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2018年11月11日日曜日

バカンス2018その1(Interail Pass列車の旅)

フランスの新幹線TGV(シャンベリー駅)


久しぶりに寒い我が家に帰ってきた。

11月半ばだと言うのに、意外に暖かくて思ったほど雪も積もってないし、ちょっと予想はずれ。











イタリアのローカル線






今回は約1ヶ月間、インターレイル・パス(ヨーロッパ在住者向けのヨーロッパ国内列車(一部船も含む)パス)を使って、列車と船でヨーロッパ10カ国を周遊。









イタリア〜ギリシャを結ぶフェリー(イタリア・アンコーナ港)




10月頭、スチーブのバカンス初日にフランス国籍取得の最終面接がグルノーブルであったので、終了後そこからスタート。当初はイタリアを通って船でギリシャに向かうということだけ決まっていた。




インターレール・パス、14回使用



私たちが購入したのは1ヶ月間で15日間乗れるパス(€472)。





ギリシャのキャンプ場でもらった農園で採れたオリーブ





TGVなどの特急は追加料金(全指定席)が必要で、一部の私鉄や船は3割引などの制約はあるけど、どこを通ってどの列車で行くかは自分たちで自由に選べる。











ギリシャの最新列車?!





地図を広げてあれこれ知恵を絞って考えて、旅行ゲームのようで面白かった。













エーゲ海の島々を結ぶフェリー







大まかにはフランスを出発して、イタリア〜ギリシャ〜ブルガリア〜セルビア〜ハンガリー〜クロアチア〜スロベニア〜オーストリア〜リヒテンシュタイン〜スイスを周ってフランスに戻ってきた。(スイスとリヒテンシュタインは時間の都合で素通り)










ミコノス島のフェリーの中で売っていた島の名物「ヌガー」
1つ1ユーロと安くないけど、

できたてで美味しくてハマってしまった💕






イタリア〜ギリシャ間とミコノス島へはフェリーで移動、ギリシャ国内の鉄道網もほぼ機能していないのでバス(別料金)を利用。

















ギリシャの夜行列車(アテネ〜テッサロニキ間)
満員な上に賑やかすぎて全く眠れず😭






国によって交通事情も違うし、スタンダードも違うので予想もしない展開になったり、思ったよりも時間がかかってしまったり、乗り継ぎに間に合わなかったりとハプニングも数々あった。













やっぱりどこへ行っても世界中、日本とスイスの鉄道システムのすごさには改めて関心させられる。



ギリシャ〜ブルガリア国境

列車のトイレ


ブルガリア国鉄




こう言った旅行ができるのは陸続きのヨーロッパならでわ。





セルビア入国スタンプ、
スタンプをもらうとやたら嬉しくなるから不思議(笑)


そしてなぜかワクワクするのが国境。

現在はヨーロッパ26カ国でシェンゲン協定(https://ja.wikipedia.org/wiki/シェンゲン協定)が結ばれているので、ほとんどの国で国境検査が省略されているけど、協定外の国もいくつか通ったのでスタンプを押してもらった。









セルビアの電車、期待してたよりも随分綺麗






列車が国境駅着くと、強面の国境検査官たちがヅカヅカと車両に入ってきてパスポートと荷物をチェック。










軽い質問をされ、パスポートにスタンプをもらって終了。中には私の日本のパスポートをみて「ありがとう」とか言ってくるフレンドリーな税関員もいた。




セルビアのお金、1ディナ=1円





ブダペスト行き夜行列車




私はヨーロッパ人ではないのでユーロ圏内に3ヶ月以上滞在している証明にフランスの滞在許可証を一緒に提示しないと、不法滞在と見なされてしまうので要注意。










寝台車





それから通貨。

ヨーロッパ連合EU(一部はユーロじゃない国もある)以外の国は為替も違うので、短時間の滞在で換金して、レートを頭に入れて、通貨に慣れ、最後に使い切って出るのも至難の技だった。











数々の忘れがたいエピソードも・・・


イタリアのボローニャで食べた、本場のパスタ・ボロネーゼ。

フランスを出発の夜にホステルの部屋でブンブンと私たちを悩ませ、結局ギリシャまでスチーブのバックパックに入ってついてきて、到着寸前に船長に殺された亀虫。






ブダペストのトラム




ギリシャの貴重な情報をくれたアンコーナの薬局のお兄さん。

ギリシャのキャンプ場で私を刺しまくった蚊。








滞在中、私のお財布を救ってくれた、何度食べたかわからないピタギロ。



クロアチア国鉄



自分の農場で採れたカラマタ・オリーブをくれたキャンプ場のオーナーで独身のジョルジュ。

アテネで買ってその後使う機会がなくお土産になってしまった蚊取線香。









アテネの焼きとうもろこしの味。

ジョージ・クルーニー似のブルガリアの車掌さん。




クロアチア〜スロベニア国境



食べ物の差し入れをしてくれたミコノス島のホステルのママ。

セルビアの臭いホステルで私を襲った南京虫、8箇所も刺されて腫れ上がった顔。










クロアチアでスチーブにお祝いしてもらった54回目の誕生日。

熱を出して寝込んだ誕生日の次の日。



スロベニア国鉄



やっとの思いで辿り着いた時には真っ暗で何も見えなかったスロベニアのアルプスの瞳と称されるブラッド湖。

インスブルックでトイレを貸してくれなかった方々・・・。









旅の疲れを癒してくれた野良猫や犬達。

美味しかったCafe Mundingの朝食。



数えだしたらキリがない。。。




週末満員だったスロベニア〜オーストリア




移動しながら、次に行く国の情報やご当地フードを調べたり、各国の言葉で簡単な挨拶を覚えたり、宿を予約したりとインターネットが非常に役に立った。










オーストリア国鉄






今では世界中どこへ行ってもWi-Fiが気軽に繋がるので便利だったけど、その反面、インターネットがないとどうしようもなかったのも事実。













チューリヒ中央駅



便利なような不便なような、とにかく以前のように観光局で情報を得たり、ホステルでバックパッカー同士で情報を交換したり、そういう旅行はもはやできなくなったのはちょっと寂しい気もする。。。











今回は列車と船でのんびり気ままに、雄大な自然と親切な人々、
ご馳走に癒された本当にいい旅だった。




3本足のキジ猫







膨大な枚数の写真、数え切れない想い出、一つ一つ思い出しながら書き留めていくことにしよう。














とん





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