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2018年6月29日金曜日

アロマ虫除けスプレー(Stefan展覧会)

毎年夏の初めに山に入ると必ずこいつの洗礼を受ける。

ホースフライ(Horse-fly):家畜などの血を吸う、見た目はハエだけど若干体が大きくて細長いアブ。












チクッとした時には時すでに遅し、次の日になると刺された箇所から広範囲にわたって倍くらいに赤く腫れあがり、最低でも1週間はウルトラ級発作型の痒みに悩まされる😱




今年は全然まし、いつもはサリーちゃんの脚になる




今年もハイキング初日にいきなり足首を刺された。その時すぐに刺されたところを爪でぎゅっとつまんで毒素を絞り出しておいたので、例年のようにひどくならなかったのは幸い。。。










いつも刺されてから、虫除け対策忘れてたわ〜と気づくけど後の祭り😢
帰ってからネットで調べて、アロマオイルで虫除けスプレーを作ることにした。





薬局で買える
アロマ虫除けスプレー

ユーカリレモン(Eucalyptus citridora) 10滴
ホホバオイル 5ml
水道水 45ml


※よく振ってから使う、2週間で使い切ること


















他にもエッセンシャルオイルは虫が嫌いな香りのするCitronella、Granium、Lemongrassなども有効で、キャリアオイルにはグレープシード・オイルやアプリコット・カーネルもOK。





森は大好きだけど、虫さされは困る





この他にも刺されてしまったらラベンダー、ティーツリー、ユーカリレモン、ペパーミントなどのアロマオイルをジェルベースに混ぜて、かゆみ止めも作ることができる。
















今週は天気が良く外に出る機会も多かったので、このアロマ虫除けスプレーがさっそく活躍、それからは刺されていない。





Argentirerの公民館






一昨日はスチーブと隣村までサイクリングに出かけた。















その村の公民館で今週、山岳ガイドでアーティストと言う肩書を持ち2015年に41歳の若さで自ら命を絶ったスチーブの友達Stefanが描いた絵の展覧会が開かれていたので、観に行ってきた。











山の絵が多い




ニュージーランドでスイス人の両親の間に生まれ育ち、スポーツ万能、絵や音楽の才能もあって、誰からも愛されるキャラクターで友達も多かった彼だけど、亡くなる数年前から鬱病に悩まされていたらしい。

















亡くなる少し前にスチーブと私は1度Stefanの家でバーベキュー・パーティーに誘われたことがあって、その時彼とも話をしたけど、相変わらず明るくみんなと楽しそうにしていたので、全くそんなこととは気づきもしなかった。











静かな公民館の展示室







没後、Stefanの彼女が彼の絵を本にまとめ展覧会を企画、無料で公開している。














その絵を見ていると彼の心境の変化や苦悩が伝わる作品が数々あった。





私が気に入った絵
どこかに寂しさを感じる・・・







私たちからしたら多才で人柄もいい彼は本当に羨ましい存在だったけど、人は外からは見えない世界を持っていて、理解をするのは難しい。














スチーブはいつも山でシュカという小柄で黒い黄色いくちばしを持つアルプスの鳥が自由に飛び回わっている姿を見ると、山で亡くなった友人達だって言う。




アルプスの鳥シュカ





Stefanも今は全てのことから解放されシュカとなって空を自由に飛んでいるに違いない。

Rest In Peace...




とん







2018年6月26日火曜日

小松菜パン

山つつじが満開!
6月がこんなにいい季節だっただなんて、今まで気づかなかった。

日本は梅雨っていうイメージだし、ここ数年季節の変わり目になると体調を壊したり、就活だったりで余裕がなかったのかもしれない。















人もまだまだ少ないし、空気も澄みきってて、今年は咲く時期が早いのか山に入ると高山植物が満開!




友人の野菜園





もちろん天気が不安定な時期でもあるので、気をつけないと暑いと思って外に出ても太陽が隠れれば急に寒くなったりする。











とれとれ自然農法野菜




今年は自分にプレッシャーをかけず、運の流れるままついて行こうと決めたので、今のところ何事うまくいってるような気がする。。。









小松菜を塩茹で





今週末に迫ったハーフマラソンのトレーニングを6月に入ってから慌てて始め、徐々にペースが上がってきてたところに、先月の旅の疲れもあってか口の中に大きな口内炎ができたと思ったら、次は膀胱炎に・・・と免疫力が急降下。












