Translate

2018年12月16日日曜日

ブルゴーニュ(ボーヌBeaune)ハーフマラソン

ボーヌ・オスピス(施療院)
気がつくとまた12月、しかももう後半。師走はあっという間にすぎて行くから恐ろしい。




















11月の終わりに風邪をひいて以来、なんかスッキリせずぐずっていたのが、今週イギリスに里帰りしたせいでぶり返したのか未だに不調。






トリフ屋さん





山のコンディションもイマイチで、全くスキー・モードに入っていない。来週からは仕事も始まると言うのに・・・。













これは11月の出来事。
記憶が消える前に書き留めておこう。



カゴ屋さん





去年のボジョレー・ハーフマラソンが楽しかったので、今年も引き続きワインマラソンにエントリー。









ボジョレーハーフマラソンのブログ
https://tomokochamonixfrance.blogspot.com/2017/11/blog-post_38.html




レースコース







今年はサントニー(ブルゴーニュ地方)に住む友人に、マラソンの時はぜひ泊まってと言ってもらったので、厚かましくお邪魔することにした。














出発前にプチ・アクシデントが発生。
フランスではマラソンなどのスポーツ競技には、必ず医者の健康診断書を提出しないと出場できない。




チーズの試食




出発直前にスチーブは健康診断書をもらいに近所の内科に行くと、いつもなら問診程度で書いてもらえるのに、その若い女医さんは几帳面に心電図と血圧を測定しだした。
そしたら、スチーブはそれにビビったのか血圧が高くなり、マラソン用の診断書は出せないと言われてしまった。












この先毎日血圧を測ることと、おまけに心臓の検査を受けるようにとまで言われてしまった。。。青ざめたスチーブはレースに参加できなくてもいいからサポートで来ることになった。






ハーフマラソン、スタート







レースの前日、午後に家を出て途中カルフール(スーパー)で血圧計を買ってから友人宅に向かった。家からは4時間の道のり、今回はスチーブの血圧を考慮して私がひとりで運転。














葡萄を絞る機械





この辺りは冬になるといつも霧が立ちこめ、暗くて寒い地方。ワイン畑の紅葉もすっかり終わって、これから蔵出しの時期を迎える。










ブルゴーニュワインは名前がブランド化しここ数年値段が高騰。滅多に口に入らないので、ワイン・テイスティングは本当に楽しみ!






ワイン畑




レース当日、今日から丁度ガソリン税引き上げに反対する黄色いチョッキを着たデモ隊(Gilets Jaunes)の道路閉鎖運動が始まるというので、友人宅からレース会場まで電車で向かった。













この週末ボーヌの街は大きなワイン祭りで、出店やイベント(マラソンもそのひとつ)、それに有名なブルゴーニュワインのオークションが開かれるので、たくさんの人で賑わっていた。





後半陽が差してきたけど、風が強くまじ寒!





レース会場で、健康診断書のないスチーブはゼッケンがもらえなかったけど、給水所のワイン・テイスティングはしたいと本人は走る気満々。













午後2時スタート。
ボーヌを出発し、すぐにワイン畑に入ると冷たい風が吹き抜け、霧がミスト状になって肌にまとわりついてくる。ほんまに寒い😭








給水所でワインの試飲




あのボジョレーのお祭り騒ぎの雰囲気は全くなく、みんな真面目に走っていて、気がつくと最後尾の車に追いかけられていた。

途中給水所が2箇所だけ、あったあった〜ブルゴーニュワイン。









一口飲んだら葡萄の香りが口と鼻に広がり、スッキリと上品な味わい。
ほんまに美味しい💕





ゴールでは日が暮れてきた






それからはひたすらマーシャルカーに追いかけられ、あまりの寒さに止まることもできず、それに後半は登りもあり、追い風と戦いながら2時間37分でゴール。














去年より23分も記録を更新してしまった。




クレモン・マグナム




ゴールをすぎるとテントの中で参加賞と軽食がくばられていて、ゼッケンのないスチーブもちゃっかりもらっていた。その中に1本ブルゴーニュワインが入っていた、イェ〜イ👍

このいい加減さがフランスのいいところ(笑)













それから表彰式の抽選会で、私はクレモン(ブルゴーニュのスパーグリングワイン)のマグナムを当てた。すごい、ミラクルビームや‼️






フォンデュ・ブルギニオン







その夜は友人宅で友人の友達家族も集まってフォンデュ・ブルギニオン(オイルフォンデュ)をしてもらい、みんなでクレモン・マグナムを空けた。













ホットワイン






次の日はボーヌの街に出て、屋台で生牡蠣、エスカルゴ、Saucisson(フランスのサラミやソーセージの総称)を食べ、Vin Chaud(ホットワイン)を飲んで、オークション会場を覗いた。













ただどこの試飲ブースも有料(1杯8ユーロから)で、気軽に色々と楽しめなかったのがちょっと残念。それにボトルも最低でも18ユーロくらいからで、本当に世界のブルゴーニュワイン、敷居が高かった。




私は久しぶりに抹茶シフォンケーキを焼いて持参

ボーヌの街





帰り道、夜10時ごろ家まで後15分ってところの自動車道で、黄色いチョッキ軍団(Gilets Jaunes)が道路をブロックして渋滞が起こっていた。待機している警察との間に緊迫した空気が流れ、小一時間ほど待っていると。。。




エスカルゴ



音楽隊





しびれを切らした警察がいよいよ出動、焚き火を焚いているデモ隊と警察が何か交渉している様子。デモ隊の誘導で車はのろのろと10分おきくらいに1台づつ通され、緊張が走る中、私たちも無事通過。





黄色いチョッキ軍団の渋滞





何が起こるのかとほんまに怖かった😱













ブルターニュ産生牡蠣






あれから1ヶ月以上も経つのに、まだフランス中に黄色いチョッキ軍団のデモが続いている。私たち一市民も軍団側の立場なので避難するつもりはないけど、実際に目のあたりにすると複雑な気持ちになる。













夫婦でワイン蔵に勤める友達が持ってきた
オーガニックワイン






フランスの気品とプライドを感じるブルゴーニュ地方。夏中たくさん働いて、冬の天気が悪く寒い時期は美味しい料理とワインで集う。
フランスの真の文化がここにあった。




ワインは奥が深い。
来年もまたどこかのワインマラソンに参加したい。




とん











0 件のコメント:

コメントを投稿