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2024年7月31日水曜日

パリ五輪2024開幕!

コスモ・ジャズフェスティバルが終わって、7月ももう終わり。


あっつ〜💦やっぱり今年もやって来たヒートウェーブ。


今年は楽しんだコスモジャズ

この夏前半は涼しかったのにジリジリと気温が上がってきて、今週はもっと暑くなるらしい。


* * *


いよいよパリ・オリンピック2024が開幕。


エッフェル塔


夏のオリンピックは種目が多すぎたり時差があったりして、いつもそんなむちゃくちゃ楽しみにしてる訳じゃないのに、今回はリアルタイムで、しかもフランスTVがネットで観れると言うので毎日家でパソコンをつけっぱなしにしていたら、グイグイと引き込まれどっぷりとハマってしまった。

にっぽん!!!


こうなると時間がいくらあっても足りない😅

開会式は4時間ずーっと観てしまったし、休みの日もかじりつき。


知人の誕生日


開会式はフランスらしい一風変わった演出で、フランス人もやったらできるやん的な一生懸命さが伝わってきた(上から目線、笑)。

ラファさま〜❤️


その内容には賛否両論あったけど、自国のことだけでなく国籍、性別、年齢にこだわらないこれからの国際世界の方向性を象徴しているかのようなセレモニーでもあった。


聖火台点火


逆に自由な表現力とのびのびとしたフランスの雰囲気を賞賛する声もあり、パンデミックから生還した人類を祝福するかのようなエネルギーさえ感じた。

TV放送ではフランス人選手を中心に放送するので、あまり観たことないような種目だったり、今回新たに加わった競技もあったりして、これまた興味深い。



TVから『ジャポン!』って言葉が聞こえてくる度に、気になってまた観入ってしまう💦

日本チームも大健闘中で、メダル獲得数で暫定1位から3位の間をうろうろしていて、体の大きな選手の中に混じって全く引けを取っていない。


ココちゃん、金メダル🥇


柔道、水泳、体操、アーチェリー、スケボーなどなど、日本選手の活躍には目を見張るものがある。

フランスの大柄な選手を制し見事に金メダル!


フランスでは漫画や和食などの日本文化の人気が高く、スポーツでは特に柔道が人気で選手層も厚くて強い。

柔道女子52キロ級の阿部詩選手が2回戦でまさかの一本負けをして号泣しながら畳を去った時も、観客がスタンディングオベーションで拍手喝采が鳴り止まなかった。彼女もまたフランスでは有名柔道家のひとりでリスペクトされている。

真逆のメンタリティと文化に不思議と惹かれ合う日本とフランス。


それにしてもフランス側の応援が凄まじすぎて、他所からきた選手達のアウェイ感は計り知れない。


サーフィン会場はタヒチ島


日本だと負けた選手にも敬意を表するけど、ここヨーロッパではサッカーで見るようにフランスも愛国心丸出しで、敵は敵、味方は味方とはっきりし過ぎているのが観ていてちょっと気になってしまうのは私だけ⁉️


ラファ&カルロス・コンビ


それから今回楽しみにしていたのがテニス。

スペインのグランドスラム新旧王者コンビであるラファエル・ナダル&カルロス・アルカラスのダブルスはこのオリンピックでも見どころのひとつ。


満開ゼラニウム


シングルではジョコビッチに敗れたナダル。

今年はローラン・ギャロスで退敗、ウインブルドンは欠場と、左脚の負傷で不調が続いていて今季で引退がささやかれているだけに、なんとかメダルを取って錦を飾って欲しいと切実に願っていたけど・・・、


お疲れ様でした!


開会式では聖火リレーに登場して場を盛り上げ、大勢の人々の期待と声援の中、今夜の準々決勝でアメリカチームに敗れコートを去って行った。。。

彼の直向きなプレーとテニス愛には心から拍手を送りたい👏


* * *


昔なら考えられなかったような凄い技や記録が次々とぬり替えられ、人間はどこまで進化してしまうのだろうか。観ているだけでそのエネルギーがこっちにもビリビリと伝わってくる。

勝っても負けても大丈夫、一瞬一瞬を思いっきり楽しんでほしい。

選手達の清々しい笑顔や涙は本当に美しい💖


朝は涼しい


パリ五輪が終わったらオリンピックロスになりそう😱

アスリート達の磨き上げられた肉体と技、熱い闘いから目が離せない‼️


とん

2024年7月25日木曜日

コスモ・ジャズフェスティバル2024

先週はやたらと1週間が長かった。

と言うのも、右半身痛(膝・腰・肩)がなかなか取れず、眠りも浅かったのでほんとに疲れた💧

最近は暑いのでもっぱら朝一ジョグ


薬の助けは借りたくないけど自分ではマッサージとストレッチくらいしかできないし、思い切って切り札のドラッグ(最強鎮痛剤ドリプラン1g)を2日間飲んだら、週末になってやっとましになってきた。。。


名もない道端の花


それに今週はスチーブも職場でストレスを抱えて帰ってきて、二人してテンションが下がり気味だったので、週末は二人で近くのライブハウスに職場のボスの友人でジャズ・ピアニストの柳原由佳さんのライブに出かけた。