そういう時は慌てず、散歩やサイクリングでペースダウン😊










マラソン大会は体調や天気はどうであれ、楽しみながらぜひ完走したい。












野菜キットのブロッコリー






最近は友人から瓶で中で作れる野菜キットをもらったり、採れたての野菜の差し入れがあったり、野菜中心の生活💕














一次発酵






ちょうどパンを焼こうと思っていたところに、小松菜を頂いたので入れてみてはどうかと思いついた。














小松菜パン
参照レシピ:https://cookpad.com/recipe/4402054





新たに購入したIKEAの台が大活躍


シリアル入り小麦粉 200g
BIO小麦粉(T65) 50g
小松菜 100g(茹でた後)
豆乳または牛乳 40g
黒糖 20g(大2)
塩 3g
ドライイースト 5g
ぬるま湯 70CC
亜麻仁油(またはオリーブオイル) 小2




姉にもらったケーキ型も大活躍











土のついた新鮮な小松菜を洗って塩茹でし、冷水にさらしよく水気を切って、細かく刻む。

豆乳とブレンダーでペーストにしておく。














二次発酵


小麦粉を合わせ二つのボールに分ける。

1つに塩を入れ混ぜておく。

もう1つに砂糖、ドライイースト、小松菜ペースト、ぬるま湯を入れ混ぜる。









双方を合体させオイルも入れてまとまったら、台の上に出して10分ほど捏ねる。
(野菜の水気が多く捏ねるのが大変だったので、水の量は加減するコト)




なかなかの出来栄え💚







くっつき防止にボールと生地に少し油を塗って、乾燥しないようにして一次発酵へ。(師匠からのアドバイスでオーブンの中にお湯を張ってオンにせず入れるだけ)
















約1時間後、生地が倍に膨らんだらフィンガーテスト。OKならガス抜き→8つ(60g)に小分けにしベンチタイム。(乾燥しないよう濡れ布巾をかけておく、10分)

成形して、今回はバターを塗った型に入れる。










もちもち〜




低温で温めておいたオーブンにまたお湯を張って中に入れ、オーブンのスイッチを切って二次発酵。

30分後に取り出し、オーブンを180度に余熱。







15分余熱した後、オーブンに入れ15分焼く。
(なので二次発酵時間はトータルで45分)

うちのオーブンは奥の方がよく焼けるので、途中で場所を入れ替える。



朝食



焼きあがったら型から出し粗熱をとる。

すぐに食べない分はラップかビニール袋で包む。












アッツアツを食べてみる😋


こんがりと小麦粉の芳ばしい匂い、小松菜のクセのない爽やかな味、それにもちっとした食感、どれをとっても大満足!ただいつもパンを食べつけない私は、どれが美味しいパンなのか知らないってーのもあって、とりあえずパンらしいパンができたので嬉しかった💕









翌日、トーストして食べたけどやっぱり美味しかった😍小松菜をもらった友人にもおすそ分け。











前回からもう4年!またサッカーW杯ロシア大会で世間は盛り上がっている。うちはテレビがないので全くその熱い戦いが伝わってこないけど、その分時間を有効に使えるのでそれはそれでいっか。


ハーフマラソンまで後4日!!!




とん


2018年6月22日金曜日

家族旅行(テンビー編)

南仏旅行から帰ってきて、まだ日本の荷物も散らかったままだったのでとりあえず片付け、1週間のリセット期間を経てお次はイギリスへGO!


テンビーのサウスビーチ



今年は義両親結婚40年、義母75歳、義叔母叔父結婚50年、義叔母70歳とオメデタごとが重なるので、以前から義父が一同にお祝いする企画を温めていて、それがこの5月にウェールズのテンビー(Tenby)というビーチリゾートで両家の親戚が集まって実現することになった。




ノースビーチ




ここは実家からも車で比較的行きやすく、スチーブが子供の頃から家族でよく海水浴に出かけ、子供たちが大きくなった今でも時々義両親二人で休暇を過ごす、お気に入りの場所。






ゴージャスな一軒家





今回は義父が1軒の家を丸ごと貸し切って、なにやら30人近く集まると言う。











義伯母の手料理




中にはまだ私が会った事のない親戚もいて、出発前に家系図をおさらいしてから、お土産にフィンランドと日本のチョコレート、それとフランスのワインを持って出かけた。










クラシックな4階建の家






普段から天気の悪い日が多く夏でも寒いウェールズ、そこで海水浴⁉︎、義父の借りた家は叔父や伯母達も泊まるのですでに満室で、あぶれた私たちは近くのキャンプ場でテント⁈で寝ることになっていた。













