2月に入ってから、スキーのし過ぎか年のせいか寒さのせいかわからないけど、身体のあちこちが痛い💦今回は自分でもこんなに頑張って滑れると思ってなかったので嬉しい悲鳴。
朝一番のリフト乗り場 スノボを置いて陣地取り |
デコがヨーロッパ調で可愛い関温泉 |
私たちが今いる上信越地方は比較的気温もマイルドで、日本海からの湿った雪は重たいことで有名だけど、1月2月は標高の低いところでも雪が断続的に降るので太陽さえ出なければふかふかで、林の間を滑るぶんには雪崩のリスクも低い。
イタリアンレストラン かのうや |
今回の旅行で私たちが興味を持ったのが『関温泉スキー場』。
妙高山系の数あるスキー場の中でも一番北に位置し、東向きの斜面には日本海からの雪雲がたくさんの雪を落とす。日本屈指の豪雪地帯である。
開業100年を迎えた家族経営のリフトが二基しかない小さなスキー場。
一部の初級コースを除いては非圧雪で、自己責任においては基本的にどこを滑っても構わないと言う日本では多分随一のヨーロッパスタイルを保っている。
なので雪が降ると、どこからともなくバッタの如く外国人スキーヤーが押し寄せるらしい。
イタリアンレストラン かのうや ニョッキ |
昨年10月にスキー場探しをしていた時に、関温泉で滞在先がないかフランスから国際電話で問い合わせてみた。その時に電話口に出たのが三代目オーナーのIさん。
関温泉スキー場 |
ここに着いてから間もなく、Iさんに挨拶がてら関温泉スキー場に行ってみた。
昔懐かしいシングルリフト |
Iさんは歳は70代くらい、登山家でスキーヤー、ヨーロッパに長く滞在していた経験もあるチロリアンハットにノルディックセーターがトレードマークの個性が強く豪快な感じの人で、私たちを歓迎してくれた。
その日は前日に少し雪が降っただけでP −Dayではなかったので、Iさんの好意でリフトに2回乗せてもらってゲレンデを下見して、Iさんのオフィスで一緒にお茶をいただいて帰って来た。
オフィスには博物館級の古いスキー用具、山に関する道具や本がズラリ。懐かしそうにヨーロッパにいた時の話や自身のスキー愛、家族のこと、お孫さんもいて息子さん一家が近々経営を継ぐことになっていると言う話もしてくれた。
そしていよいよ吉日。
前日の晩にガッツリ降ったので関温泉にゴー✊
イタリアンレストラン かのうや きのこスープ |
私たちが朝一番に到着した時には、もう10人ほどのパウダーフレンジー達がリフトの前に並んでいた。待っているとリフト券売り場に奥様が出勤、続いてIさんもやって来た。
私たちが挨拶すると「今日はコンディション良いよ!」って返事が帰ってきた。
Iさんはリフト乗り場でいつもお客さんたちに気軽に声をかけ、山のアドバイスしたりしてスキー場の安全を見守っている。言うことを聞かない無謀なバックカントリー・スキーヤーと口論になることもあるんだとか。
関温泉の村 |
ワクワクしていると9時ごろオープン。
夜にもりもり積もった雪は50センチを超えていて、ここ数日で関温泉スキー場は1m50cmの積雪があったらしい(杉の原ではその半分くらいだった)。
道路脇の雪 |
私はと言うと深雪で転ぶと起き上がるのに一苦労するから、なるべく転ばないないようにと思っていても何度もズブズブ埋まっては這い上がりを繰り返した💦
奥様がシェフを務めるレストハウスTaube |
そのせいで大汗をかいたので11時に一旦お茶休憩。
ゲレンデの中に1件だけある奥様がシェフで切り盛りするレストランでコーヒーを飲んだ。メニューはどれも美味しそうで、食べたい気持ちを抑えてもう一滑り。
イタリアンレストラン かのうや ガトーショコラ |
お茶の後、もう一基のシングルリフトの除雪が終わりオープン!
みんな一斉にシングルリフトに集まってきてパウダーバトル、私も負けじと滑る💦あっという間にどこもかしこも全てやられてしまった。
秘湯にふさわしい燕温泉 |
ほっこりする旅館花文 |
Iさんに勧めてもらった『ホテル花文』でお風呂をいただくことにした。
ピンクの夕焼け |
お風呂は他にお客さんもなく私だけで独り占め〜❤️
湯の花の漂う100%掛け流しのお湯は、芯から体を温めてくれて、パウダースキーで張りつめた神経までをも溶かしてくれた。今まで行った温泉の中でもトップ3に入るくらいの良いお湯だった。
帰り道、夕焼けが雪の絨毯をピンクに染め、疲れと共に安堵感が戻ってきた。
妙高山 |
美味しい料理、極上のお湯、そして上質の雪、これぞジャパウ・スキー‼️
これだから外国からみんな来たがるわけやね😊
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