ノンアルビールで

由佳さんは去年ボスの計らいでこのライブハウスでレコーディング・ライブをして以来ここがとても気に入って、再びライブができることになり喜びで大興奮していた。


由佳さんのライブ

自作曲から始まり、ジャズのスタンダードナンバー、サウンド・オブ・ミュージック、仏映画サントラ『シェルブールの雨傘』、ボサノバ『黒いオルフェ』、チックコリアの名曲『スペイン』では電子ピアノとグランドピアノの曲芸弾きを披露。

最初は少し緊張気味だった由佳さんだけど、ひとたびピアノに向かって弾き始めると安定感のあるしっとりとした演奏は、経験と実績を感じさせる職人技。

アドミッションも無料で頑張っているので、私達もぜひ応援したい。


ベジバーガー

久しぶりのライブ音楽を楽しんだ後、帰りにハンバーガーを買って外のベンチで食べて、二人してとても良い気分転換になった。


* * *


今週は毎年恒例、地元のジャズフェスティバルが開催!

『コスモ・ジャズフェスティバル』

https://cosmojazzfestival.com/fr/


涼しい〜


日中は山の上で、夕方は街の特設会場で、行われる全コンサートが無料という太っ腹フェス。

このフェスはフランスでは名の通ったジャズピアニストで音楽プロデューサーのアンドレ・マヌキアン氏のお墨付きで、彼が世界中から選りすぐりの個性的なジャズ系アーティスト達を発掘してくるので、毎回どんな音楽が聴けるのかみんなワクワク。


カフェ・フロリア


このフェスが始まった当初はコンサート数も多く、開催期間も10日間くらいあったのに、コロナ以降はスポンサーや予算の関係もあり年々規模が縮小傾向。

今年は1週間でコンサート数もこじんまりと。


たくさんの人達が会場に向かう

私達も以前はプログラムをチェックしてはせっせとコンサートに出かけていたけど、コロナの時期に入場人数制限をしたり有料になったりして、それ以降すっかり観に行ってなかった。


完全自由席😁


今週はまたスチーブと休みが重なり、天気も良いので久しぶりに行ってみることにした。

場所は冬はスキー場、夏はハイキングが楽しめるフレジェール(標高約1900m)。

モンブランを始め4000m級の山々と氷河が一望できる人気のスポット。


トリオ登場

いつもなら年間スキーパスを買って持っているので、ゴンドラに乗って山に上がるか帰りに乗って下りてくるか出来るところを、今年は買わなかったから往復自力で😅

朝お弁当をバックパックに詰めて、9時半ごろ出発。


手乗りバッタ

街を出て山に向かって歩き始めると、他にもコンサート会場に向かう人がたくさん歩いている。カフェ・フロリアを過ぎ、コンサートに行く人たちと抜きつ抜かれつしながら標高を上げていく。

日差しは強いけど、木陰は風が涼しくて本当に気持ちいい❤️


絶景をバックにコンサート


2時間ほどでコンサート会場に到着。

すでにたくさんの人達が集まっている。


ワンちゃんも暑そう


草原の上に持ってきたブランケットを敷いて場所を確保し、私は始まる前に持ってきたおにぎり、りんご、ポテチ、それからテルモスに詰めてきたいつものスパイス・カフェオレで昼食を済ませた。

ドリュ


今回のコンサートは初のソーラー電池を使ってするらしく、かなりセッティングに手間取っている様子で、開始時間から30分遅れて始まった。

司会のマヌキアン氏がマイクを持って登場すると、会場が一気に湧き上がった。


標高2000m辺りはまだまだ高山植物が楽しめる


本日の出し物は、若い黒人のハーピストSophye Solveau(ソフィ・ソルボウ)とドラム・ベースのトリオ。





最初はハープって聞いてもっと静かな音楽を想像してたけど、ファンキーでグルービー、洗練された個性的なブラックコンテンポラリー・ジャズ。

クラシカルなハープの音色とジャズの融合。


人気の眺望ハイキング道


たっぷりと1時間ほど演奏してくれた上にアンコールも。

彼女のハープ・テクニックも然り、曲も良かったしボーカルも格好良かった。

モンブランと山々の絶景、3人の息のあった演奏、それに不便な場所でのサウンドクルー達もお見事でした👏


あちこちに滝

帰りは行きとは違う道で下山。

バルコニーで夕食


1日中炎天下で過ごし汗もいっぱいかいて疲れたけど、ライブ音楽はやっぱり楽しい😍

山と音楽の持つポジティブなエネルギーは無限。


今日の夕方のライブ

こんな素晴らしい企画、いつまでも続いて街の伝統行事になって欲しいと願う。

コスモ・ジャズフェスティバルに感謝🙇


とん

2024年7月17日水曜日

ハイキング第2弾(Bel Oiseau 2,624m)