自炊でワイワイ






案の定、天気予報はずーっと雨マーク、それに加えイギリスのゴールデンウィークと重なり移動も混雑が見込まれ、行く前からテンションが思いっきり下がっていた😹















リバプール、ライムストリート駅




出だしはいきなり飛行機と電車が大幅に遅れ、夜遅くにリバプールの従兄弟の家で1泊させてもらった。











翌朝は早くに出発して寿司詰め電車に乗り、途中3回も乗り換え、午後3時ごろやっとテンビーに到着。




テンビーの擁壁




テンビーの小さな駅に着くと、予報がはずれて天気がよくって暖かい❗️頑張って遥々やってきた甲斐があった〜、気分が一気に和らぐ。












街の中心にある教会






カラフルにペイントされた可愛い家々をみながら5分も歩くと擁壁が現れ、その中に小さなテンビーの街がある。



















教会を中心にお土産物屋さん、カフェやレストランがたち並び、いかにも観光地といった風情。石畳を下りていくと砂浜のビーチへと続き、沖にはいくつか島が見え、まるでポストカード💕











ウェールズといえば羊、羊といえば毛糸
ここでも手染めのウェールズ産毛糸を購入







連休とあって、通りには音楽を演奏するバスカーやジャグリングをするサーカスの客引き、観光客で賑わっていた。
















老舗のホテル






翌日もお天気が良く、今回のメインイベントでもある昼食会が義両親の想い出のホテルで開かれた。














お話好きの義叔父





義父の進行で会が始まり、叔父のスピーチと続き、








海辺はやっぱりシーフード




3コースのメニューでは、私は前菜にトマトスープとメインにお魚をチョイス。













食後のプディングはイギリスの強烈に甘いトフィ系のお菓子(イギリスではデザートことをプディングと呼ぶ)で、私にはヘビーすぎて全部食べきれなかった。





ホテルのガーデンプール






最後に音楽好きの義父のはからいでマリンバ奏者が登場し、楽しい雰囲気の中、会を締めくくった。


















マリンバマン


















全く堅苦しくなく終始アットホームで、みんな久しぶりの再会を心からに嬉しく思っている様子だった。












その後、記念撮影をしてからビーチに下りて、大人も子供一緒になってフラフープやボール遊びをして夕方まで楽しんだ。





全員集合‼️






義妹カップルの真新しい大きなテント





結局夜は義妹たちがもってきた大きなテントに入れてもらいぐっすり眠れたので、来る前の心配は取り越し苦労になった。













名物フィッシュ&チップス
これで半人前の量😱




次の日になると半分くらいの親戚が帰っていき、それと入れ代わりに義父の親友が来たりして、夜も家で食事を作って大勢でワイワイと賑やかだった。












新鮮な魚介類






滞在中は、街をそぞろ歩いて魚屋さんでゆで海老を立ち食いしたり、もちろんアイスクリームや名物のフィッシュ&チップスも食べた。













干潮時に船は出港できない





1日は車で義父さんたち兄妹が幼少の頃に夏休みを過ごしたという隣の小さなビーチに出かけた。















波のない静かな日だった・・・



義妹たちはハリきってサーフボードを持ち出し、さざ波に乗ってはしゃいだり、











義弟は砂浜で水路堀りに夢中になったり、



真剣にジグソーパズル

義両親たちはビーチでゴロゴロ、

水路掘り






私は冷たい海に思いきって入ってみたけどあまりの冷たさに浸かるのが精一杯で、速攻向きをかえて砂浜に戻ったり・・・










岩登り



洞窟探検やジョギング、

夜はゲームにジグソーパズルにと、





義父の得意中の得意、ワードスクラブル







とにかくみんな童心に返って、自由にのんびりとそれぞれの休暇を楽しんだみたいで、義父も自分の企画が大成功を収めたことに終始ご満悦だった。














私たちが滞在した1週間のうち珍しく3日間も晴天、夜中に雨が降ったり日中曇ったりした日もあったけど、結局寒い雨の日は最終日だけで、本当にラッキーとしか言いようがなかった。



最終日は雨



この旅行でまた多くの親戚と知り合い、今回来れなかった親戚ともフェイスブックで繋がって、下手な英語でも私のことをみんな快く受け入れてくれたことが何よりも嬉しかった。



夕暮れ時の海岸




それにいつもイギリス(今回はウェールズだけど)に行くと寒くて雨という印象だったのが、天気もよくてこんなええところがあったんや〜とぐぐっと印象が変わった。



帰りはカーデフで乗り換えブリストルへ




この機会を作ってくれた義両親に感謝、そしてこの旅行に招待してくれたスチーブに感謝🤗




どこでも走る(笑)




この1ヶ月半近く、国が違ってもどこへ行っても、みんなに支えられて生きているんだなぁ〜ってことを実感した旅だった。













次回はどの記念日でみんなに再会できるのか、また楽しみ❤️




とん