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2019年9月5日木曜日

Rifugio Walter Bonatti(ミラベル・コンフィチュール)

仕事帰りにゴールへチラ見応援
今年の山岳マラソン(UTMB)の1週間は目の回るような忙しさで、レースの雰囲気もほとんど味わえないまま終わってしまった。
















休憩時間にまたチラ見応援、
最終ランナー達の笑顔に元気をもらう









いつも楽しみにしている夏最後のイベントなのに、
寂しすぎる・・・。














先週は頂き物のミラベル(西洋スモモ)で辛うじてジャムを作ったくらいで、仕事で疲れすぎてまたもや何もできず。。。











ミラベルは北東フランス特産で、旬がこの時期たったの6週間だけという稀少なフルーツ。












アルコール度45%のシュナップス







たくさんあったので友達にお裾分けしたりして、痛んでいる部分を取り除き、洗ってスチーブに種を取ってもらって750グラムほどになった。砂糖を7割、家にあったミラベル酒もドボドボと入れてみた。














参考レシピ、Mayuさんのサイトも興味深いので必見:
https://mayu-kitchen.com/blog/?s=mirabelle&submit=Search




ジャムと言うよりはソースっぽい







なんとも言えない甘い香りと程よい酸味で、4〜5瓶の美味しいジャムソースが出来上がった💕

嬉しくて思わず人にあげたくなる。














そして今週の休みは毎年恒例夏の山小屋山行。




フェレ谷




今年はツール・ド・モンブランのイタリア側Val Ferret(フェレ谷)にある人気のボナッティ小屋(Rifugio Walter Bonatti)。


















北イタリア・ベルガモ出身でクールマイユールに移り住んだ有名登山家ヴァルテル・ボナッティ(1930〜2011)にちなんでこの名前が付けられた。












ドロン山は雲の中にドロン〜




ここはトレール・マラソンですでに数回来たことがあるけど泊まるのは初めて。











建てられたのは1998年、山小屋にしては比較的新しくシャワーもあってホテルみたいに快適で、1泊2食付き€55とまぁ納得。

ボナッティ小屋オフィシャルサイト:https://www.rifugiobonatti.it/walter-bonatti/?lang=en







フェレ峠付近、
ホワイトアウトの中をハイカーの荷揚げをする馬に遭遇

がんばって〜



この夏スチーブとやっと休みが重なったのであらかじめ予約しておいたのに、スチーブの休みが急に変更になり2日目に仕事が入ってしまって一旦キャンセル。

出発前に一悶着あったけど、日帰りでもいいから行ってみようと言うことで出発!








車だと家からモンブラントンネルを抜けてほんの30分ほどで山小屋の麓のかなり近いところまで行ける。









ハイシーズンは車の通行規制があるので、途中で車を駐車しバスに乗り換え、谷のドン突き(Arnuva)まで行ってそこからハイキング開始。










フランス側は雨の予報で心配したけど、イタリア側に抜けたら案の定晴れていた。
いつもモンブラン山脈を挟んで天気が違うのがおもしろい。





ヤナギランと氷河






まずはフェレ峠(2537m)に向かって登り始めたら、ビーズ(北風)が強くなってきて、途中であっという間にガスがかかりホワイトアウト。

仕方なくエレナ小屋でココア休憩。















待っていても晴れそうにないので、諦めてボナッティ小屋に向かうことにした。





もうちょっとでボナッティ小屋



一旦バス停まで引き返し、そこから300mの登り。
9月に入ってハイカーも減って歩きやすく、ハイキング道の両脇にはブルーベリーが鈴なり💕











氷河を頂いた4000m級の山々を眺めながらのハイキングは本当に気持ち良かった。





モンブランの夕焼け






日も短くなり、風の匂いや雲の形、黄金色の夕焼けやがすっかり秋モード、夏は本当に終わってしまったんやなぁ〜。















ボナッティ小屋(2,056m)に着いたのが午後7時前。




ボナッティ小屋内部




すでに夕食が始まっていて満員の食堂は大忙しだったのに宿の人は快く対応してくれて、多分私たちがドタキャンしたベットなのか運よく2人分空いていて、すぐに私達の食事も用意してくれた。














前菜のサラダとレンズ豆のスープ






見知らぬハイカー達と肩を寄せ合い取り分けて食べる夕食は山小屋ならでわ。食事の後、暖かいお酒を飲みながら、地図を広げたり、ヴァルテル・ボナッティの書いた本を借りて読んだりして山の夜を過ごした。













プンチというホットアルコールドリンク




10時には消灯。

結局いびきや歯ぎしり、夜中にトイレに行く人、それにまた私は小指を何者かに刺され(多分南京虫😭)ほとんど眠れなかった。

朝6時起床。
朝食後モンブランに差すご来光を眺めてから、下山開始。










もう少しのんびりしてたかったけど、夜スチーブは仕事だし、私も仕事疲れと寝不足で朝10時にはもう家に戻って来た😊




モンブランの朝焼け



ツール・ド・モンブラン気分をちょびっと味わえ、素敵な夕焼けと朝焼けも拝め、諦めかけていた今年の山小屋山行が実現したのはまさにミラクルビーム❗️



今週からはもう少し仕事も暇になるだろうし、ブルーベリー摘みにも出かけたい。
アルプスはこれからが秋本番❤️




とん














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