7月14日フランス建国記念日が過ぎ、夏本番。

晴れあり曇りあり、ゲリラ豪雨あり。

雲をかぶったモンブラン

週末は街でクライミングWC決勝、イギリスでウインブルドン・テニス男子決勝、ベルリンでサッカー欧州選手権決勝とが重なり、お祭りムードもクライマックス。


前夜はコスパ最高ピザ😍


お陰で私は仕事が忙しくて、右膝と右肩、胆石がチクチクと右半身痛で眠りも浅く、この1週間はめちゃめちゃ辛かった😭


トンネル


痛み止めは飲みたくないので、1日に3回入念なストレッチとアルニカオイルでマッサージ、寝る前にタイガーバームをせっせと塗って凌いでいた。

朝のエモッソン湖


今週の休日は前から山仲間のHちゃんとハイキングに行こうって約束をしていて、こんな体で行けるんかなぁと不安もあったけど、山で一汗かけば気持ちも体もリフレッシュできるに違いないと信じ、リュックサックに荷物を詰めた。


野生のユリ


Hちゃんとは以前に毎年山スキーに行っていたけど、暫くの間日本に帰っていて、今年またこっちに戻ってきたので、一緒に山に行くのは本当に久しぶり。

2023年のジャパウ旅行の際には、新潟の家にお邪魔してHちゃん一家とスチーブとみんなで滑りに行って以来。


放牧の山羊の群れ


彼女は穴場のハイキングやクライミング・ルートを色々と知っていて、いつも私の脚力や体力に合った場所をチョイスして連れていってくれるので、本当に楽しみにしていた。

アネモネ

朝7時に待ち合わせ。

ちょっと寝不足だけど体は元気。


沢を登る

天気予報では午前中は晴れ、午後から気温が上がり雷雨。


午前中は曇り空


Hちゃんの運転する車で国境を越えてスイス側へ。

一歩間違えば崖に転落しそうな細くて急な山道をどんどん上り、先週も行ったエモッソンのダム湖(標高1,931m)の駐車場に車を停めた。


残雪


今日はここからハイキングでベルオワゾー山(2,624m)に登る。

朝早かったので無料の駐車場にはキャンピングカーが数台あるだけで、空気が冷んやりとして静まり返っている。


リンドウ

湖畔の長いトンネルを通り抜け、湖の奥へと歩いていく。


モンブランとエモッソン湖


湖面に映る山々、色とりどりの高山植物、山の斜面から湧き出る水、放牧の山羊たち・・・次から次へと移り変わる景色に目を奪われる。

登山口を右折すると、いきなり細くて急な山道になった。


山頂に続く道



すでにもうここで標高が高いので、息も一気に上がる。

高山植物の花道を抜けると視界が開け、山からの水が集まる沢に出た。


苔ナデシコ


途中で1回おやつ休憩。二人してぺちゃくちゃ話が弾む。

葛折のトレールを登っていくと、北斜面には雪がまだたくさん残っていて所々道を遮ぎ、ケルンを頼りに更に標高を上げていく。


リンドウの群生


眼下のエメラルドブルーの湖が小さくなり、稜線に出ると足場の悪い岩のガレ場が登場。

こんな標高の高い所に紫のリンドウやピンクの苔ナデシコが群生していて、目を楽しませてくれる。思わず写真😅


山頂ケルンとモンブラン


最後は岩をよじ登り、出発してから2時間半でベルオワゾー山頂2,624mに到着。

気持ちいい〜〜〜〜ぃ❤️


登頂!


東側からスイスのローヌ谷〜4000m峰マッターホルン〜グラン・コンバン〜南側はトリオン氷河〜フランス側にルトゥール氷河〜アルジョンティエール氷河〜エギュイ・ベルト山〜そしてモンブランの大パノラマ。


ハイキングを楽しむ家族


先週に引き続き、ここも道中数組のハイカーたちとすれ違ったくらいで本当にピースフル✌️

持ってきたお弁当(昨夜のピザの残り)を食べて、積もる話と素晴らしい景色に小1時間も居座り、下山開始。


山頂からの眺め


大きな段差や急な砂利道をハイキングポールを使って慎重に下る。

途中何度もバランスを崩しながらも痛かった右膝も右肩もほぼ問題なくおりて来れた。

下り1時間半、全行程5時間の山行。


山ツツジと金鳳花


夢中になって歩いていたら、いつの間にか疲れも痛みもどこか行ってしまったみたいで、これぞまさに山のヒーリング・パワー‼️

湖の辺りで少し休憩してからHちゃんちに戻り、お茶を飲んでから帰ってきた。


無事下山


ハイキング中は雲が多く涼しくて歩くにはちょうど良く、天気予報通り午後から急に蒸し暑くなり、夜には激しい雷雨になったので、この日もミラクルビームだった。


弁慶草


家に帰ってからも暫くはハイテンションだったのに、朝早かったからか夕食後は急に眠気に襲われて寝落ちし、次の朝はなかなか起きれなかった💦


エモッソン・ダム


Hちゃんとまた一緒にクライミングやサイクリングに行こうって約束をして、二人で山のYouTubeをやろうかなんて話で盛り上がった😊


3週間ぶりのビール


特にハイシーズンはみんな忙しくてなかなか時間が合わないだけに、一緒に山に行ってくれる仲間はほんとに貴重な存在。

Hちゃん、ありがとう‼️

次回も楽しみにしてるよ〜。



とん