2日目、快晴。
朝から澄み切った空気が気持ちいい。
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日の出は6時半ごろ |
7時からの朝食前に日の出を拝む🙏
標高2800mは寒いかと思いきや、全然寒くない。
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朝食、スイスチーズは絶品❤️ |
お昼にまたここに戻ってくるので要らない荷物はデポして、8時にポワン・ドルニーに向けて出発。
一緒に泊まっていた人達はもうみんな先に出発してしまって私達はいつも最後💦
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毎朝こんなところで朝ごはんを食べたい😍 |
標識に沿って進んでいくと、見渡す限り岩ばかり。
落石がありませんように🙏と祈りながらモレーンを氷河の奥へと進んでいく。
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オルニー小屋が遠くなる |
以前は氷河に覆われて容易に行けなかった場所に、今は氷河が溶けて重装備がなくても歩ける道がついている。
こんなところまで歩いて来れるなんて、なんか信じられない。
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ここまで来ると植物もほとんど生えていない |
歩き始めると空気が薄いのを感じる。
岩がゴロゴロして歩きずらいけど、マーキングもしっかりしてあって、所々に足場やロープも付いている。
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Aiguille d'Orny クライミングしている人がいる |
さすがはスイス、こんな高所でも整備が行き届いていて安心感がある。
なんでも物価の高いスイス、クオリティーもそれなり。
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残雪の池 |
残雪を渡り、標高がグイグイと上がっていくにつれ、景色がどんどん広がる。
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トリオン小屋へ |
途中で道を外れてクライミングの取り付き地点に向かう二人組、若い女の子や男の子のグループ、年配のハイカーや犬づれのハイカー、トレールランナー・・・みんなそれぞれのスタイルで山を楽しんでいる。
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こんなところにもお花! |
足元がますます悪くなり、ロープを伝って山の裏側に出ると広大な氷河が目の前に現れた。
遥か遠くに砂糖の山にかじりつく蟻んこみたいに、ザイルで繋ぎあったグループが氷河を横切っているのが見える。
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オートルートのひとつオルニー氷河 |
プラトー・ドゥ・トリオン(Plateau du Trient)
このプラトーからオルニー氷河とトリオン氷河の二手に分かれて谷に流れ落ちる。
あまりのスケールの大きさにどれくらい広いのか見当もつかない。東京ドームの何倍⁉️とか言ってくれたらピンと来くるのかも(笑)
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ロープも数箇所あり |
冬は山スキーでシャモニーからこの氷河を滑ってツェルマットに行くオートルートの一部なので、こんな辺鄙なところにも立派な山小屋がある(トリオン小屋 Cabane du Trient 3,170m)。
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トリオン小屋は改装されて中はピカピカ(ベッド数90)
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そこから今日の目的地ポワン・ドルニー山頂はすぐそこ、100mほどの登り。
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トリオン小屋の入り口 |
ここからはマーキングなしのガラガラの岩場で、石を蹴り落とさないようケルンを頼りに攀じ登ると30分ほどで山頂に着いた。
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ケルンが山頂 |
なんかこの久しぶりの山に登った感が爽快👍
人っこひとりいなくて静か。
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あちこちを攀じ登るスチーブ😂 |
標高3271m、ポワン・ドルニー(Pointe d'Orny)。
やった〜登れたよ、感動‼️
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あの山の裏側がシャモニー |
小さな岩山なので山頂の標識も何もないけど、登山者達が作ったケルンがいくつも並んでいる。
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Pointe d'Orny 3,271m |
そこからの景色は息を呑む絶景で、氷河と青空のコントラストが色鮮やか。
スイスの4000m峰の山々、先月行ったエモッソン湖、昨日歩いてきたTMBのバリエーションルート、今登ってきたトレール、全てを見渡せる360度の展望。
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Aiguille du Tour 3,542m |
何枚か写真を撮って下山。
まだ少し目眩はあるけど、思ったよりも元気。
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山頂! |
トリオン小屋でココアを飲んでから、また同じ道でオルニー小屋まで戻っていった。
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風もなく気持ちいいテラス スイスのココアはこれまた絶品 |
1時間半ほどでオルニー小屋に着き、預けておいた荷物をピックアップ。
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次回はぜひスキーで来たい |
ランチタイムのオルニー小屋は日帰り客で混んでいて、少ない数のスタッフが一生懸命切り盛りしていた。
私たちの注文も1時間かかってやっと出てきた。
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犬も登山 |
ロシティ(スイス名物ジャガイモのガレット)とパン付きのスープを一つづつ注文してシェア。
山小屋の物資は全てヘリで運ぶため料金も山価格。
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反対側から見るポワンドルニー山頂 |
ペットボトル1.5Lの水が10フラン、ランチが31フラン=41フラン
この日のランチは合計で7000円也😱😱😱
ちなみに山小屋の宿泊料金は1泊2食付きで一人79スイスフランだった。
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7000円のランチってか〜😅 |
腹ごしらえも済んで体も十分休めたので、少しタイムロスしてしまったけど、下りはリフトを使って降りることも視野に入れて下山開始。
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平日なのに賑わうオルニー小屋 |
今回はバックパックの重さもさほど気にならず、下りでも膝は全然大丈夫だった。
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名もない岩山をたくさんのクライマー達が登っている |
それにこんな快晴なのにそんなに暑くもなく湿度もなく本当に快適な気温。
申し分のないハイキング日和。
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モレーンを下りる |
下山道は延々と続き、一歩間違えば滑落してしまいそうな沢をいくつも越えて、予定よりも時間がかかり、リフト営業終了時間の5時ギリギリに乗り場に到着。
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延々と続く下り |
スチーブはそこから歩いて下りるって言ったけど、私は帰宅時間が遅くなるのが嫌だったので、無理矢理リフトに乗せて降りてきた。
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スリル満点のハイキング道 |
湖畔で少し休んでから、国道を通って途中でスイスのスーパーCOOPに立ち寄り、午後8時すぎに無事帰宅。
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リフト乗り場 |
今回のお泊まり山行は体調の不安があってギリギリまで迷ったけど、思い切って行って本当に良かった。
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リフトから眼下にシャンペ湖が見える |
日頃のトレーニングの成果も感じれたし、山でいっぱいエネルギーをチャージできたし、とにかく私がしたかった理想の山行だった。
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お疲れさん! |
ほんとにほんとにミラクルビームをありがとう、スチーブにも感謝🙏
年に1回と言わず、またお泊まり山行に行きたい‼️
とん
おまけ映像:落石中😱😱😱
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