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2025年1月21日火曜日

HAWAII & JAPAN 2024(ダイヤモンドヘッド編)

みんなが帰った後、2人でダイヤモンドヘッドに登りに行った。


クレーター内部に続くトンネル


オワフ島のアイコン的存在ダイヤモンドヘッドは、30万年前の噴火を最後に死火山となり、中心部はクレーターになっていて、1968年からハワイ州の自然公園に指定されている。


入口でQRコードを見せて公園内に入る

外輪の一番見晴らしのよい場所(標高232m)に元々米軍の沿岸警備のための要塞があり、今はそこが展望台になっている。


よく整備されたトレール

2022年からは自然保護の観点から完全予約制をとっていて、1日の入場人数が制限されているので、政府が運営する公式ウェブサイトで一人5ドルほどを支払って時間を予約すればオッケー。

足元が悪いところもあり

開園時間は朝6時から夕方6時までなので、サンライズやサンセットを楽しむこともできる。

有料でオーディオガイド・サービスもあり。


ビューポイント(東側)

私達は暑くなる前に登りたいと思って朝8時に予約。

ホテルを6時半に出発し、1時間ほど歩いて自然公園入口に到着。


展望台に続くトンネル

その日私は朝からまた喉が少しイガイガしてたけど、ダイヤモンドヘッドに登りたい気持ちの方が勝っていたので、あんまり気にはしていなかった。


要塞に続く階段


朝からよく晴れていて風が強かった。

こんな早くからすでにたくさんの人が展望台を目指して歩いている。


頂上近く

トレールはちゃんと整備されていて手すりもついているので、子供から年配者まで迷うことなく登ることができる。

ただトレールを外れて歩くことは禁止されている。


旧米軍の要塞

ビーサンで歩いてる人もいたけど、なるべくなら滑りにくい靴の方が安心。

陽が登れば暑いので、水は十分に持参した方がよい。


展望台に続くトレール


途中ビューポイントあり、トンネルあり、最後は長い階段を登ると朽ちかけの要塞があり、その上が展望台。

ゆっくり歩いても30〜40分あれば着く。


賑わっている展望台

狭い展望台には沢山の人達がひしめき合っていて、素晴らしいオワフ島の景色をみんなそれぞれに楽しんでいる。


ワイキキ側

いろんな青が混ざり合った海、火山が作り出した複雑な形の山々、ワイキキの高層ホテル群、空港から忙しく飛び立っていく飛行機。。。

ここからの眺めは絶景で、ちょっと面倒だけど予約をとってでも来る価値は十分にある。


思わず鳥になりたい😍

さすがはアメリカ、どこに行っても人を楽しませる為のエンタメ力がすごい。

マラソン、トロリーバス観光と並び、この旅のハイライトのひとつになった。


最後の長い階段

公園内にはトイレ、水汲み場、ピクニックテーブルもあり、一旦入ってしまえば制限時間はないので、せっかくならのんびりと過ごすのもありかも。


記念撮影

帰り道はマラソンでもトロリーバスでも走ったダイヤモンドヘッド・ロードに出て、灯台下のワイルドなビーチを歩いて、ワイキキの外れのビーチで持ってきたサンドイッチを食べた。


ダイヤモンドヘッド・ロード

午後になって、私はなんだか熱っぽくなってきたので、スチーブと別れてひとりで部屋に戻った。

ワイルドなビーチ

そしたらやっぱり微熱があって、夕方まで横になった。

この風邪は前から引いてたものなのか新たに引いたものなのか、よく分からないけどなかなかしつこい😂


ダイヤモンドヘッド・ライトハウス


その日の夕食は、私は何かあっさりした物が食べたくて、スチーブはピザが食べたいって言うので、それぞれ個々に済ませることにした。


老朽化で閉鎖された海岸のプール

ホテルの近くに丸亀製麺があり、元気な時は高いハワイでわざわざ食べなくても、もうすぐ日本に行くことだしと思っていたけど、体が弱った時のうどんは涙が出るほどありがたい😭


