1週間以上晴天が続いている |
大晦日と元旦はスチーブも一緒に2連休という前代未聞なミラクルビームに喜んでいた。
最後にスキーに行ったのは去年の12月16日、もう3週間も滑っていない😱
でもこの両日はスキー場も混んでるし、雪も最近降っていないので滑りには行かず、思いっきり寝て食べて飲んで寝正月と決め込んでいた。
Cちゃんのお母さんが作ったクリスマスクッキー 本当にどれも可愛くて美味しい❤️ |
私の務めるレストランもクリスマスから年末にかけて連日予約で満席で、新しいバイトのCちゃんともぼちぼち息もあってきて調子よく運んでいた。
アルザス(北東フランス)出身のCちゃん |
年の瀬になると、お客さんの中に風邪をひいてる人がいたり、具合が悪くて予約をキャンセルする人が出たり、ガストロ(フランスでは必ず冬になると流行る)という消化器系のウィルス風邪が流行っている噂を聞いた矢先、ボスとCちゃんがどうやら風邪を貰ったみたいだった😱
12月30日、午前中にお刺身や野菜類を買い込み、ボスからの差し入れの豚肉の塊もあって、お正月の準備は完了。
ブリオッシュ編みのスヌードをほどいて かぎ針でスタークロシェ、 あっという間に編み上がった |
二人とも風邪をひいちゃって気の毒やなぁ〜と思いながら夜11時ごろ仕事から戻り、2連休にワクワクして、つい編み物で夜更かししてしまったけど、その時点では何ともなかった・・・。
次の日の大晦日、布団での中で目がさめると体が重いし熱っぽい、おかしいなと思って熱を測ったら37度2分!嘘や〜ん、折角の休みやのに😭(スチーブ的には38度までは熱とは言わないらしいけど)
年越しきしめん |
スチーブも夜勤明けで帰ってきて、大転倒の後遺症が癒えず、身体中がまだ痛いらしい。
もうこれは二人共ノーチョイス・・・ブツブツ言い合いながら仲良く布団に入った。
日本から姉が作ったお節料理の写真が届いた 豪華絢爛😍 |
夜9時ごろフラフラしながら起きてきて、何とかきしめんで年越しぞばを作って食べ、スチーブがお正月用に買ってきてくれたクレモン(スパークリングワイン)をグラス1杯だけ飲んだけど、全然味がしなかった😭
外でカウントダウンをする人たちが花火をあげて盛り上がっているのを横目に、二人でカウチにうな垂れていたら新年が明けた😭
バゲットとフムスでスタート! |
元旦の朝は38度まで熱が上がり、あり得ないほどの偏頭痛に襲われ、仕方なし鎮痛剤を投与。
こんな時に限って1週間だけ街でバスキングをしに来た義弟が家に遊びにきたり、イギリスと日本にビデオチャットして何とか新年の挨拶だけは果たした。
折角用意したお正月の食材には手をつけれず、元旦が無情にも終了。。。😭
アミューズ・ブッシュは牛肉のたたきタルタルソース |
初仕事の2日は何とか37度まで熱が下がったので、もう1度鎮痛剤を飲んで職場に行くと、ボスもCちゃんもまだ調子が悪そう。
店は相変わらず満員御礼で忙しくて、とても休めそうにない😭
ボスのチョイスしたステーキとニョッキ |
結局3日の夜になると、Cちゃんが遂に仕事中に吐き気がすると言って忙しい最中に帰ってしまった😱
残された高齢&風邪のふたりで何とか最後まで凌いだ。
追い討ちをかけるかの様に、年末から客席の通路にある排水溝の蓋の周りのカーペットがやたらに濡れていたのが3日になってひどくなり、キッチンで大量の水を使うとそこから水が湧き上がる様になった😭
白トリフのリゾット |
ホテルは4つ星だけど、レストランは星なし |
これはどう考えても下水管が詰まっているので、水道屋さんに連絡したけど6日までお正月休みで来てくれない。
本当にフランスあるある😭
営業終了後に毎夜ダンボールや雑巾を敷いて応急処置をして帰っていたけど、遂に5日の夜には水浸しになってしまった。
高齢風邪コンビ(ボスと私)でヨレヨレしながら下水溝の蓋を開け、汚水を掻き出す作業を夜な夜な続けた。
ラッキーにも鼻詰りのお陰で下水の臭いが気にならなかったのは助かった😅
私のメイン |
中からはいろんな物が浮き上がってきて、酔っ払いの介添え気分。この作業で大腸菌やノロウィルスに感染しても不思議はない😭
結局翌日の営業は見合わせ、お店の掃除をしてからボス夫妻が近所の四つ星ホテルでランチをご馳走してくれた。
いい勉強になりました、ごちそうさまでした! |
ただ今マイブームのフレンチ(そこはシェフがイタリア人なのでちょっとイタリアン系)、タイムリーなミラクルビームではないか!
まずはアミューズ・ブッシュ(付出し)、前菜の白トリフのリゾットに始まり、私のメインはドライプチトマトとイカとスミのパスタ、デザートはキャラメルと梨のアイスクリーム、そしてコーヒー。
ナッツのフィンガーガナッシュとマンダリンのソルベ |
残念ながら全く利かない私の鼻は殆ど味を感じず、本当に申し訳気持ちでいっぱい😭
美しく盛りつけられた料理とお皿を目で楽しんでから味わう。ワインからチーズ、デザートまでフランス人の食へのこだわりはどこまでも妥協がない。
フランス料理はどの料理も大きい皿に料理がチョロリと言うのは、個人的にはあまり好みじゃないけど、お客さんに届くまでにどれだけの技術と手間がかかっているのか、この前のバイトで知ってしまったので、これはやはり感動に値する。
梨と梨のアイスクリームのキャラメルソースがけ |
私もバイトで習ったアイスクリームをシルバーのスプーンを使ってクネルを作るのは何度やっても難しかった。
でも目の前の綺麗にクネル状になったアイスクリームを見た時は、自分がお客様に出したぶっさいくなクネルのアイスクリームを思い出し、本当に恥ずかしさで顔が赤くなった(笑)
美味しいものを食べて家に帰ると、風邪の症状が悪化し、熱もまた出てきた。
でも夜の営業が休みになって、疲れた体には本当にありがたかった。
明日からの2日間の休みはまたしっかり寝て治すしかない。
年末のバイトの疲れから未だ立ち直れず、スキーにも行けず、TO DOリストがてんこ盛り😭
でもやっぱり私はこれ❤️ |
昨年ミラクルビームを使い過ぎてしまったと思っていたけど、年明け初ミラクルに見舞われた。
正真正銘の寝正月、今年の厄を一気に落としたと思えば悪くない。
今年のマイブームはもしかしてフランス料理⁉️、そんな予算はあらへんで〜。
本年もどうぞ宜しくお願いします❤️
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