Translate

2018年8月29日水曜日

山小屋2018(Refuge du Nid d'Aigle)

登山列車の終着駅
今年は行きたい所がなかなか決まらなかったけど、数日前にスチーブのアイデアで山小屋Refuge du Nid d'Aigle(ニーデーグル 標高 2,412m)に決定!
















山行道具一式



天気予報では2日間とも快晴、朝晩は気温が下がり冷え込むとのこと。冬仕度を引っ張りだしてきて荷造り開始!










素晴らしい車窓






バイト6週目はこの山行を楽しみに頑張りました💪











朝はゆっくり起きて、おにぎりとおやつ、お茶を用意して昼に家を出発。







車で15分のところにあるベルビュー(Bellevue 1,010m)のケーブルカーで途中まで上がり、そこから登山列車を乗り継いで、終着駅ニーデーグルに2時過ぎに到着。










先に山小屋に寄って要らない荷物をデポしてから、さらに上を目指す。





ビヨナセ(Bionnassay)氷河





ここからテットルース(Tete Rousse  3,200m)氷河〜グーテ(Gouter 3,800m)山稜を越えてモンブラン(Mont Blanc 4,810m)に登る夏のルート。












スチーブは2003年に友達と、私は2007年にガイドと一緒にモンブランに登ったのでその時にここを通っていて、ニーデーグルには3年前にも一緒にハイキングで来たことがある。



モダンな新しいグーテ小屋が見える






今回は高所登山の装備を持たずに来たので、行けるのは氷河の手前まで。そこに山岳警備隊の関所があり、装備が万全でない登山者はその先入山禁止。















途中でお弁当休憩。
突然、山の中腹からブクタン(大角の山ひつじ)の群れが大移動!おぉぉ〜っ、すごい。





ブクタン







火星のような荒々しいガレ場を登って行く途中、たくさんのモンブラン帰りの登山者やグループと行き交ったけど、みんな疲れ切っていてゾンビ状態(笑)














関所がある3,100m付近



モンブランは決して高度な登攀技術のいる山ではないけど、緊張を強いられる長い氷河のアプローチと薄い空気、それにいつも吹いている強い風に、思った以上に体力を奪われるスタミナ勝負の山。












テットルース氷河とテットルース小屋





ヨーロッパ最高峰と言うことで、夏には富士山級の混雑ぶり。










基本的には1泊2日でグーテ小屋に泊まって、朝2時に出発しご来光を拝むのが一般的な登山行程。



Nid d'Aigle小屋




私が登ったのは7月、最高の登山コンディションの中、人生で忘れられない山行となった。










あの当時は体力もパッションもあって、若かったな〜と懐かしくなる💕



夕食の野菜スープ




急な岩場をテットルース氷河の関所まで登って、夕食時間の少し前に宿に戻ってきた。










名物ディオ・ソーセージとクロゼ(四角いパスタ)





夕焼け






食後8時ごろ、夕陽で山が赤く染まりはじめたのでダウンジャケットを着て外に出て、サンセットを待つ。















9時ごろ陽が沈むと急に寒くなった。





日没




それから布団に入り、夜中に星を見ようと起きて外に出てみたけど、満月になりかけの月のせいで、まわりが明るすぎてあんまり見えなかったのがちょっと残念だった😂😂😂











朝焼けと月




次の日は朝食後ゆっくり仕度をして、ベルビュー(Bellevue 1,800m)のケーブルカー乗り場まで歩いて下りることにした。












飲み込まれてしまいそうな氷河






細くて急な道をたくさんのハイカーとすれ違いながら下り、ケーブルカー乗り場でニーデーグルをバックにココアを飲んで、お昼すぎには家に戻った。













最高の登山日和




今年も楽しい山行だった。
天気が良くカラッとしてて気持ちよかったのもあったし、10年前の旧跡を辿れたのが何よりも嬉しかった。












マシュマロ入りココア






過去の頑張った思い出は年をとるにつれて宝物になってゆく。

大切に引き出しにしまっておいて、時折開けては思い出に浸ったりするのもなかなかいいもんだ。











いつかまた4000m級の山に登れる日がくるのかなぁ、な〜んて😄
スチーブ、今年もありがとう!




とん






0 件のコメント:

コメントを投稿