Translate

2024年8月29日木曜日

お泊まり山行2024(Pointe d'Orny 3,271m)DAY2

2日目、快晴。

朝から澄み切った空気が気持ちいい。

日の出は6時半ごろ

7時からの朝食前に日の出を拝む🙏

標高2800mは寒いかと思いきや、全然寒くない。

朝食、スイスチーズは絶品❤️

お昼にまたここに戻ってくるので要らない荷物はデポして、8時にポワン・ドルニーに向けて出発。

一緒に泊まっていた人達はもうみんな先に出発してしまって私達はいつも最後💦

毎朝こんなところで朝ごはんを食べたい😍

標識に沿って進んでいくと、見渡す限り岩ばかり。

落石がありませんように🙏と祈りながらモレーンを氷河の奥へと進んでいく。


オルニー小屋が遠くなる

以前は氷河に覆われて容易に行けなかった場所に、今は氷河が溶けて重装備がなくても歩ける道がついている。

こんなところまで歩いて来れるなんて、なんか信じられない。

ここまで来ると植物もほとんど生えていない


歩き始めると空気が薄いのを感じる。

岩がゴロゴロして歩きずらいけど、マーキングもしっかりしてあって、所々に足場やロープも付いている。

Aiguille d'Orny クライミングしている人がいる

さすがはスイス、こんな高所でも整備が行き届いていて安心感がある。

なんでも物価の高いスイス、クオリティーもそれなり。

残雪の池

残雪を渡り、標高がグイグイと上がっていくにつれ、景色がどんどん広がる。

トリオン小屋へ

途中で道を外れてクライミングの取り付き地点に向かう二人組、若い女の子や男の子のグループ、年配のハイカーや犬づれのハイカー、トレールランナー・・・みんなそれぞれのスタイルで山を楽しんでいる。

こんなところにもお花!

足元がますます悪くなり、ロープを伝って山の裏側に出ると広大な氷河が目の前に現れた。

遥か遠くに砂糖の山にかじりつく蟻んこみたいに、ザイルで繋ぎあったグループが氷河を横切っているのが見える。

オートルートのひとつオルニー氷河

プラトー・ドゥ・トリオン(Plateau du Trient)

このプラトーからオルニー氷河とトリオン氷河の二手に分かれて谷に流れ落ちる。

あまりのスケールの大きさにどれくらい広いのか見当もつかない。東京ドームの何倍⁉️とか言ってくれたらピンと来くるのかも(笑)

ロープも数箇所あり

冬は山スキーでシャモニーからこの氷河を滑ってツェルマットに行くオートルートの一部なので、こんな辺鄙なところにも立派な山小屋がある(トリオン小屋 Cabane du Trient 3,170m)。

トリオン小屋は改装されて中はピカピカ(ベッド数90)

そこから今日の目的地ポワン・ドルニー山頂はすぐそこ、100mほどの登り。

トリオン小屋の入り口

ここからはマーキングなしのガラガラの岩場で、石を蹴り落とさないようケルンを頼りに攀じ登ると30分ほどで山頂に着いた。

ケルンが山頂

なんかこの久しぶりの山に登った感が爽快👍

人っこひとりいなくて静か。


あちこちを攀じ登るスチーブ😂

標高3271m、ポワン・ドルニー(Pointe d'Orny)。

やった〜登れたよ、感動‼️

あの山の裏側がシャモニー

小さな岩山なので山頂の標識も何もないけど、登山者達が作ったケルンがいくつも並んでいる。

Pointe d'Orny 3,271m

そこからの景色は息を呑む絶景で、氷河と青空のコントラストが色鮮やか。

スイスの4000m峰の山々、先月行ったエモッソン湖、昨日歩いてきたTMBのバリエーションルート、今登ってきたトレール、全てを見渡せる360度の展望。

Aiguille du Tour 3,542m

何枚か写真を撮って下山。

まだ少し目眩はあるけど、思ったよりも元気。

山頂!

