リエカ発リュブリャナ行き |
やっと天気が回復したと思っていたら、これはどうやらアドリア海側だけらしく、スロベニア方面は気温も低く曇りの予報。
バイバイ、アドリア海! |
昼にリエカ(クロアチア)を出発し、線路はアドリア海沿いをしばらく走ると、北に進路を変えた。
コンパートメントのシートを伸ばすと お座敷列車になる |
スロベニアとの国境ではパスポートコントロールもなく、周りののどかな風景はもうチロル地方の雰囲気。
のどかな牧草地が続く |
首都リュブリャナに着いたのが15時。
リュブリャナ駅 |
次の電車まで少し時間があったので駅のカフェで、禁断症状(チョコ)のスチーブに付き合ってココアを飲む。
ここはもうユーロ通貨の国。
それからオーストリア方面に向かう列車に乗り換えた。
今日の目的地はアルプスの瞳と呼ばれている美しいエメラルド色のブレッド湖。
時刻表もまとも |
今回スロベニアはオーストリアに行く途中の寄り道下車で、時間もほとんどないのでほんのさわりだけ。
クロアチア同様スロベニアも次回の女子旅までお楽しみ。
スロベニアのココア |
この辺りはヨーロッパアルプスの東端、ドロミテ(イタリア)からオーストリアに横たわるジュリアアルプス山脈に属し、スロベニア最高峰はトリグラウ(2864m)。
山岳スポーツのメッカで、スキーやクライミングの強豪選手も排出している。
リース・ブレッド駅 |
午後3時半ごろリース・ブレッド(Lesce-Bled)駅に到着。ネット予約しておいた駅の近くのホステルにチェックイン。
Adventure Hostel |
そこからブレッド湖までは3.5キロ。
頻繁に走っていないバスを待つか、歩くか迷っているうちにどんどん日が暮れてくる。
アルプスの瞳も就寝 |
湖の真ん中にあるスロベニアのモンサンミッシェルと称される聖マリア教会と、崖っぷちに建つブレッド城の灯りが見えるだけ・・・あちゃ〜滑り込みアウト(涙)
崖の上のブレッド城 |
仕方なし何も見えない湖畔を散策。
シーズンオフのこんな寒い日なのに、結構観光客もいてお土産やレストランが並んでいるところをみると、どうやらここはかなりの人気観光地らしい。それもそのはず、首都リュブリャナから日帰り観光も可能。
見えたらこんなに美しいのか〜と、お土産屋さんでブレッド湖の写真や絵葉書を眺め、記念に絵葉書とステッカーを買った。
ボリュームもあって美味かった(4.50€) |
夕食は何を食べるか迷ったけど、観光地では高い割に味が・・・(うちの地元もそう😅)と言うレストランが多いので、ここはファーストフードで済ますのが賢明策。
しかし、その夜胃もたれを起こしてしまった。
私は最近この手の若者の食べ物が消化しきれず、後で後悔。この旅行では体調に気遣ってギリシャを最後にお酒も飲んでないのに〜😭
ホステルの部屋 |
帰りはバスに乗ってホステルまで戻った。
バスはリュブリャナまで帰る人たちで混んでいた。
教会の鐘楼 |
小さなリース村にある古い修道院を改装したホステル(Adventure Hostel)は、質素だけど清潔で、アクティビティや周辺情報なども親切に教えてくれる。
フロントのお姉さんは私が日本人だとわかると、この前、日本映画「あん」を観たと熱く語り始めた。ストーリーに感動し、特に主演の樹木希林の演技が素晴らしかったと絶賛、絶対に観てね〜って。最近よくヨーロッパ人から日本映画を勧められる事が多いし、どこへいっても親日家が多いのは嬉しい。
食堂 |
豪華な朝食が付いて、ツインルーム(バス・トイレ共同)が1泊32€。ただ真横にある教会の鐘の音が半端ないので、それを気にせず眠れる方なら本当におすすめのホステル😂
旧ユーゴスラビア、東ヨーロッパの国の中でも優等生のスロベニア。
物価はかなりまともだけど、西ヨーロッパに比べるとまだまだ安くて、街も綺麗で安全。隣国との程よくブレンドされた文化も興味深いし、雄大なアルプスでのアウトドア・スポーツやアドリア海の世界遺産プーラでビーチホリデーもよし、鍾乳洞探検や温泉もあり見所いっぱい。
実はこんなに美しい、ブレッド湖💕 インターネットより |
ブレッド湖の絵葉書と私のステッカーコレクション |
日曜日のオーストリア行きの国際列車は満員。
低い雲が立ち込め、遠くの山々は見えなかったけど、狭い通路に立って車窓を流れてゆくスロベニアの風景を楽しんでいた。
列車は国境のトンネルへと入っていった。
バニラパイ |
電車の中で食べたパンが美味しくて、またスロベニアを訪れる日がますます楽しみになっ
た。
とん
0 件のコメント:
コメントを投稿