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2024年7月9日火曜日

ハイキング in France and Switzerland

また1週間が加速気味に過ぎていった💦

今年は7月に入っても不安定な天気だけど、アルプスは比較的涼しくて過ごしやすい。


近所の新しいパン屋さんのホカッチャ

代わって日本では殺人的猛暑らしく、本当に暑中お見舞い申し上ます。

熱中症にはくれぐれも気をつけてください。


バロクシーン駅前


いよいよ夏山シーズンがピークを迎え、街中は観光客で溢れかえり、それと共に仕事も段々と忙しくなってきて、ストレスも若干溜まり気味💧


バロクシーン村


私の右膝の痛みはタイガーバームのお陰もあってか随分とましになり、軽いジョギングも再開❣️

と喜んでいたのも束の間、昨日の朝起きたら今度は右肩に激痛が・・・😱


山ツツジ


原因が分からず、何したっけ?と思い起こしてみる。

その前日に、仕事で利き手(左)ばかりを駆使して左肩が凝り気味なので、右手もたまには使った方が良いかもと思い、りんご3個をおろし金ですり下ろす際に右手でした。

利き手じゃないので全然力が入らず、結構辛かったけど頑張ったのがいけなかったのか・・・心当たりがあるとすればそれくらい😑


自家製のり天スナック

それにしても、私の周りの60歳を過ぎたほとんどの人達が何かしら体の不調を訴えていて、特にスポーツをしている人達は腰痛や肩、膝のトラブルを抱えて悩んでいる。

みんな60歳を過ぎると急に体に変化が現れるって口々に言っている。

50代はごまかしごまかし何とか来れたけど、還暦の壁はどうやら高くて厚そう💦


* * *


今週の休みは申し分ないお天気と、スチーブとまた2日間休みが重なりハイキングにゴー‼️


森林浴


この時期、家から歩いていけるハイキングコースはどこももの凄い数のハイカー達で渋滞しているのは分かっていたので、私たちは車でモンテ峠を越えてスイス方面へ行くことにした。


森林限界付近

フランス最後の村、鉄道駅もあるバロクシーン(Vallorcine 1,264m)に車を駐車し、まずはロリア小屋(Chalet de Loria 2,020m)を目指す。


氷河を頂いた山々


ここまで来るとハイカーもまばらで、のどかなハイジの世界が広がる。

日が昇るにつれ、気温も上がってきた。


白山千鳥


歩き出してしばらくは森の中。

涼しくて気持ちいい、道もよく整備されていて歩きやすい。

道端では可愛い花たちがお出迎え、森林限界辺りから山ツツジがお出まし。

標高2000mでは数えきれない種類の花が咲き乱れ、まさに高山植物のピーク。


何を撮っても絵になる


思わず足を止め、写真を撮りまくる。

いつものことで、横で呆れているスチーブ😂


弁慶草

雪を頂いた山、青い空、緑の絨毯、カラフルな花たち。

どこを撮っても誰が撮っても絵になるとはこのこと。

良いカメラも腕も要らない😊


ロリア小屋


2時間ほどでロリア小屋に到着。

その脇で持ってきたランチを食べた後、山小屋のカフェでティータイム。

私はココアだけ、もちろんスチーブはココアとガトー・ショコラを食べてご満悦😋

いつものことで、横で呆れる私(笑)


みんな山を満喫


腹ごしらえも済み、そこから今度はスイス側にトラバースし、エモッソン・ダムを目指す。


ココアで一息


ここは2011年の夏に私はD国のMちゃんと歩いたことがあり、スチーブは今回初めて。

標高差はさほどないけど、アップダウンのある足場の悪いテクニカルなコース。


山ツツジの絨毯

ところどころにチェーンや手すりがついていて、濡れて滑りやすい箇所もあり、すぐ下は切り立った崖💦

景色に目を奪われていると、残雪あり、岩場ありで結構スリリング。


2匹の雌のブクタン

途中で2匹の雌の山やぎが松の新芽を美味しそうに食べている。

私達が近づいてもなかなか逃げようとしない。

この辺りは山やぎ(ブクタン)の自然保護地区にもなっているので、遠慮しながら通るのは人間の方らしい。


遠くにダム、足場の悪い岩場


ロリア小屋から2時間かかってエモッソンのダム湖(Barrage d'Emosson 1,931m)に到着。

何度も来ているところだけど、そのスケールと迫力にはいつも圧倒される。


エモッソン湖

エメラルドグリーンの湖とモンブラン針峰群の絶景を見ながら休憩。

天気も良いし、交通のアクセスも良いので結構人もいる。


エモッソン・ダム


ここからケーブルカーを乗り継いでスイス側の谷の鉄道駅まで降りることもできる(片道28フラン)。

私も何回か乗ったことのある、ダム建設の資材を運ぶために作られた電車とケーブルカーは今や人気の観光客アトラクションになっている。


バイクヘルメットをかぶった恐竜とモンブラン


スイスの美味しい山の水をボトルに補給して、持参したフラップジャックを食べた。

右肩は相変わらず痛かったけど、膝は思ったより大丈夫そうなので歩いて下ることにした。


こちら側はスイス


石がゴロゴロで急勾配の道を滑らないよう、右膝に負担をかけないよう慎重に下りる。

左手にさっき上をトラバースしてきた崖が現れ、その壁でクライミングをしている人の姿も見える。


めちゃ急💧


右手には深い渓谷に水の音だけが聞こえ、大きかったダムの壁が遠く小さくなる。

アルニカ

途中で滝(Cascade de Barbarin 1.322m)に立ち寄ったところで、ハイキング道がクローズになっている😅

クライミング・ウォール


張り紙を読むと、死んだ森の木々が倒れてくる恐れがある為、特に風の強い日は要注意とある。

マーガレット畑


ここ10数年、この辺りでも森林を病気にする害虫(マツクイムシなど)が大量発生し、被害が相次いでいるらしい。


Cascade de Barbarin 1.322m


それでもここを抜けるしか道がないので、気をつけながら早足で倒れた木々の間を歩き、車まで無事戻ってきた。

まだ日も長く心地の良い気温で、疲れてはいたけどまだ家には帰りたくない気分だった。

クルート・ディナー


絶好のハイキング日和と満開の高山植物で仕事の疲れも吹っ飛んだ、この夏1本目のハイキングだった。

可哀想な木々達😭


膝の不安や肩の痛みもあったけど、まだまだ山を楽しめる体力と健康に感謝しかない。

山があるから健康でいられるのかも知れないなぁ😍

夜7時半ごろ


また今年もそろそろお泊まり山行の計画を立てないと、夏はあっという間に終わってしまう。


色鮮やかなナデシコ


体よ〜、お願いだから頑張ってついてきてね〜🙏


とん

おまけ映像:エモッソンダムでZip-Lineを楽しむ子供




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