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2017年9月21日木曜日

フランス入院初体験

州立病院
この1週間、仕事や私用でバタバタついているうちに胃腸内視鏡検査の日が迫り、その3日前から食事制限に入ったりして、あれよあれよと言う間に検査当日がやってきた。











そして無事終わって病院に1泊、今朝はまだ少しぼーっとしている頭で運転して家に戻ってきた。


検査前の食事リスト







長期間に渡る禁酒、そして毎日の食事にも気を遣っていたので、その甲斐あってか結果は異常なし❤️
なんだか試験に合格した受験生のような気分(笑)










明るい病院のカフェ





検査前の食事制限では、病院でもらったリストに従って繊維質の多い野菜、刺激物、消化の悪いものは避け、パックの野菜スープ、フルーツジュース、コンポート、ハム、ささみ、ミンチ肉、白いパン、パスタ、米などの離乳食的な食事を摂り、













検査前日の午後5時から絶食開始。下剤と計3ℓの水を飲んで、夜は何度もトイレに駆け込み、翌日は空腹と口渇でフラフラになりながら45分かけて車で病院へ。





検査着に着替える







田舎のど真ん中に建つ近代的な州立総合病院は、日本の病院とは違いそんなに混んでないし、看護師さんやお医者さん、受付の人たちもストレスがなさそうに働いている感じがした。













親切な看護師さんの案内でまずは病室に通され、名前の入った腕輪をつけられる。これは万国共通(笑)



大げさなカレーテル



2人部屋のとなりに救急で入院しているおばちゃんがいたけど、すぐに退院して行った。検査着に着替えて、それまで少し時間があったので、静かな心地のいいベットで寝入ってしまった。









時間が来るとそのままベットごと検査室へ連れて行かれ、すごい爺さんの麻酔医がきて左腕に上手にカレーテルをさしてくれた。









それから入れ替わりに感じのいい若い先生が来て、少し話をして気持ちを和らげてくれたり、、、この時まだ主治医の大先生の姿はない。















しっかりした二人のおばちゃん看護師さんがテキパキと検査の準備を進め、「横を向いてくださ〜い」と言ってお尻を丸出しにされ、「口を開いてくださ〜い」と言われ穴の空いたプラスチック製の猿轡をかまされ、そうこうしてるうちに冷たいのものがカテーテルを伝って身体に入ってきた瞬間、意識不明に。。。





夕食




どれくらいの時間が経ったのか、目が覚めたら大先生が傍にいて、その場で結果を教えてくれた。私は『メルシーボークー』とお礼を言って、それからしばらくしゃっくりが止まらなかったのだけを覚えている。












それからまた病室にベットごと帰ってきて、血圧を測ってもらい、久しぶりのお水を飲んだら生き返った。



やっぱりこういう時は癒し系映画


すぐに夕食の時間となり、野菜スープ、マカロニチーズ、パンとヨーグルトがでてきた。
お腹が減っていたけど焦らずゆっくりと食べ、美味しかったから全部食べたかったけど、胃に負担をかけないようにと少し残した。









それから持ってきたパソコンで、友人から借りていたDVD「男はつらいよ“寅次郎真実一路”」を観て、もう一度血圧を測ってもらい9時半には消灯。病室はエアコンが効いていて乾燥し結構寒かったけど、ひとりだったので朝までぐっすり眠れた。





朝食はボールにココア、オレンジジュースとビスコッティ





静かで清潔、上げ膳据え膳、誰かが見守っていてくれる病院は、痛みがなくて命に関わる病気や怪我でない限り、居心地満点😉













真面目に働く人々、快適な病院、手厚い医療保険システムと、ちょっと今住んでいる国を見直した感のある体験だった。


快晴だけど冷え込んた朝



退院して外に出ると、パリッと冷たい空気が顔に当たって気持ちいい。
美味しく食べれて、ちゃんと出て行ってくことに感謝するとともに、真面目な食生活を送ろうと再び心にかたく誓った。







長年連れ添っているオレンジさん







先生や看護師さん、ご心配おかけした皆さん、いつも傍にいてくれるオレンジさん、精神的に支えてくれた夫、

本当にありがとう❤️








とん











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