Translate

2018年10月3日水曜日

山岳プチマラソン(P'tit TAR 2018)

いつものイタ飯屋さんの絶品イイダコのフリット
バルト旅行後、Kちゃんはここでブルーベリー摘みや朝市、20年前に一緒に働いていたYKちゃんも誘ってアオスタ(イタリア)のいつものイタ飯屋さんに行ったり、チーズフォンデュを食べたり、ケーキやパンを焼いたりして、楽しい時間を過ごし無事関空経由で日本に帰っていった。









その次の週はレースコースの下見、ラーメン屋さんのバイト、ギター教室、今月引退する主治医の先生のところに行ったり、バタバタと過ぎていった。



KちゃんとYKちゃん家でフォンデュ



よく考えたらこの2ヶ月バイトに忙しくて大したトレーニングもしてない けど、まぁお掃除の仕事で脚力とスタミナはついたので大丈夫やろ・・・と迎えた9月30日。










順調にきたこの夏最後のマイ・プロジェクト。




スタートの朝



『エギュイルージュ・トレールマラソン(Trail des Aiguilles Rouges http://www.aiguillesrouges.fr)』は、標高差累積4100m、距離54キロ、自然保護地区に指定されているエギュイルージュ三群を走る本格的山岳マラソン。







P'tit TARスタート






地味でエコ、ローカル感たっぷりのこの大会は、コース上に給水所もほとんど用意されてなく、9月末に行われるということもあって天気が悪ければ雪も覚悟の上。毎年コースも距離も若干違うけど、そのワイルドさに変わりはない。











私は2010年(51km)に参加して、雪の中を孤独と戦い半ベソ状態でゴールした、今までで一番辛いレースだったのを覚えている。



出だしから急な登りが続く😭





今回はその大会のおまけレース、P'tit TAR(15km)に参加。短い距離をしっかり走って故障なく距離を伸ばしていこうという目論見。















下見した時の脚の疲れが残っていたり、前日のバイトが忙しかったりしたけど、疲れている意識は全くなかった。



森林限界を抜けた辺り



当日の朝起きたときも気分はよかったし、快便で食欲もあって、もしかしたら年齢別でいいところまで行けるかも知れないなんて甘い考えがよぎったりしていた。












今回スチーブはコーチ兼サポート、カウベルを片手に一緒にきてくれた。


ガレ場にさしかかる





スタートは10時。
天気予報では夕方から嵐になるとのこと。少し風があって気温も低めだけど、マラソンには最高のコンディション。














会場に入ってからスチーブコーチと一緒にウォーミングアップも済ませた。




チェックポイント



おにぎり、Kちゃんにもらったブラックサンダー・チョコレートとえびせん、ゼッケンと一緒にもらったエネルギージェルとゼリー、水700ml、防寒着、手袋、タオルをラン用リュックに詰めて、今回ウォーキング・ポールは持たずにいく。









いつものように最後尾からスタートして、後半でペースに乗れたらいいなぁと思いながら・・・。




後半はひたすらくだり





スタート(Les Houches 標高1018m)して道路をしばらく走り、急な登りに入るとみんな一斉に歩き出した。いつもならゆっくりでも歩かず走るところ、体力温存第一と私も歩くことにした。
ひたすら急な登りが続く。。。偶然前に友達がいて少し雑談😁












結局、Bellevue(1900m)までの細い山道では数珠繋ぎになってほとんど走れず。







森林限界を超えガレ場に差しかかっても、
ペースは全く上がってこないし、まだ息も苦しいまま。

12時のタイムチェックポイントMont Lachat(2115m)を10分前になんとか通過、絶景の景色を眺める余裕もなく下りに入る。






急な足場の悪いところを抜けたところでお腹が空いてきたのか、やばい!胃痛が始まった‼️





ゴール前






6月のモンブラン・クロスの時の悪夢の再来。
 峠で給水ポイントがあるって言ってくせに、水道があるだけで何もないし、誰もおれへんやんか〜。











持っていたおにぎりやチョコを食べてみたけど、ますます胃が気持ち悪くなってペースが落ちてどんどんと抜かれて行った。時間はたっぷりあるし、脚はまだまだ大丈夫なのでゆっくり行こう。。。






コーチと💕



結果、最後まで調子は上がらず、胃痛を抱えたまま3時間55秒でゴール。コーチは私がもっと遅くに戻ってくると思って、駐車場で椅子に座って日光浴をしていて、私のゴールに気がつかなかった😂😂😂












レースが終わってみんな昼食




順位は355人完走中313位、女子の部で136人中111位、50歳代の部で12人中11位。












表彰式




15kmという距離はいわばスピード系なのでみんなハイペース。
私はスロースターターで長い距離を走らないと調子が上がってこないタイプなのでその前に終わってしまった感もあるけど、胃痛があったのでこれ以上長い距離じゃなくて本当によかった。












手作りケーキ




しかし恐るべし50歳代女子、強い!
私は3時間というタイムには自分自身大満足だったけど、順位はほぼドベ。このレースのレベルはいつも高い。しかし、60歳代女子の部を見ると完走者は2人、と言うことは、完走すれば即表彰台と言うことか・・・、よし、これでこれからの目標が定まったような気がする😊











レース後、しばらく芝生で寝転がって休んでいたら、天気予報通り雲行きが怪しくなってきたので家に帰ることにした。それからも胃痛が治る気配もなくシャワーも浴ず横になって、夜まで食欲もないままぐったりしていた。





Kちゃんたちと作ったパン






このレースが終われば小さなシャンパンを開けて夏の終わりを祝うはずだったのにそれも延期。胃薬をもう一度飲んでから布団に入った。













今日のレースを思い出し、最初から最後までしんどいだけのレースだったのになぜか充実感でいっぱいだった。スタートラインに再び戻ってこれた喜び、自然の中でウサギになれる感覚、TARはタフさ故に私のお気に入りレースでもある。

また来年も走りたいけど、レースの後遺症が年々恐ろしい😹




とん












0 件のコメント:

コメントを投稿