タリンの長距離バスターミナル |
朝早めにホステルを出て中央市場に寄って朝食を買い、長距離バスターミナルに向かった。
今はもう使われていないラトビアとエストニアの国境税関 |
豪華なトイレ付きバスは飲み物サービスも付いて、エストニアの首都タリンまで通常片道(4時間)25ユーロのところ、インターネットの早割りセールでなんと5ユーロだった。
バルト三国はEU加盟国なので、通過はユーロ。
旧市街の中心、ラエコヤ広場 |
三国それぞれに言語が違い、都会では若い人達はたいがい英語を話すので不便はなかったけど、年配の人や田舎では英語は通じなさそうな感じ。
挨拶とか“ありがとう”くらい覚えようとしたけど、こんな短い旅行では何も覚えられず、挫折・・・😭
旧市街 |
リガを出るとすぐにのどかな田園風景が広がり、ベリーが採れそうな森を抜けてバスは走る。曇り空がエストニアとの国境を過ぎたあたりで雨に変わった。
この辺りまでくると雰囲気はもう北欧っぽく、家々もスカンジナビア風。
セーターの壁 |
タリンに着くとやや小雨になってくれて、ホステルに荷物を下ろして旧市街へ。世界文化遺産にも登録されている城壁に囲まれた小さな旧市街は、800年前にタイムスリップしてしまいそうなおとぎの世界。
フェリーでヘルシンキから日帰りで来れるのでグループや個人の観光客でいっぱい。お店もザ・お土産と言ったものが多い。
Maiasmokk タリン最古のカフェ |
ふと入ったお土産屋で英語の上手なかわいいお姉さんに旧市街以外の名所はないかって聞いてみると、郊外に大きな公園があって、その中に宮殿や美術館もあり市民の憩いの場所になっているという。明日の帰りのフライトは夕方なので、時間があるので行ってみることにした。
午後はお決まりのケーキ・タイム!
マジパン細工 |
マジパン細工で有名な1864年創業というお菓子屋さんのカフェはいつもお客さんでいっぱい。
私はアールグレイのミルクティーでラズベリーのロールケーキをKちゃんと半分こした。軽いけどラズベリーの風味が濃厚で、期待通りの美味しさだった。
カフェはセルフサービス |
一通り名所を廻って、夕食に老舗のエストニア料理の食堂に行ってみた。予約をしてなかったので満席で入れず、展望台に行ってからもう1度のぞいてみたけどやっぱり満席で断念。
旧市街 |
カジュアルで入りやすいカフェ |
あちこち歩き回って最後に見つけたタリン発のチェーンカフェ『Reval Cafe』(タリン版のスタバ)に入った。
https://revalcafe.ee/en/
聖オレフ教会 |
閉店間際だったので店のお姉ちゃんは不機嫌で、オーダーストップなので今できるのは鮭のクラムチャウダーとボルシチ、それとポテトのクレープだけ〜って言われたので、素直にそれにした。
ロシア建築、アレキサンダー・ネブスキー大聖堂 |
これがまたどれも絶品で感動もん。それに二人のお腹を満たしてお会計18ユーロ。
ほんまにあり得ない、女子大喜び❤️
人なつこいカモメとタリンの旧市街 |
たまたま居合わせたアメリカ人の観光客も、ここはツアーガイドに教えられて来たけど、ツーリスト相手のお店よりずっとコーヒーもケーキも安くて美味しいって言っていた。どうやらまたもやアタリだったみたい。
ビル門 |
次の日は朝から私たちが大好きなマーケットへ。
ステーキハウスの牛さん |
最近できたというだけあって綺麗でスーパーマーケットもあり、生鮮食料品、衣類、フードコート、リサイクルショップ、骨董品、なんでも揃う日本でいうイオンといった感じ。
私たちはリサイクルショップで時間を費やし、私はケーキ用の大きなお皿を購入(1ユーロ也)
そして、煮干しとししゃもの干物を購入。
全部欲しくなるほど可愛い手袋や靴下 |
その後、トラムに乗って教えてもらった公園へ・・・。
トラムは1回2ユーロ |
手入れのよく行き届いた公園の中をのんびりと歩きながら、宮殿で写真を撮って現代美術館に向かった。
カドリオルク公園 |
そこでお腹が空いたので館内のカフェに入ると、なんとそこもReval Cafeだった。緑に囲まれ静かでまったりとした午後のカフェでついつい長居をしてしまい、空港に向かう時間になった。
カドリオルク宮殿 |
KUMU現代アート美術館 |
それまでサクサクとスケジュールどおり順調にきたのに、最後の最後に私たちのブリュッセル経由の飛行機が延滞。ジュネーブ行きの便への乗り継ぎ時間が1時間しかなくて気をもんだけど、ラッキーにもジュネーブ行きの便も遅れていたので無事搭乗。
結局ジュネーブ到着は少し遅れた程度で、家に帰るリムジンバスも滑り込みで1本早いのに乗れると言う落ちまでついた😂
魚のフライとアジア風ライスヌードル |
エストニアはラトビアに比べ、もっと洗練されていて物価も若干高め、雰囲気もスカンジナビアっぽい。観光客の多いタリンではお店の人たちも愛想がよかった。
みんな働きっぷりはいたって真面目で丁寧、すごく居心地のいい国だった。
洗練された新市街 |
今回行かなかったリトアニアは中世の街並みが美しく、三国の中で最も物価も安いし、あまり観光客に知られていない、また違った一面を持つ。機会があればぜひ行ってみたいし、ラトビア、エストニアも田舎まで足を伸ばしてみたい。
欧州の北と東の交差点、知れば知るほど深い歴史や文化、素晴らしい芸術に惹かれていく魅力溢れるバルト三国。
本当に何もかもがミラクルな時間だった。
Kちゃんありがとう、次はどこ行こか〜!?
とん
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