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2023年2月11日土曜日

ジャパウ旅行2023(バックカントリー・スキー)

この冬、日本はいっ時気温がグッと下がった時期もあったけど全体的には暖冬っぽい。

2年連続(去年は特に)で大雪だったので、3年続けては起こらないと地元の人が言っていた。それでも近年雪不足のヨーロッパに比べれば有り余りすぎる雪の量で、私自身こんなにP-Dayに恵まれたのは久しぶり。


白樺と青空のコントラスト

私たちが新潟に入った頃から良い感じで雪が降り続いていた。

けど雪が落ち着く間もなく1月半ばに気温が急に上がったためクラスト(表面が凍る現象)し、その上に連日集中的に雪が降った。そのせいで雪に断層ができ雪崩が起きやす状況になり、バックカントリー・スキーでは数件遭難事故が相次いだ。


スキーにシールをつけて登る



近年のバックカントリー・スキー人気の高まりと同時に事故の件数も増え、あまりいい印象ではないのが残念だけど、昔から山スキーとかスキー・ツーリングとか言う名前で地味にやっている人はそれなりにいた。

私達の出会いの場もその山スキー(バックカントリースキー)だったけど、2007年当時は今ほどメジャーではなかった。

老朽化で廃止になったリフトがポツリ・・・

それからも雪が降った後に気温が上がったり下がったりを繰り返し、積雪は例年の3分の2までになった。この冬は北海道から東北に雪が集中し、普段降らない地域に降ったりと、上越地方はちょっとハズレ年。

それでも良いコンディションの日を選んでバックカントリー・スキーに行ってきた。もちろん三種(ビーコン、シャベル、プローブ)の神器を持って。


* * *


地獄谷温泉方面

まず最初着いてすぐに、積雪は十分じゃなかったけど降ったばかりで気温も低く、足慣らしに池の平スキー場山頂リフトから赤倉山方面に小一時間登った。


新雪モリモリ


途中林道にぶつかり、その先に温泉臭がしたのでふと見ると小屋からパイプらしきもの伸びていて湯気が上がっている。そこから林道をさらに進むと妙高高原温泉、池の平温泉、杉野沢温泉の源泉である南地獄谷がある。


村に伸びる温泉のパイプ


そちら側には行かずに稜線に少し登って、来た道を滑って下りてきた。

これが久しぶりのジャパウか〜、ふかふかじゃの〜😍


三田原山(2,347m)

雪が降った後に2日間晴天が続き雪が安定したので、杉の原ゴンドラとリフトを乗り継いで山頂へ。コース外に出るロープをくぐると、いたいた外人フリーライダー達😅


外人の間で人気のBCスキー


そこから2時間ほど登ると妙高山外輪の尾根に出る。風が強いけど雲ひとつない晴天で、妙高山の向こうに日本海が現れた💕

ジグザグに登って行く


三田原山から内輪側に降りる北斜面コースが人気だけど、その日はクラストした雪の上に10センチほどの新雪が乗っかってる程度でコンディションは全く良くなかったので、私たちはスキー場側に下りることにした。



黒姫山と長野市街地


途中、雪の少ない沢を渡らなくてはいけなくてちょっとドキドキ、最後は急斜面を壺足(スキーブーツでよじ登る)でスキー場に生還。


三田原山


バックカントリーは本当にアドベンチャーである💧

でも日本海の眺めが素晴らしかったので全て良し!


バックに日本海


赤倉山方面2

前回と同じコース。池の平スキー場からスタート。


雪が降って視界が悪かった


前日に結構まとまって良い雪が降ったので、行こうとしたらリフト降り場のおじさんに『今日は雪崩注意報が出てるからバックカントリーは行っちゃダメ!』と止められたので、パウ吉もおじさんの事を尊重しその日は諦めた。


大自然の中で遊ぶ



次の日また出直し、雪が降って視界は悪かったけど、昨日より雪が落ち着きコンディションは良さそうで、おじさんにも引き止められなかった。


赤倉山の稜線


ただその日は前回よりもさらに稜線を2時間近く登ったので、体調がそんなに良くなかったのか結構しんどくて息が上がり過呼吸気味。

その上連日新雪で踏ん張りすぎたのか、滑り出すと右股関節に痛みが走った💦こんな良い雪なのに痛くて楽しめないんですけど〜😭😭😭


前山を望む


涙ちょちょぎれながら下山。パウ吉はもう一回行くと言ってリフトで上がって行ってしまい、私は大事をとって山麓で休憩。

パウ吉、パウダーの為なら疲れ知らず。(私の右股関節痛は温泉のおかげで数日後には回復)


放山方面

先週上越に住むスキー仲間と火打山エリアでバックカントリー。それは後日また詳しくブログにします。


静寂の中


三田原方面2

そして今日はまた三田原山方面へ行く予定が、朝から気温が上がってしまった為ルートを変更。

1時間ほど登ってからスキー場脇のオフ・ピステへ。


重たい雪


湿った重い雪だったけどルートファインディングのいい勉強になった。お昼にはカメムシ・キャビンに戻ってまったりと昼食。



神秘的な森


今じゃカメムシ・キャビンがすっかりスイートホーム化(笑)、住めば都とはこのことか😂


* * *


バックカントリー・スキーの魅力とは、、、

美しい景色と壮大な自然の中でトレースのないパウダースノーを滑る醍醐味と開放感、そして達成感、毎回違う感動に出会えるワクワク感❤️。

本当にその魅力は語り尽くせない。


道路標識


この辺りの地形や気候などまだまだ知らないことばかりで、毎日学ぶことはてんこ盛りだけど、安全で楽しくを心がけジャパウ旅行を続けていきたい。

この調子じゃ、今年は春の訪れが早いかも。


パウダーハンター健在!


パウ吉はますますパウダーハントに余念がない。



とん 

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