スチーブ作いつものサンドイッチ

いつも行列ができている丸亀製麺に夜な夜なひとりで並んで、きつねうどんとさつまいもとイカの天ぷらを食べた。

お会計は13ドル17セント、日本円で2000円ほど😅


神秘的なバニヤンツリー

鰹だしと甘いお揚げさんが胃に染み入り、あ〜日本人で良かったと思う瞬間❤️

翌日は熱が38度まで上がり、1日中ベッドで寝るはめに、、、😭



丸亀製麺


その日の夜は私の勧めでスチーブもひとりで丸亀製麺に行ってうどんを食べて、私にお持ち帰りのうどんを買ってきてくれた。

丸亀製麺、スチーブ、ありがとうございます🙇


日本人はやっぱりこれ‼️


旅の終わりに必ず熱を出すと言うジンクスはまだ健在だった😅

うどんのお陰か翌日には熱が下がってくれた。


ハワイで2日間も寝込むことになるとは💦


残すところハワイ滞在も後1日。

心残りのないように、ハワイの景色を目にいっぱい焼きつけて帰ろう。



とん

おまけ映像:ダイヤモンドヘッド展望台



2025年1月19日日曜日

HAWAII & JAPAN 2024(ホノルルマラソン編)

早いもので気がつけばホノルルマラソンからもう1ヶ月以上が経ち、夢の後になりつつある。

食料と水を背負って

結果は無事完走。

しかしタイムは7時間3分31秒という、ロードレース歴代過去最下位の成績(トレールマラソンは除外)。

ゼッケン引渡し会場(コンベンションセンター)

体調が万全でなかった中、完走できたこと自体自分でも信じ難いけど、スチーブと家族のサポートがあったから最後まで頑張れたのは紛れもない事実。


会場には日本語が飛び交う

今回のレースは終始全く調子が上がらず、後半は暑さとの闘いだった。

マラソンのコースマップ


こまめなエネルギー補充で胃痛は免れたけど、後半は歩くことのほうが多く、途中何度も座って休んだし、とにかくしんどいだけで全然楽しめなかったのが正直な感想。


スタート前

最もホノルルマラソンは制限時間がないので、完走率もほぼ100%に近い。

初心者からベテランまで思い思いのスタイルで、美しいハワイの景色楽しみながら汗を流すことに意義のあるお祭りのような大会。


長い1日が始まる(姪撮影)

なので還暦記念にこのレースをチョイスしたことは、大正解だったのではないかと思う。

3万5千人のスタート!

10キロラン&ウォークの参加者は参加賞のTシャツが予めもらえるのに、フルマラソンは完走しないとTシャツもメダルも何ももらえないらしいので、せっかく高い参加料を払ったからには走り切るしかないでしょ〜って、それも良いモチベーションになった😅

ここにも還暦ランナーが😂


* * *


今年の参加者は36,121人(内マラソン23,641人、内全体で日本人は1万人強)と言う、52回の歴史を誇るホノルルマラソン始まって以来の最多参加者数記録を更新。


自家製おにぎり

早朝まだ真っ暗な中、どこからともなくあちらこちらからものすごい数の人々が湧き出てきて、みんなスタートラインに向かって歩いている。

ホノマラ名物ご来光☀️(7時ごろ)

