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2024年4月21日日曜日

バカンス2024(イギリス義父編)

私は絶対に寒い時期にイギリスに行くのは嫌だって言い続けてたけど、、、。

最近運転免許証を返上して以来、足の自由を奪われすっかり元気がなくなってしまった義父さんを励まそうと、もともとは1月15日の義父さんの誕生日に合わせて会いに来ようと考えていたのが、スチーブの気管支炎が長引き、今になった。

実家のテラス

ありったけの防寒着をバックパックに詰めて準備万端にしていった。

相変わらず変わりやすい天気で、風が刺すように冷たいイギリス😑

数日前の雪

義父に会うのは、去年の5月以来10ヶ月ぶり。


午後のお昼寝タイム

義父さんは以前から良くなかった右肩と腰が、最近痛くて日々の買い物も不自由になってきたらしく、やっぱりちょっと元気がないみたい。


義父さんの家の向かいにある
義父さん大ファンのSir Edward Elgerが
1904-1911の間に住んでいた家


この方
Sir Edward Elger(1857~1934)は
イギリスの作曲家・編曲家・指揮者

今は週1回ソーシャルワーカーのお掃除の人が来てくれるくらいで、自分で食事も作るし、庭の手入れやアンティークもののエアロバイクを漕いだり、頭もクリアでちゃんと自活している。


一緒に昼食

しかし、以前から耳が遠く補聴器をつけていて、電話でのやり取りがだんだん困難になってきた上、手が震えて細かいことをするのが難しい。最近は手が滑って携帯電話を落として壊してしまったらしい😭

庭の花たち

義弟と義妹が時々立ち寄って様子を見てくれているけど、80歳を過ぎた一人暮らしには限界があり、私達も時々スカイプで話はできてもすぐには飛んでいけないので、義父さんもそうそろそろ近くの老人ホームに入居しようかと考え始めていると言う。


腐りかけて危険な庭の階段

それでもいつも英国紳士らしく身なりもちゃんとして、時々名所巡りやクラシック音楽鑑賞のバスツアーに参加したりと、好奇心はまだまだ失っていない。日曜日には教会に足を運び、社交的で友達も多い。

私の母や家族のこともいつも気にかけていてくれて、記憶力抜群で自分のこと然り、他人のことについても感心するほど良く覚えている。


庭の池に遊びにくる鴨のカップル

寒い時期と言うこともあり、今回の滞在はどこにも行かず家で義父さんのペースでのんびり過ごそうと考えていた。


庭の水仙は義母さんへのお供え


義父さんはスチーブと同じで完全な夜型人間😂

宵っぱりで夜遅くまで起きているから朝が遅い。


義父さんのピアノ

義父さんの1日はこんな感じ。。。

10時ごろ起きてきて時間をかけて朝食をとり、ゆっくりと1日が始まる。


息子たちが庭仕事

元気がある日は歩いて買い物に行ったり、散歩に出たりする。

なので昼食は必然的に2時ごろになる。


サンルーム

食後は昼寝タイム。

昼寝から覚めると、庭に出たり新聞を読んだり・・・。


カズンのラティー

夕方からはテレビタイム。

好きなアンティークショーやクイズ番組を観るのが日課。

そんなことをしているうちに小腹が空き、夜9じごろにトーストやスープなどの軽食を取る。


現役のアンティーク置き時計

夜はピアノを弾いたりパソコンに向かったり、またテレビを観たりしていると寝るのが12時を過ぎる。


ほんまに寒いし💦

私達も極力義父さんの生活時間を崩さないよう、それに合わせなければいけなかった。

隣の庭に遊びにきた白鳥のカップル

私はと言うと、夜が苦手な朝方人間でとにかく朝が大好き😍 あの澄んだ空気と小鳥の鳴き声、朝日の昇ってくる瞬間は幸福以外の何ものでもない。

なので私は義父さんに合わせて、自分なりのルーティン・ワークを作ってみた。

義父さんの好きなヨウラクユリ(Fritillaria)


朝は7時ごろ起きてバナナを食べてから、1.5キロほど離れた街までジョギング。

街のカフェでコーヒーとパンで朝食をとりながら、キンドル読書したり編み物したりしてゆっくりして、家に戻るとちょうど義父さんが起きてくる時間になる。


夜の軽食


それからまた編み物をしたり、一緒に庭に出たり、買物や洗濯、昼食の用意の手伝い、昼食が終わって片付けが済む頃にはもう日が暮れる。

夜は私も一緒にテレビを観たり、また編み物したり・・・とそんな平和な毎日だった。


親子対決

義父さんは子供達とワードスクラブルをするのが何よりも楽しみで、スチーブと夜遅くまでよくやっていた(日本で言うところの将棋や囲碁のようなノリ)。

私は昔からゲームや勝負事が大の苦手なので、もっぱら隣で編み物をしながら観客に徹した😅

出発の朝は5時起き

当初は4〜5日の滞在予定だったけど、結局12日間もお世話になった。

義父さんは私達が出発する時には少し涙ぐんで寂しそうだったので、うしろ髪を引かれる思いだった。

Wye川


私の母もそうだけど、次はまたいつ会えるのかと思うと寂しくなるけど、その日までお互いそれぞれのフィールドで頑張るしかない。


親子で食事


親は子供が元気でハッピーでいてくれることが何よりも嬉しいだろうし、私もそれが一番の親孝行だと思うから。

今回は義父さんとじっくりと一緒に過ごすことができた貴重な時間だった。

また来るから元気でいてね〜❤️

次回はもっといい季節に。

とん

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