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2023年1月25日水曜日

ジャパウ旅行2023(野沢温泉)

信州長野県野沢温泉は私にとって思い出深い場所、日本の第二の故郷でもある。 


国道18号線沿い、行きに立ち寄った新井『道の駅』

短大2年生の冬休みにスキーがしたくて知人から旅館の住込みのアルバイト先を紹介してもらい、同級生の友達と二人でお正月休みと春休みにお世話になったのが始まり。


学生時代



朝食の用意・後片付け・部屋掃除を済ませて山に上がり、夕方帰ってきて夕食の手伝いと後片付け。仕事の後は居候仲間と呑みに行ったりカラオケに行ったり。。。

休日なんて1日もなかったけど、毎日がバカンスだった。


義兄も友人達と滑りに


春には姉も家族でスキーをしに


それから卒業して4月から社会人(自動車会社で事務のOL)になったけど、どうしてもスキーがしたくて2年目の2月(1年10ヶ月)で退職。

その足で再び野沢温泉へ。


スキー学校時代


その年は夏まで居座って旅館で働き、カントリーライフを楽しんだ。

冬のスキーシーズンが終わるとタケノコ狩りや山菜採りのシーズンがやって来て、夏になると美味しい女将さんの手料理と温泉を楽しみに近在の湯治客がわんさかやってくる。秋にはきのこ狩りと1年中忙しい。

老人会の送迎、旅館の爺ちゃんの畑を手伝って爺ちゃん御用達のお蕎麦屋さんに連れて行ってもらったり、村の植林のボランティアに参加したり、女将さんと東京旅行もした。


スキー学校の仲間と


都会育ちで田舎もない私にとって自然の中の生活は、何もかもが新鮮で自分の方向性を見つけ出せた体験だった。


途中、飯山で富倉そば


時はバブル経済真っ只中、仕事だって向こうからやって来た時代。

稼いでは使って遊んでと良い時代だったことに変わりないけど、自分の中でお金を使って遊んでも何か満たされなかったけど、ここではお金なんてなくても十分楽しかった。



懐かしの国道117号


そして次のシーズンからはスキー学校でアシスタント・インストラクターとして働けるようになり、バッヂ・テスト1級と準指導員の資格を取り、夏は大阪に帰ってアルバイトで食いつなぎ、冬はまた野沢に籠ってスキーと言う生活を通算10シーズンほどした。


野沢温泉村


その間スキー仲間もたくさんでき、ただただ楽しい時間を過ごした。

その後はみんなそれぞれに就職したり結婚したり子供ができたりと散らばってカタギに戻り、中には地元に嫁いだ仲間も数人いた。

その中で未だにスキーバム(雪を追いかけている人のこと)をしているのは、多分私だけなんじゃないかと思う😅。


旅館はもうやってないけど、建物は当時のまま


今回はスチーブが是非見てみたいと言ってた冬の日本三大火祭り1月15日の『道祖神祭り』とタイミングが合い、約30年ぶりに野沢温泉村に行くことになった。

妙高高原から野沢温泉まで富倉峠を抜けて車で1時間。


隣にある外湯『麻釜の湯』

途中、新井『道の駅』で買い物をして、飯山で富倉蕎麦のランチ。

信州の蕎麦はどこの蕎麦とも全く違っていて、腰が強く香りが芳醇。特にざるの場合は蕎麦つゆにほとんどの浸けずに頂くか、もしくは塩で蕎麦の味を楽しむ。


旅館の朝食用の卵を沈めによく来た麻釜(源泉)


まずは元職場の旅館にご挨拶。旅館は7年前にご夫婦の引退に伴い閉館してしまったけど、建物と内部は当時のまま残っている。

ご夫婦で80歳を越えているのに、私や私の家族のこともよく覚えていて、顔艶も良くとてもお元気そうだった。今も昔も変わらず公私共に忙しく動き回っておられた。


昔はなかったゲレンデまでの歩く歩道


温泉まんじゅうと野沢菜を出してもらって一緒にお茶を飲んでから、スチーブと村を散策。

スチーブも私と知り合う直前の2006年にひとりでスキーしに来たことがあり、古い記憶を二人で辿りながら・・・。


野沢温泉スキー学校


ところどころ昔のままの建物もあるけど、新しいお店や店舗がたくさんでき様変わりしてしまっていて、懐かしいんだか懐かしくないんだかよく分からない。

お店には横文字が並び、洒落たバーやおみやげ屋さんがズラり〜。


道祖神の灯篭
(前の年に男の子が生まれた家が出す)


その日は朝から暖かくてあいにくの雨だったけど、お祭りで村中とにかくすごい人。しかも外人だらけ💦噂には聞いてたけど、これほどまでに多いとはびっくり。

旦那さん曰く、こんなのコロナ前の半分だって言うからまたびっくり😱


うおやす、健在!

今年はコロナで道祖神祭り会場へは入場券(村の宿泊者のみ)が必要だったので、予め先輩にお願いして券を用意してもらった。


池田薬局も健在!


夕方隣にある外湯に入って、先輩も交えてみんなで女将さんの手料理をご馳走になり、スチーブと二人でお祭りに出かけた。


お湯吉の好きなあっつ〜いお湯

小雪が舞う中、火祭りが豪快に繰り広げられた。豊作祈願、厄払い、初子の成長を願って、厄年の男達が迫りくる炎と闘う。

夜を徹して作り上げた社殿の上に本厄の男子が乗り、その下で前厄の男子が藁を片手に社殿が燃えないよう阻止をすると言う本当に危険なお祭り。


夜7時からスタート


スチーブが野沢に初めて来たのが前厄の年、そして今回本厄で再び訪れたのは何かの縁。もし野沢に生まれていたら、今頃社殿の上で酔っ払ってススだらけになりながら闘っているところ(想像できなけど😆)。


本当に危険😱




11時過ぎにお祭りのクライマックスとなり、最後に社殿が焼け落ちるまで見届けてからカメムシ・キャビンに帰ってきた。


大迫力のクライマックス


いざ30年ぶりに再会しても、その瞬間にたちまち当時に引き戻され、お互いシワや白髪は増えたものの、そんなに月日が経ったような気がしない。



繁忙期はスタッフ合わせて15人で食事をした台所


ただ、何から話せば良いのか分からないくらい積もる話がありすぎて、月日の流れを感じないわけにはいかなかった。


いつも玄関にあった香炉


まだ2月もあるので、次回は同窓会&スキー&温泉でのんびり再訪したい。

本当にミラクルビームな1日をありがとう❤️


とん

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