Translate

2020年10月18日日曜日

ヤギのもげちゃん

この前スチーブと散歩に行った時のこと。


ヤギの放牧

このあたりは山が険しく牛の放牧にはあまり向いていないので、もっぱら飼われているのはチーズ用のヤギや羊。雪が降るまでの間牧草地に放牧され、ひと通り草を食べ尽くすとまた草のある場所に移動する。

ロックダウン時の散歩コースでもあった、家から10分くらい登ったところにある山道の入り口の牧草地にも、春先や秋口になると羊飼いに連れられてやってくる。


寒くなったのでキムチを仕込む


普段は人間がヤギの囲いに近づくと、番犬のシープドッグがササッと駆け寄ってきて威嚇するし、それにヤギや羊は臆病なので草をムシャムシャ食べていても、人間の姿を見るとさーっと逃げて行く。

その日の夕方はどんよりした寒い曇り空で、人気もなく番犬もいなくて、子ヤギや子羊が平和そうに草を食んでいた。



最近の夕ご飯1


そのヤギ達の姿があまりにも可愛かったので写真を撮ろうとしたら、1匹のぶち柄のヤギが私に駆け寄ってきた。

こんな人懐っこいヤギって珍しいなぁ〜。

まだ子供だから怖いもの知らずなのかなと思ってカメラを向けたら、なんと!鼻がないではないか⁉️しかも、もげた鼻が口の上にまだくっ付いていてピロピロしている😱😱😱

怖くて思わずカメラを引っ込めてしまった。


もげちゃ〜ん


もう1匹白いヤギが近づいてきたので、その子の方の写真を撮った(前々回のブログに登場)

でもやっぱりその鼻のない子の事が気になり、恐る恐る見てしまうと・・・鼻がごっそりちぎれ落ちていて本当に痛々しい😭😭😭


最近の夕ご飯2


可哀想なので写真は撮らずに帰った。

🐐  🐐  🐐  🐐  🐐

でもそれからもその鼻のもげた子ヤギの事が気になって頭から離れなくなった。

ぶち柄の小さな体に愛らしい黒い瞳、珍しいくらい人懐っこい性格が災い、きっと狼に近づいて鼻を噛みちぎられたに違いない。

なんとか鼻を元に戻す事ってできないのかな・・・。


次の日はピギーと一緒に


私はその鼻のもげた子ヤギに愛情を込めて「もげちゃん」と名前をつけた。

それから次の日も散歩がてらもげちゃんに会いに行った。


もげちゃんの親友のブラン


またその日ももげちゃんが真っ先に私のところに駆け寄ってきた❤️

恐る恐るもげちゃんの鼻をよく見てみると、新しい傷じゃなさそうで、もうすっかり傷口は癒えていて、剥がれてピロピロした鼻もまんざら痛そうでもない。


最近の夕ご飯3


今回はしっかりともげちゃんを写真とビデオに納めた。

どうやら白ヤギ(命名ブラン)とは仲良しで、いっつも2頭でつるんでるみたいで、楽しそうに暮らしているのでホッと安心。


もげちゃんのグループの一員

これからヤギや羊達は草のあるところに移動しながら、雪が降るころにはヤギ舎に帰って行く。今の場所からいつまた移動してしまうか分からないので、会える間に会っておきたいと思って足繁く通っているのである(笑)


四六時中食べている


もげちゃんと私はそんな儚い間柄😊

お鼻はなくとも元気に逞しく生きるもげちゃんにいつも元気をもらう。


秋の夕方


どんよりと急に寒くなる秋の始まりに、ほっこりした出会いのお鼻(話)しでした〜。

今日も会い行こ🐐  🐐  🐐  🐐  🐐



とん










0 件のコメント:

コメントを投稿