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2024年5月23日木曜日

バカンス2024(Fuerteventura島3週目)

 いよいよ残り1週間、フエルテベンチューラ島。

ビーチのチル猫

そろそろ帰りのことを考えないとと呑気なことを言っていたら、いつの間にか飛行機代は上がるわ空席はなくなるわで、ちょっと焦った😵

とりあえず慌ててネットで予約し完了(詳しくは次回ブログで)。


ここからのサンセットが恋しい〜

3週目は天気も良く気温も上がったけど、風の強い日が多かった。


このバルコニーでの食事が恋しい〜


今までのんびりしていた分、この島でやり残した事がないようにと急に慌ただしくなった。


リゾートになる前のモロハーブレ(インターネットより)

* * *


3週目のビッグイベントはこの4つ。


1.サルサ山(807m)登山『Pico de la Zarza』


島最高峰のサルサ山はホテルから歩いていける距離にある。

ベストなコンディションで登ろうって言っているうちに時間がなくなり、山に厚い雲がかかっていたけど本日決行。

なんかヤバないか⁉️


朝サンドイッチを作って、8時半ごろ出発。途中カフェでエスプレッソとクロワッサンで腹ごしらえ。


ひたすら歩く


ゴルフ場の脇を通って、木も生えていない荒々しい山をひたすら登って行くと、眼下に丸い水平線を描いた海が広がる。


健気に生える植物

スチーブは割と呑気にそのうち晴れるんじゃないかい?ってどんどん歩いていく。


遠くまで海岸線が見える


私はなんかあの分厚い雲、怪しくないかい?とちょっとネガティブ。

ただ標高がアルプスほど高くないので危険度は低いけど山は山。まぁ視界が悪くなったら途中で引き返すのもありかと。


こわ〜い😱


東海岸側はこんなに晴れていると言うのに・・・、今日の風は北から。

稜線に出ると風がさらに強くなって前進するのも大変💦


東側は一日中晴れ


そんな中でも登って行くハイカーの姿もちらほら。

山頂は相変わらずご機嫌斜めで雲の中。


整備がちゃんとされているハイキング道


途中上から下りてきたハイカーに聞いてみると、山頂はガスってて何も見えなかったって。

行けないこともなさそうなので、とりあえず山頂まで行ってみることにした。


モンスターのような怪しい雲

山頂付近は安全のためフェンスで囲われていて、誤って滑落することはなさそう。

11時半登頂。

山頂は意外にも風がなく、晴れていれば島の西側の海岸線が見下ろせるはずだったけど、残念ながら真っ白💦

山頂に向かうトレール

水蒸気で顔も服もしっとり。

少し待ってみたけど、晴れそうもないので諦めて下山開始。

ビーチまでは8キロの長い下り、気が遠くなる。。。

山頂😅


標高が下がるとともに気温も上がって、持っている水がなくなるのが心配になるほど、乾っからの山には一滴の水もない。


景色に癒される


途中で昼食をとって、2時半ごろビーチまで下りてきた。

その後、疲れていた私はビーチで大爆睡😂


この日は波も高かった

往復19キロ、標高800mとは言え暑さと乾燥でなかなかタフな山行だった。

久しぶりの登山で心も体もリフレッシュ。


晴れた日のサルサ山頂(インターネットより)

見たかった〜この景色😭(インターネットより)

その後、2日間は筋肉痛に悩まされた💦



2.レストランでランチ『Restaurant VESUBIO』


せっかく海のそばに来たんだから、せっかくスペインに来たんだからと、目ぼしいビーチレストランでタパスランチ。


ザ・ビーチレストラン


白ワインと2人前一皿のタパス盛り合わせを注文。


口当たりの良いワイン

ワイン効果で食欲もましまし😍

大きなお皿に好きなものばかりがてんこ盛り。

ちびイカのフリット、ムール貝のグラタン、ローカルチーズ、ガーリックトースト、ピメント・フリット、生ハム、じゃがいもとトマトサラダ、アホ(ニンニク)ソース。


これで2人前!

