カリブ海の湿地帯が広がる国立公園 |
トリニダー(Trinidad)はキューバの中央部、カリブ海側に位置し、その昔砂糖取引で栄えた街並みは500年の歴史を持ち、近隣のロス・インヘニオス渓谷と共に世界遺産に登録されている。
バスターミナルに着くと、客引きの餌食に😱 |
途中休憩を挟んで、7時間半ほどかかってトリニダーバスターミナルに到着。ハナさんが予約してくれた英語が通じる民宿の人が迎えにきてくれているとのことだったけど、到着が遅れたせいかそんな人は見当たらない。
代わりにバスの到着を待ちわびた民宿やタクシーの客引きが一斉に観光客を取り囲む。「私たちは宿も予約してあるし、迎えも来るはずだから」って言っても誰も聞いてくれず、うちの民宿に来いとか、俺のタクシー(チャリ)に乗れとか、強引極まりない。
乗り心地最悪だけど、 石畳を一生懸命こぐお兄さん |
すっかり参ってしまったスチーブに、みんな今度は協力的になってくれ、チャリタクの兄さんが予約している宿に連絡を取って案内してくれた。
民宿に着いて、中から出てきたのはスペイン語しか通じない老夫婦。これまでの成行きを説明しようにも不可能。でも名前もこの宿であってるみたいだし、とりあえずここに3泊することにした。
後日わかった事だけど、この宿はハナさんが予約した民宿(若夫婦)のご両親の家だった。
隣のジュースバーは連日大繁盛 |
2階の部屋に通された。
広いバルコニー、キッチン、ダイニング、リビングがあり、ベットルーム2部屋のうちどちらもシャワー・トイレつき。窓のある部屋とない部屋のどっちがいい?って聞かれて、窓のある部屋を選んだのが間違いだった。
実は窓のない暗い部屋の方が1日中ひんやりとしているのなんて気がつかなかった。
革命博物館 |
私達の感覚では窓のある部屋の方が明るいし風通しがいいと思っていたけど、実は日中気温は上がり、それに私たちの部屋は通りに面していたため、早朝から夜遅くまでトラックやバイク、馬車やチャリタクシーが穴だらけの道を轟音で通り過ぎ、夜に窓を閉めて寝ようとするとこれまた鬼暑。
仕方なく窓を開けっ放しにしていたお陰で、トリニダーでの3日間は本当に寝不足になった。
観光客の多いトリニダーはお土産屋が並び、博物館や資料館、高級ホテルもある。
私たちは都会から観光地にきて気分的に少しのんびりした。
チェ・ゲバラの遺品 |
そのうち1日は、今は観光用になっている昔サトウキビを運ぶのに使われていた蒸気機関車に乗って渓谷に行くのを楽しみにしていたのにこの前のハリケーンで不通になり、まだ復旧の見通しが立っていないというので泣く泣く諦めた。
音楽が始まると、みんなすぐに踊り出す |
街の中心にはCasa de la Musica(音楽の家)という野外ステージがあり、毎晩キューバ音楽のライブが聴ける(入場料1CUC(100円))。中では食事もできるし飲み物も買えるし、もちろん踊れる。地元の人たちも観光客も一緒になっていつも満員御礼。
私たちは毎晩そこに通い本場のキューバ音楽を楽しんだ。
2日目はスチーブが連日の寝不足のため部屋に残り睡眠、私一人で街のランドマークにもなっている塔のある革命博物館(入場料1CUC)へ。
ロス・インヘニオス渓谷側 |
キューバに来る前にすでにチェ・ゲバラの本を読んで密かにファンになっていたので、どれどれと思い行ってみたけど、全てスペイン語で書かれていてほとんど理解できなかった😥
博物館の中庭の木陰に座っていたおばちゃんが、私にチェゲバラの顔がついた3CUP(人民ペソ)コインを1CUC(兌換ペソ)で買わない〜?って聞いてきた。これは貨幣価値としては約8倍の値段。見せてもらっただけで買わなかったけど、おばちゃんの事を思ったら買ってあげたらよかったかなとちょっと後悔。
※キューバは2重通貨制をとっていて、1兌換ペソ(CUC)=25人民ペソ(CUP)、後ほどブログで詳しく説明。
カリブ海側 |
それから階段で塔に上り、トリニダーの街を見下ろす。すぐ後ろにはジャングルの山脈が広がり、南(約8キロ先)には真っ青なカリブ海が一望できた。
写真を何枚も取っていると、アジア人とヨーロピアンのカップルが写真撮ってあげるわよ〜と声をかけてきた。よく話をしてみるとフランスのリオンからの旅行客だった。久しぶりにフランス語を聞いてホッとしたり・・・
夕暮れ時のサンティシマ教会 |
帰り道ぷらぷらしながら、大好きな手編みニットのお店に入ったり、お土産屋さんをひやかしながら宿に戻った。
ラ・カンチャンチャラ・バー |
夕方になるとラ・カンチャンチャラというラム酒をはちみつレモンで割った飲み物が楽しめるバーに行き、個人経営のレストランで食事をした。
陶器の容器は3CUCでお持ち帰りできる |
絵画のようなトリニダーカラー |
トリニダーは夕暮れ時になると、街中がなんとも言えない淡いオレンジ色に包まれる。家の壁がオレンジや黄色が多いせいなのか、独特のトリニダカラーは多分カリブ海の青い海が夕陽に反射してできるんじゃないかと勝手に思ったりもした。
民宿のご夫婦 |
滞在中、民宿の老後夫婦は私たちの為に食事を用意してくれたり、洗濯してくれたりと、一生懸命コミュニケーションを取ろうとしてくれて、本当に田舎の親戚の家にでも来ているかのように居心地が良かった。
女将さんがお土産にかわいいブレスレットをプレゼントしてくれた❤️
Muchas Gracias!!! |
やっぱり街中音楽 |
最後の日に若奥さんが私達の様子を見に来てくれて、英語で次の行き先の相談に乗ってくれた。
ここから8キロ先のアンコン半島にビーチがある。でもそこには大型ホテルしかないので、半島の付け根の小さな村が静かでいいよと民宿を紹介してくれた。
そろそろ海へ・・・。
トリニダー4日目の朝、タクシーを相乗りしてラボカの村に向かった。
とん
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