ヘルシンキ港 |
以前からいつか行ってみたいと思っていた『編み物ワンダーランド✨北欧の国々とバルト三国』の中のひとつ。もちろん初めて足を踏み入れる。
街中にある有料の貸自転車 |
近所に住む編み友からヘルシンキにある毛糸屋さんの事、そこからフェリーで編み物の壁があると言うエストニアの首都タリンに渡った話などを聞いたのがそもそものきっかけ。
来る前には彼女に勧められてヘルシンキが舞台の日本映画『かもめ食堂』(2006年、原作群ようこ)を観たりした。
Iittalaの隣にArabia |
北欧といえば高い物価、治安がよく街が綺麗でおしゃれってイメージ。
実際に行ってみると物価は北欧圏の中でもわりと良心的で、とにかく人々がフレンドリーで親切、どこへ行っても安全で清潔なので女子ひとり旅にはかなりポテンシャルが高い!
Uspenskin大聖堂(ロシア正教会) |
私が行ったのは4月下旬。
それまでヨーロッパ中が春一番の陽気だったのに、着いたその日から天気が崩れはじめ、日中でも気温が8℃ほどにしかならず、持ってきた冬物はフリースとウインドブレーカーだけ。
その他の夏物を全部着込んで、滞在中はヘルシンキの街を乗り物を使わずにせっせと足で歩いて回った。
マーケットプレイスのクラフトの出店 |
宿泊先はこの旅で初めてAirbnb(https://www.airbnb.jp)を利用して、市内に住む独り暮らしの年配の女性Marja(マリア)さんのアパートの一室を予約した。
マリアさんちの1室 |
空港から公共バスで乗り換えなしで30分ほど、街の中心までは歩いて行けるし、周りにスーパーやカフェもある便利なエリア。
マリアさんは私が夜遅くの便で着いたにもかかわらず起きて待っていてくれた。流暢な英語で街の情報も詳しく教えてくれるし、フィンランド人の暮らしぶりも少しは知ることができて、ホームステイ気分を味わえた。
ちなみにマリアさんは郊外にも家を持っていて、そこもAirbnbで貸し出しているらしく、次回はぜひご夫婦でいらっしゃいって。
なんて素敵やの〜それ😍
目が❤️、品数が半端ない毛糸屋さん |
1日目の午前中は寝坊をしてから、マリアさんと朝食(宿泊代に朝食は含まれていないけど、残り物でよかったらと出してくれた)。
ちゃんと部屋に街の地図や観光冊子も用意されていてとても親切。
午後からやっと行動開始。
アパートから海沿いに30分ほど歩くと街の中心ヘルシンキ港にあるマーケットプレイスに到着。
マーケットプレイスで自家製ジャムを売るおばちゃん |
夏には賑わうこの場所も、こんな肌寒い曇り空の日はまだ観光客も出店もまばら。。。
インドネシアからの移民という屋台のかわいいお姉さん |
出店を何件か冷やかして廻り、いい匂いが漂ってくるシーフードの屋台のお姉ちゃんとおしゃべりしたり、みんな気さくに声をかけてくるのでひとり旅でも全然寂しくない。
そこからさらに繁華街へ。
高級大型百貨店Stockmann |
高級ブティックや大型百貨店、有名な鋳物屋さんアラビアやイッタラのお店が軒を連ね、その間をトラムが忙しく行き交う。
ヨーロッパなんだけど北と東の雰囲気が程よくブレンドされ、デザイン王国というだけあってすっきりとスタイリッシュなところは逆に異国情緒が漂いなかなかいい感じ。
ランチはロシア人のお兄さんが一人で やっているスタンドでラップ 飲み物込みで€7と決して安くはない |
今回の旅は予算も少なく、美味しいものはこの後の日本で食べることにして、ヘルシンキではグルメ事は一切忘れて、質素にスタンドのサンドイッチやサラダで軽く済ませた。
あらかじめ下調べしておいたデザイン博物館のそばにある毛糸屋さんへGO。
お店に入るとところ狭しと毛糸があるある。残念ながらフィンランド産の毛糸はなかったけど、トルコやドイツの毛糸が比較的安め、スエーデンのメーカーの上質ウールが種類が豊富な上に発色も綺麗で目移りしまくり!値段もピンキリで何を買っていいのか正直まったく分からず、その日はお店の人とおしゃべりしただけでまた来ますと言ってできてた。
デザイン博物館 |
その帰りにデザイン博物館を観て、『かもめ食堂』にも登場する老舗の本屋さんで編み物の本を物色。欲しい本もあったけど、どれもフィンランド語かスエーデン語で書かれていて泣く泣く断念。
イッタラの鉄鍋、欲しすぎる💕 |
他にも何件か毛糸屋さんを回ってみたけど1件目のお店の品数が一番豊富だったので、決して安くない毛糸、今日1日どの毛糸が欲しいかをよく考えてから明日またいく事にした。
いたるところにムーミンあり |
帰り道、ムーミン・カフェやマリメッコのお店を横目に見ながら、またてくてくとアパートまで歩いて帰った。
アパートに戻るとマリアさんの妹さんが小さな男の子を連れて遊びにきていた。
映画『かもめ食堂』にも登場した本屋さん |
話を聞いてみると、シャイでどことなく東洋人ぽさのある可愛い子はマリアさんの孫で、息子さんのお嫁さんのお父さんがなんと日本人なんだそう。
もう一人の息子さんも大学で中国語を専攻したりと、何かとアジアに縁のある家庭だったので、親日的で居心地がよかったのかもしれない。
Fazerのチョコレートを食べ食べ歩く |
シャワー室にはバスタブの代わりにサウナがあって、しっかりと締め切られ暖房のきいた室内は薄着でも快適で、北欧デザインのインテリアもすごくおしゃれ。
のっけからフィンランドが気に入ってしまった‼️
とん
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