地元の新鮮な食材を使い、味といい量といい完璧👍

海を見ながらのランチは格別だった。

ワインがすすむ😍

忙しい時間帯だったのにサービスも素早く、チップ込み二人で30ユーロ、大満足‼️


ビーチでのんびり過ごす人達


3.レストランでディナー


モロハーブレで最後にもう1回外食しようとディナーに出かけた。


レストランやお店が並ぶメイン通り


シーフードとピザが食べれるイタリア系レストラン。

ホテルの近くで、前を通るたびにお客さんがいて繁盛していたので行ってみることに。


パンが美味しかった


えびのアヒージョ、アサリのワイン蒸し、それにマッシュルームのピザを注文して二人でシェア。

オイルであっつあつ💦

あっつあつの大ぶりの海老はぷりぷりで、ニンニクオイルが程よく効いていて、一緒についてきたふわふわのパンをオイルに潜らせたり、アホ(🧄)マヨをつけたり、美味しくて二人で取り合いして食べた。

お次に出てきたアサリのワイン蒸しは身が大きくコリコリで予想を上回る美味しさ。これもニンニクとレモンの酸味が絶妙なコンビネーション。


こんなに美味しかっただなんて

スーパーでもこの白地に黒い柄の入ったアサリが売っているのを見かけたけど、果たしてアサリと同じなのかどうか分からなかったので、結局一度も買わなかった。

こんなに美味しいんだったら、家で自分で作ってお腹いっぱい食べたのに〜と大後悔😭😭😭


がっかりピザ


最後に出てきたピザが冷凍ピザか?と思われるクオリティでテンション急降下💧

イタリア人が食べたらちゃぶ台ひっくり返すレベル(笑)、イタリアンレストランとは名ばかりだった。

お酒は飲まずガス水だけで二人で35ユーロ。

エビとアサリが美味しかったので、まぁ許そか(めっちゃ上から目線😅)


自家製ひよこ豆のカレーとチャパティ、ライタサラダ


4.コフェット峠ハイキング『Degollada de del Cofete』


最後のイベントは島横断ハイキング。

コフェット峠(標高345m)を越えて西側のビーチまで歩こうというちょっと無謀な計画。


コフェットの集落までは19キロ


街を過ぎて谷に入りコフェット峠までは8キロほど、峠から西の海岸線までさらに8キロ下る。

コフェットの集落からバスが1日2本出ているので、バスで帰ってくることも可能だけど、小さなジープのバスは早い者勝ちで乗れる保証はない。

ここはどこ?


往復を歩く覚悟でたくさんの水と食料をリュックに詰めて朝7時に出発。

朝から風が強く、天気予報ではますます強まるとの予報。

今日しかないので、とりあえず行けるところまで行ってみよぅ〜!


私はだれ?


街を過ぎると荒々しい荒野が広がり風を遮るものが何もない、どこか違う惑星にでもきてしまったかのよう。

舗装されていない道が島最南端のハンディア灯台(Faro punta de Jandia)まで延々と続いている。

四駆の車、マウンテンバイカーが私達を追い越してゆく。


ギブアップ💦


野性のヤギの群れが海岸に向かって走っていくのが遠くに見える。人っこひとりいない💦

コフェット峠に続く谷に入ると風が容赦なく吹きつけ、砂埃が目に入ってきて立っているのがやっと。


まるで火星


それでも西海岸見たさに30分は前進したけど、このまま行っても峠で強風で飛ばされるかもしれないと判断、諦めて引き返すことにした。

苦渋の選択😭自然の前では人間は無力だった。


入院中の海亀さん


がっかりしながら来た道をまた歩いて、途中で海亀の病院に立ち寄った。

それから街まで戻ってきて、ビーチバーでこの旅の反省会と慰労会を兼ねてワインで乾杯🍷

午後は一旦ホテルに帰った。

ワインが恋しい〜


夕方再びビーチにサンセットを見に行ったけど、一向に風が止む様子もなく、体が砂だらけになったのですぐに戻ってきた。

* * *


自然の脅威と神秘を体感できたフエルテベンチューラ島。


島のチル猫


昔の人達は作物も育たない乾燥したこの土地で飲み水にも苦労し、風の強い日には漁にも出れず、自然と共に逞しく生き延びてきたに違いない。

島気質のゆるくて親切な人達は、全くそんなそぶりも見せないけど。

大満足!


青い空と青い海、そして黄色い砂浜、今でも強く脳裏に焼きついている。

アドベンチャーあり、グルメあり、ハプニングあり、時間がゆっくり流れた極上のバカンスだった。


このビーチが恋しい〜


結局1回も私達の部屋にゴキ様は現れなかったけど、廊下や道端にひっくり返って死んでいるお姿は数回拝見した。

やっぱり苦手やわ〜😱😱😱


この後モロハーブレに別れを告げ、

バカンス最終日は主都プエルト・デル・ロサリオへ。。。


とん
おまけ映像:海岸の鳥達




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