いやすくって、現在メインバックで活躍中。アクリル毛糸なので汚れても大丈夫。















どんどん編んでいくうちに
楽しくなって
止まらないブリオッシュ編



ブリオッシュ編み(2色編)

これは前に編み友に教えてもらったけどややこしくてめげていたブリオッシュ編み。練習のつもりで編んだけど、もう片方を編むには毛糸が足りなかったので断念。

寒い日のiPhoneカバーになっている。














この冬はストレスもなく本当に優雅に過ごせたと思う。
暇があるとお金がない、お金があると暇がない、まぁこれは永遠に仕方ないか😅😅😅





とん










2018年4月5日木曜日

自家挽きコーヒー(Cafe au lait de soja)

ブラジル産


今週は変なお天気。

気温があがってフェーン風が吹き荒れたと思ったら、その後は必ず雨がふって気温が下がる。













今朝山は雪、街では冷たい雨が降ってたからてっきり寒のかと思ってしっかり着込んで山に上がったら、午後から春みたいに暖かくなり汗をかきながら下りてきた。
なだれ警報も発令中!














腰痛の方は日本で友達がくれた最強鎮痛剤入りの湿布を貼って、ウォーキング&ストレッチを真面目にしていたらメキメキ良くなった。










€8.50(250g)ちょっとお高い
ネーミングが御当地風(笑)





一時期は食欲不振で体重が減って心配していたけど、必死になって食べていたら今度は体重が増えてきて、すぐお腹は空くわ間食も増えるわで、最近ではちょっと戻りすぎな感じになってきた😅















それもあって、ここのところ朝食を抜いてコーヒーだけにして、午前中はお茶かコンブン茶だけにするという生活を試みている。






リサイクルショップで買ったミルも大活躍




もちろんお腹は空いてグ〜グ〜なるけど、これは胃が強く収縮してお腹の掃除をしている音なんだそう。なのでその時には食べず、それがおさまってから(掃除終了後)食事すると胃腸にいいらしい。
















朝のコーヒーは1日のスタートの重要な儀式、それが楽しみで目がさめると言ってもいいくらい。




挽きたて、いい香り〜♪



いつもはスーパーのあらかじめ挽いてあるエスプレッソ用コーヒーをイタリアンモカコーヒーメーカーで淹れて、牛乳の代わりに豆乳を温めてフォームにし、カフェ・オ・レ・ドゥ・ソージャで飲む。











普段からコーヒーは毎朝1杯だけと決めているので、やっぱり美味しいのが飲みたい。





豆乳でフォーム





この前豆が切れたので、昨日近所のカフェで厳選された4種類の中から一番マイルドで飲みやすい豆を選んで買ってきた。















そのカフェは本当に小さいけどコーヒーにこだわりがあって、ホームメイドのアップルパイやシナモンバンがめっちゃ美味しい。




豆乳の方が軽くて美味しい






飲むぶんだけ挽くので新鮮で香ばしく、
その香りで目が覚める。















家から一番近いワイナリーの白ワイン




昨夜はスチーブが休みで、久しぶりに白ワインをあけた。美味しかったけど、ここのところ晩酌の習慣がすっかりなくなっていたので、グラス1杯飲んだだけですぐに酔いがまわった😆

お酒の弱い人のことを英語でlight weightって言うらしい、ボクシングで言う軽量級ってところか。













ポテトグラタン





コーヒーでもワインでも、
プチ幸せは毎日の生活の中で大切なのである💕












とん











2018年4月2日月曜日

芋栗ようかん

氷河スキー
イースター(復活祭)の次の日、月曜日(Easter Monday)は祝日。

冬並みの寒さの中、街はたくさんのスキー客や観光客で賑わっている。ここ数日は変わりやすい天気が続いていて、その合間をぬって運が良ければまだまだパウダースノーが楽しめる。















この冬は暇がたっぷりあったのでがんばって滑っていたけど、ここにきて腰痛が悪化。




時々スーパーで手にはいる日本のに近いさつまいも



一昨日スチーブといつもの氷河に滑りに行った時のこと。

その日の朝は標高3000mあたりまでガスがかかっていたので、スキーヤーも少なく運よく1番のケーブルカーに乗れた。










山頂駅に着くと雲海の上は快晴!






水によくさらす





40センチの新雪の上にはトレース(誰かが滑った後)がなく、途中ガスがかかってルートファインディングが多少難しかったけど、ウハウハのプライベートゲレンデ状態。

本当に美味しかった❤️













下山ルートで氷河の終点からスキーを担いで登るところがあり、ザイルやアイゼンが入った重いバックパックにスキーをつけ、勢いよく担ぎあげた瞬間に腰に電気が走った😱

ここのところ腰痛気味だったので山はいいトレーニングになると思っていたけど、やっぱり甘かった。








その時は大事にはいたらず滑って街まで降りてきたけど夕方になって痛み始め、ストレッチやマッサージをしたけど、変な動きをしたり素早く動こうとするとズキっと痛む。








背筋を伸ばしてないと痛い、でも歩くときは前かがみ、ついにサロンパスも登場(笑)





日本から持ってきた吉野の本葛





腰痛には無縁かとタカをくくっていたけど、いよいよそう言う年回りになってきたんかなと実感。。。じっとしてても筋力が落ちるし、使いすぎると悲鳴をあげるし、さじ加減が難しいお年頃なのだ😅😅😅
















先日友人宅にランチに招いてもらった時に作った手土産。






芋栗ようかん(6cm×15cm型)

(芋餡)
さつまいも 300g
吉野葛 20g
水 100ml
砂糖 100g

(小豆餡)
自家製あんこ 300g
吉野葛 20g
水 100ml

栗適量









さつまいもは厚めに皮をむいて1センチの輪切りにして水にさらす。








水を何度かとりかえ濁りがなくなったら、レンジで柔らかくなるまでチンする。

手早く裏ごしする。

鍋に水を入れ葛を溶かし、さつまいもと砂糖を加え中火にかける。











まとまったら弱火にして白っぽくなるまで練る。



ラップで平す





クッキングシートを敷いた型に入れて冷やす。

小豆餡(砂糖はもう入っているので追加しない)も同じ要領で作り、1時間ほど冷やした芋餡の上にのせて、再び冷やす。










お土産用に端は切り落とす








栗は後で思いついてのせたけど、柔らかい時にのせた方がかっこよい。












スーパーで買える煮栗、そのまま食べても美味しい





羊羹と言うほど固まらず柔ら目だったけど、素材の味が生きてて癖になる美味さしだった。

また作ろうっと💕

















素朴なお菓子が嬉しい!






雲海





イースターはキリスト教徒にとって重要な行事のようで、昨日は義両親にスカイプをしたら義父が嬉しそうに説教をし始めたり、義叔母さんが喜びのメールをくれたりと、スチーブは少しうんざり顔をしていたけど、まぁチョコレートをいくら食べても罪のない日なのでまんざらでもない様子だった(笑)












いよいよ春本番、はよ腰を治して楽しまな!



とん