トリオン小屋でココアを飲んでから、また同じ道でオルニー小屋まで戻っていった。

風もなく気持ちいいテラス
スイスのココアはこれまた絶品

1時間半ほどでオルニー小屋に着き、預けておいた荷物をピックアップ。

次回はぜひスキーで来たい

ランチタイムのオルニー小屋は日帰り客で混んでいて、少ない数のスタッフが一生懸命切り盛りしていた。

私たちの注文も1時間かかってやっと出てきた。

犬も登山

ロシティ(スイス名物ジャガイモのガレット)とパン付きのスープを一つづつ注文してシェア。

山小屋の物資は全てヘリで運ぶため料金も山価格。


反対側から見るポワンドルニー山頂


ペットボトル1.5Lの水が10フラン、ランチが31フラン=41フラン

この日のランチは合計で7000円也😱😱😱

ちなみに山小屋の宿泊料金は1泊2食付きで一人79スイスフランだった。

7000円のランチってか〜😅

腹ごしらえも済んで体も十分休めたので、少しタイムロスしてしまったけど、下りはリフトを使って降りることも視野に入れて下山開始。

平日なのに賑わうオルニー小屋

今回はバックパックの重さもさほど気にならず、下りでも膝は全然大丈夫だった。

名もない岩山をたくさんのクライマー達が登っている

それにこんな快晴なのにそんなに暑くもなく湿度もなく本当に快適な気温。

申し分のないハイキング日和。

モレーンを下りる

下山道は延々と続き、一歩間違えば滑落してしまいそうな沢をいくつも越えて、予定よりも時間がかかり、リフト営業終了時間の5時ギリギリに乗り場に到着。

延々と続く下り

スチーブはそこから歩いて下りるって言ったけど、私は帰宅時間が遅くなるのが嫌だったので、無理矢理リフトに乗せて降りてきた。

スリル満点のハイキング道

湖畔で少し休んでから、国道を通って途中でスイスのスーパーCOOPに立ち寄り、午後8時すぎに無事帰宅。

リフト乗り場

今回のお泊まり山行は体調の不安があってギリギリまで迷ったけど、思い切って行って本当に良かった。

リフトから眼下にシャンペ湖が見える

日頃のトレーニングの成果も感じれたし、山でいっぱいエネルギーをチャージできたし、とにかく私がしたかった理想の山行だった。

お疲れさん!