アラモアナ大通りにはフルの人も10キロの人も応援の人もみんなごちゃ混ぜでスタートを待っている。

さすがはハワイ、なんでもあり!こんなカオスなスタート見たことない💦

道に紙コップのゴミ💧

朝5時、暗い空に何発もの花火が打ち上がり、アラモアナ通りを一斉に3万6千のランナー達が圧巻のスタート‼️

とにかくお祭り、楽しむしかない。


虹もエールを送ってくれてるみたいに見えるのが
ハワイ・マジック

アラモアナ大通りを出発しダウンタウンを一回りして、ワイキキの目抜き通りカラカウア通りからワイキキビーチを横目に、カピオラニ公園で10キロラン&ウォークがゴール。

この辺りで少し空が明るくなってくる。

大福餅で自分を鼓舞

フルはここから分かれてダイヤモンドヘッドの登り坂に入る。

登り切ったところで水平線から太陽が登ってきた‼️ 感動の瞬間。

思わず立ち止まって写真タイム。



まだ12キロ辺りだと言うのに既に折り返して戻ってきたトップランナーとすれ違う😱

男子のトップはアフリカ出身のハイレセアシエ選手(2時間11分59秒)。


魔の7キロの直線道路

今度は坂を下り住宅街を抜けて、18キロ辺りから長い長い7キロの直線カラニアナオレ・ハイウェイが始まる。。。


時折見える海に癒される

走っても走っても永遠に続く真っ直ぐの道に心が折れそうになる😭

30分毎くらいに何かを口に入れ、水分をしっかり摂る。

まもなく折り返し地点

沿道にランナー達の応援をするシドニー五輪金メダリストの高橋キューちゃんの姿もあった。

だんだんとペースが落ちてきて、折り返し地点でトイレ休憩。と言っても水分を摂っても摂っても全て汗で出てってしまい体はカラカラ。

ここで9時過ぎ、スタートから既に4時間が経過。


だんだんと気温が上昇


ここからはまた来た長い直線を戻って行く。

気温が上がるにつれモチベーションが下がってくる。。。ゴルフ場の脇を曲がり36キロ辺りまできた。

高級住宅街に差しかかり、住人達が庭からホースを出してランナー達に水をかけてくれるので、意識がもうろうとしていた私もかけてもらい生き返る。

水シャワーがありがたい❤️

そしたらなんと前の方から私を見つけたスチーブが駆け寄ってきた😍

ネット環境もないのに、星の数ほどいるランナーの中から私を見つけ出すスチーブはやっぱり正真正銘のハンターだった(笑)

ここからはスチーブもゴールまで一緒に走ってくれた。


サプライズの再会😱

最後のダイヤモンドヘッドの登りになったところで、正午近くになり暑いし脚は上がらないしで半べそ状態。そんな私に隣で喝を入れてくるスチーブ😅

キラキラ光る海が眼下に広がり、最後の力を振り絞る。

も〜あかん💧

早くゴールしたいような、終わって欲しくないような複雑な気持ちで、最後の2キロがめちゃくちゃ辛かったけど、みんながゴールで待っていると思うと頑張るしかない。


ダイヤモンドヘッドの最後の登り

ゴール手前の沿道でみんなの姿を見つけ、大きな声援に背中を押されながら無事ゴール!


美しすぎるハワイの海

ゴールでTシャツと完走メダルを受け取った後、木陰に座り込んで暫くの間動けずにいた。

それからみんなと合流し、配られていたバナナやドーナツを食べたら気分も落ち着ついた。


ゴール寸前💦

マラソン会場からホテルに歩いて戻り、午後はベッドに横にって暫く放心状態だったけど、夕方になってお風呂に入り、スチーブに夕食を買ってきてもらった。

まさに要介護だった(笑)


ただいま!

スタートやゴールではもっと感激するかと思いきや、終始割と淡々として疲れだけが体に残った私の還暦マラソン・プロジェクトが無事終了。


ゴール!!!

12年ぶりのロングへの復活をこの60歳という節目でどうしても成し遂げたくて、この1年間トレーニングに励んできた。

でも秋になってどんどんと調子が落ちてきて、やっぱりもうロングは無理なのかと半ば諦めもあったけど、なぜか走ることを辞めたいとは一度も思わなかった。

カピオラニ公園

これからの60代はますます健康に気をつけ、何事もチャレンジではなく実験と言うスタンスで、細々とでも走り続けていけたらと思う気持ちがさらに強くなった。

みんなそれぞれに楽しんだホノルルマラソン

このブログを書いていたら、今ごろになって完走した喜びが込み上げてきたかも、、、遅すぎやろ〜😅

これが還暦と言うことか(笑💦)


メダルかぁ〜

姉達も10キロウォークを無事終了し、スチーブは全員のゴールにも立ち会ったそう。

とにかくスチーブをはじめ家族のサポートに感謝、

みんなありがとう🙇