この時期は1日5本が運行のはず・・・ |
旅行2日目。
バスに乗ってザグレブから南へ80km、ボスニア・ヘルツェゴヴィナとの国境にあるユネスコ世界遺産プリトヴィツッエ湖群国立公園へ。
エメラルドグリーンの大小16の湖と92の滝が織りなす幻想的な景観が見れるとあって世界から観光客が詰めかける。
入場券売り場 |
私達が行った日も沢山の観光バスが到着し、入園に1時間以上も待たされた。
待っている間、持ってきたサンドイッチでランチタイム。
着いた時に帰りの切符を買っておこうか迷って、バス停の切符売場のお姉さんに聞いてみると、別に買わなくても大丈夫と言う。その言葉を鵜呑みにしてしまったが為に後でエライ目にあうことに。。。
園内地図 |
こんなに混んでいるのにほんまに大丈夫なんかなぁと一瞬不安がよぎったけど、広い公園内を周るのにどれくらいの時間がかかるのか全く見当がつかなかったので、とりあえず買わずにおいた。
公園内の湖には渡し船が頻繁に走っていて、いくつかのハイキングコースが整備されている。園内は自分たちで自由に散策ができるけど、コース以外は立入禁止となっている。
私たちは比較的空いていた第2ゲートから入って、逆回りのコースを辿る事にした。
ドロマイトとライムストーンが生み出すカルスト地形 |
まずは渡し船で向こう岸に渡り、木の遊歩道を数珠つなぎになって歩き始めると、透き通った池の中に苔のついた木が沈んでいたり、たくさんの鱒が泳いでたり、あちらこちらから小さな滝が流れ出して、それはそれはおとぎ話の世界。
アップダウンの道をぐるりと1周してまた船で第1ゲートがある岸に渡ると、渡し船を待つ人の長蛇の列ができていた。
こんな滝があちこちに |
それからいくつか湖を通り過ぎ、メインの大滝に出た。セルフィーを撮る中国人、小さな子供の家族づれ、カメラを首からかけたアメリカ人やフランス人グループなどなど、国籍を問わずすごい数の観光客。
一通りみて周ったので、最終から2本目の4時半の帰りのバスに乗ろうとバス停に急いだ。
エメラルドブルー |
さっきの切符売場のお姉さんから切符を買おうとしたら、そのバスはもう満席だと言う。だから言わんこっちゃない!最終バスとの間にもう1本臨時バスがあるから、バス会社が違うので直接運転手から切符を買ってくれと言われた。
鱒が名物 |
不安になりながらバスを待っていると、そのうちバス停にはザグレブに戻る人たちで溢れかえってきた。中にはすでに予約切符を持っている人も大勢いて、こんな人数が1台のバスに乗り切れるわけがないと思うとますます不安になってきた。
臨時バスが着き、押し合いへし合いで運転手のところまでいき聞いてみると、切符を持っている人しかダメと言って乗せてくれず、席があると言うのにさっさと出発していってしまった😱
残すは最終バス。。。
1日でかなりの距離を歩いた |
他にザグレブまでの公共交通機関はないし、かと言って最終バスに乗れる保証も全くない。
何としてでも帰りたい人同士が集まって、
近くで待機していたバンの乗合タクシーに交渉し、6人(アメリカ人の年配のカップル、アラブ人の女の子二人連れと私達)でバスの倍近くの料金を払ってザグレブまで行ってもらう事にした。
タクシードライバー曰く、このいい加減な最終バスの茶番劇は日常茶飯事らしい。
乗っている間にも、タクシーの無線には最終バスを逃した人がタクシーを回して欲しいというやりとりが飛び込んできたから事実なんやろう。
途中、国道で警察の白タク検問を受けドキドキさせられ、ザグレブ市内に入ると工事渋滞があったりして結局3時間もかかった。
自然は壮大! |
やっとの思いでザグレブに着き、夕食には飛行機で乗り合わせた親切なザグレブのお姉さんに教えてもらった庶民的クロアチア料理のレストランに行くのを楽しみにしていたのに、生憎の日曜日で店は早くに終わってしまい泣く泣く断念。
大滝 |
結局ホステルのレストランでピザとサラダを2人で分けて夕食にした。
クロアチアは イタリアのお隣りだけあって美味しかった |
本当に長い1日だった。
やっぱり東ヨーロッパ、立派な空港や最新型のバスがあってもインフラ整備はまだまだお粗末で、至るところに落とし穴がいっぱい😂
でも旅にハプニングは付きもの。
これが旅の醍醐味というもので楽しまないとソンなのかもしれない。。。
とん
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