ほんとにほんとにミラクルビームをありがとう、スチーブにも感謝🙏

年に1回と言わず、またお泊まり山行に行きたい‼️


とん

おまけ映像:落石中😱😱😱

2024年8月28日水曜日

お泊まり山行2024(Pointe d'Orny 3,271m)DAY1

冷んやりと空気が冷たい出発の朝。

少し目眩はするけど、行きたい気持ちの方が勝っている。

シャンペのリフト乗り場

いつものことながら予定より1時間遅れて家を出発。

途中でスチーブがパン屋に寄り長蛇の列に待たされて更に30分のロス💧

TBMバリエーション・ルート

行きの車の中ではこのことで口論となり険悪なムードが漂う😅

いつものことやけど(笑)💦

秋の香り

国境を越えてスイスに入り、マルティニから南下し深い谷へと入って行く。

この道をずーっと行くとグラン・サンベルナール峠〜イタリアへと続いている。

ミルティーユ😍

途中で国道を外れ細い道に入り、11時前に小さな湖のある景勝地シャンペ(Champex 標高1,486m)に到着。

ここは冬はスキー、夏はツール・ド・モンブラン(TMB)のルートの1部でもあり、登山やクライミングなどのマウンテンスポーツで人気が高い。

私達も以前に何度か訪れている。

森林限界を越えるといよいよガレ場


今日はここから標高2826mのオルニー小屋を目指す。

標高2100mまで一気にリフトで上がることもできるけど、6時半の山小屋の夕食までに着けばいいので、出発が遅れたとは言え歩いて上がる時間は十分。


マーキングを頼りに登っていく

ブレヤ峠に向かってTMBバリエーション・ルートを暫く行き、山道に入るといきなり急な登り。

山道の入り口が分かりづらいせいか、あんまり天気が良くないせいか、私たち以外は誰も歩いていない。

標高2,000mあたりはガス


細くて急なトレールは前日の雨で木の根っこや岩の段差が滑りやすくなっている。

この道は下りはできることなら歩きたくない💦

1時間も登ると森林限界に出た。


午後には雲が切れてきた

標高2000mまで来ると道の脇にはブルーベリーが鈴なり。

しかも今年のはデカい😍

天空に伸びるトレール

採りたい気持ちを抑えて、ここでランチ休憩。

ペースもまずまず。

岩のトンネルで記念撮影

ここからはひたすらガレ場が続き、マーキングを頼りに標高を上げていく。

体調もまずまず。

岩のトンネル

峠付近は急勾配で手を使って岩を攀じ登るようなところばかり。

登りはいいけど、ここもやっぱり下りは嫌やなぁ💦

3つのトレールが合流

14時、ブレヤ峠(Col de la Breya 2,401m)にでた。

ガスっててあまり景色は良くないけど、その分涼しくて歩きやすい。

私の好きな遅咲きのリンドウ

ここからは暫く緩やかなアップダウンが続き、リフト降り場からの道とぶつかる。

急な斜面に細いトレールがへばりついていて、谷側を除きこむとを目眩でバランスが崩れそうになる。

滑らないよう集中して慎重に歩く。

モレーンへの入り口

いつもスイスの山に来ると思うことだけど、『え〜こんなところ子供も歩くハイキング道なの〜⁉️』って言うくらい洒落にならないところが多い😱😱😱

どこも良く整備されてるけど、自己責任とは言えかなりエグい。

岩にへばりついて咲いている花達

途中2〜3回休憩を挟んでのんびり歩いていたら、標識に書かれた時間よりも全然遅れてるやんか😅

氷河がお目見え!

上から降りてくる日帰りのハイカーやクライマー達とすれ違いながらどんどん谷の奥へと進んでいくと、両脇に氷河に削り取られた切り立った岩山が現れる。

ボルトが打ち付けてあるクライミングルートもある。

オルニー小屋のシンボル

ガスが切れたりかかったりして、もうそろそろ山小屋は近いはずなのに見えてこない。

ところどころ岩の陰に咲いている可愛い高山植物に気を取られる。

癒される〜❤️

オルニー小屋(Cabane d'Orny)

最後のモレーンを登ると霧が切れて氷河が顔を出したと同時に山小屋も見えてきた。

午後5時、オルニー小屋(Cabane d'Orny)に到着。

リフトがあるので日帰り客も多い

ブクタン(山やぎ)の銅像とスイスの国旗が立っている。

チェックインを済ませ、夕食まで時間があったので外のテラスに座っていると、ガスが晴れてオルニー氷河がお出まし。

寝室

下界の喧騒がまるで嘘のような静寂と時々山から流れ落ちる落石の轟音。

ここは正しく私が来たかった地上の別天地。

オルニー氷河

この日の宿泊客は86ベッドあるうちの半分くらいで、家族づれやハイキンググループ、クライマー達がいた。

この辺りはクライミングのメッカでもあり、ガチで難しいルートが多い。

野菜スープ

夕食はドイツ語圏の人達と相席になり、みんな明日登る山の話で盛り上がっていた。

メニューは野菜スープ、パスタ(ミートソース、きのこのクリームソース、ペスト)、デザートにはリンゴのコンポートと至ってシンプル。

私はベジタリアンメニューを注文

Wi-Fiもなく、9時半には眠くなり布団に入った。

それから標高のせいかなかなか寝付けず、窓から差しこんでくる明かりが電灯のように明るいので不思議に思って窓の外を覗いてみると、大きな満月が煌々と輝いていて昼間のように明るい。

Le Portalet 3,344m

普段私のスマホでは月の写真は上手く撮れたためしがないのに、この日は月の光が雪山や氷河に反射してあまりにも明るかったので、綺麗な満月の写真を納めることができた。

月からパワーをもらい、明日はポワン・ドルニーまで登れそうな予感。

グラン・コンバン山の隣に浮き上がる満月

結局夜はあまり眠れなかったけど、ここに居るだけで幸せな気分だった。

明日は頑張るぞ〜、楽しみ‼️


とん


おまけ映像:オルニー小屋からのご来光