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2022年2月11日金曜日

オーストリアの想い出(パウ吉アドベンチャー編)

もう何年か越しで行く行くと言ってなかなか実現しなかったオーストリア(インスブルック)へのパウダーハンティング・ジャーニーがついに決行‼️


インスブルックのスキー場

と言っても行ったのは私ではありません😅


インスブルックの街


雪がなかなか降ってくれなくてフラストレーションを募らせていたパウ吉さん。来る日も来る日もインスブルック地方の天気予報&ウエブカムとにらめっこの日々。


オーストリアの深雪パウ


雪のコンディション、自分の休日、体調の全てが整わないと決行できないパウダーハンティング・ジャーニー、そう簡単じゃない。

今年は東ヨーロッパ・アルプスの方が断然降雪量があり、特にここ数年は私たちが住む地方は雪の少ない悪いシーズンが続いている😭


オーストリアに向かう車の中


今週はこっちでも雪の予報が出てるけど20〜30センチほど。それに対してオーストリア地方では大雪警報。

パウ吉はギリギリまで様子を伺っていたけど、日曜日の午後になって気持ちが固まったみたいで、慌ただしくスキーギア、防寒具、食料などを車にドカドカと積み込んで出発。


オーストリア・ビール
羨ましい〜😍


私はもちろんお留守番、なので明日の休みはひとりでスキーに行くつもり。

夕方、1週間の仕事を終えてひとりで家でまったりしていたら、パウ吉からメッセージが飛び込んできた。

“もうすぐスイスとオーストリアの国境辺り、すでに雨混じりの雪が降ってるよ〜”


夜になってこっちも突然の雪


こっちはまだ雪の気配もなく、ほんまに降るんかいなと思いながら夕食をとっていた。食後にふと窓の外を見ると、突然雪が降っているではないか😱しかもなかなかいい降りっぷり!

明日は午後から晴れるらしいので、これは朝イチで行かないとパウダーを逃すと思い早々に布団に入った。


私の本日のパウ❤️


深夜になってパウ吉からまたメッセージが届いた。

“無事インスブルックに到着、すでに大雪😍😍😍”


翌日、私は家から一番近いスキー場にゴンドラで上がり、まだ除雪作業中で動いていないリフトに一番のりで並んだ。雪かき中のリフト乗り場のお兄さんにまだ1時間くらいはかかるよ〜って言われたけど、そんなの百も承知。


インスブルックのスキー場のレストラン


周りの山のどこよりも早く視界が開けてきて、待つこと30分。

予定よりも早くリフトがオープン!

リフトに乗りながらゲレンデを見おろすと、圧雪車も入っていなくてウッヒョ〜美味しそう💕

ファーストトラックをゲットして、久しぶりのパウダーをご馳走になった。


名物料理のシュぺッツリ


滑り出しは軽くていい雪だったけど、少し下ると新雪の下にアイスバーンがガリガリと出てきて、結局その日は予報通り20センチぽっち積もっただけだった。


モンブラン


今シーズン初の快心の一本に私は大満足し、そろそろリフトも混んで来たので登ってくるお客さんを横目にさっさと下山。

午後はソファでひとりの時間を満喫した。いや〜最高❣️


一方オーストリアのパウ吉は、、、


ノルド・ケッテ(インスブルック)のオフピステ


雪が断続的に降って2日間で積雪80センチ。

1日目、お目当てのスキー場は雪崩警報のため一日中クローズ💦仕方なく近くの小さなスキー場で足慣らしをして、夜はバーでオーストリアン・ビールを堪能。

私は翌日も滑りに行くつもりが、疲れて布団から這い出てきたのがすでに午後😇、迷わずその日はぐーたらすることにした。


黄金の小屋根(インスブルック旧市街)


2日目、パウ吉は雪崩警報で開かないかもと心配していたスキー場がなんとミラクルビーム・オープン!

しかもケーブルカー一番乗りで、念願叶ってチロリアン・パウダーを滑ることができた。

昼食には大好物のシュパッツリ(パスタ)、アフタースキーはザッハトルテと(スチーブの言う)フルコースを満喫し、午後オーストリアを後に。


パウ吉のオーストリア土産


途中で休み休み運転して帰ってきたのが翌日の朝。

パウ吉が17年前に1年間住んでいた想い出のインスブルックで、最高のアドベンチャーができたって満面の笑みだった。


オーストリアのパン『ゼンメル』
(豚まんではありません💧)


旅行に出たりするとスチーブは携帯電話を持ってないから、たまにWi-Fiをみつけてはメッセージを送ってくるくらいで、いつもこっちからは連絡が取れない。

不便な時もあるけど私もすっかり慣れっ子で、携帯を持ちたくないと言う本人の意志を尊重し、何かあったらその時々で対処すればいいやくらいに思っている。(今は公衆電話がどこにもないので昔とは若干状況は違うけど)


2007年3月、オーストリア


私はスチーブのアドベンチャーが大成功し、無事に帰ってきたことが心から嬉しかった💕

コロナ禍でなかなか思うように旅行ができず、雪も降ってくれないし、冒険心を持て余していたパウ吉にとって、この旅行でエネルギー・チャージがたっぷりできたに違いない。


ザンクト・アントンのアプレシー(2007年)
スキーブーツのまま酔っ払ってたっけ😆


昔なら私も一緒に行きたかった〜っと羨ましく思っただろうけど、今はパウ吉の話を聞くだけで十分幸せ💕

実は私も15年前にパウ吉と同じようにスキー道具を車に積みこみ、東スイス(ダボス〜サンモリッツ)からオーストリア(ザンクト・アントン)へ、ひとり気ままにパウダーハント旅行をしたことがある。


男子チーム(ザンクト・アントンのバーにて)

その時もミラクルビームで大雪が降り続き、腰まで沈む極上パウダーをお腹いっぱいご馳走になった思い出がある。だからパウ吉の嬉しい気持ちは本当にわかる。


女子チーム(左から2番目が山ガイドのHちゃん、私は一番右)
残念ながら、当時カメラを持ってなくてこの4枚の写真しか残っていない💧

昼間さんざんパウダースキーを楽しんだ後に、
飲みに行ったりディスコへ行ったり、
プールに泳ぎに行ったりと、いまでは考えられないほど元気だった。
と言うか、若い頃はスキー旅行ってそれが普通だった。

日本人のスキー友達の友人グループ(みんな上級者ばかり)に参加して、
地元山ガイドにオフピステをあちこち案内してもらった。
パウダーがまだうまく滑れなくて必死でついて行ったのを覚えている。
お陰でパウダーの楽しさを知ったのもこの時だった。

この年の終わり、
私はフランスでパウ吉と運命の出会いをすることになる😊


『人間、やりたい事はやれるうちにやっておくべき』とつくづく思う。

良い想い出は、共感を生み喜びと共に蘇ってくる。

Happy Powder Skiing‼️


とん










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