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2024年5月22日水曜日

バカンス2024(Fuerteventura島2週目)

フエルテベンチューラ島、2週目。

高台から見下ろすビーチ

この週からお天気も少し安定してきて、相変わらず風は強いけど気持ちのいい晴天の日が続いた。

個性的な木

週末にヨーロッパはサマータイムが始まり、それと同時にイースター休暇に入ったので、ビーチもたくさんの家族連れやグループ、カップルで賑わっていた。

モロハーブレの街

2週目も私たちは相も変わらずのんびり過ごし、飽きもせずサンセットを楽しんだ。


* * *


この島について少しご紹介(ウキペディア参照)。

丘に登ってサンセット

来るまでは名前も聞いたことがなかったフエルテベンチューラ島。

7つあるカナリア諸島の中でテネリフェ島の次に2番目に大きく、二千万年前の火山噴火できたカナリア諸島で最も古い島(沖縄の約1.4倍の面積)。

北側すぐお隣にランサローテ島がある。


毎日写真に収めた部屋からのサンセット

二千万年前は3000mを超える山々が存在したらしいが、今は標高807mのサルサ山が島最高峰(3週目登ることに)。

六甲山より低いけど、生駒山よりは高い(関西人にしか分からない😊)


裸足で歩くの最高!


アフリカ大陸から100キロほどの距離で、雨の少ない非常に乾燥した気候で低木しか生えていないのに、珍しい植物や生物が生息し2009年にはユネスコの生物圏保護区に指定。


サンセット後のアフターグロウ

現在は観光、漁業、農業が主な産業。

島の主都は北東部にあるプエルト・デル・ロサリオ、空港もここにある。と言っても4万人弱のこじんまりした港町。


アウトバック

カナリア諸島の他の島々がヨーロッパのお金持ち年金生活者達が多いのに比べて、ここはマリンスポーツを目的に来る比較的若い世代が多いため、ランドスケープ同様独特の雰囲気がある。

バスターミナル

島の北端にある街コラレホ(Corralejo)はサーフィンのメッカで、イギリス人から人気のリゾート、ドイツ人が好きな南端のモロハーブレと人気を二分している。

アペロ

主に島の東側に国道が走っていて発展しており、西側は手つかずの自然が残っている。

ビーチバー

島の主要な街には路線バスが走っているけど、本数が少なく時間通りに来ないし、西側に行くバスは殆どないので、レンタカーで回るツーリストが多い。

島のどこへ行っても美しいビーチと海が延々と広がっているのがこの島の魅力。


早朝のビーチ


今回フエルテベンチューラ島は全くノーマークだっただけにサプライズ感も大きく、行き当たりばったりの旅の醍醐味を楽しむことができた。

* * *


2週目は特に書く話題もなかったので食べ物編をお届け。


【飲料水】

カナリア諸島では水道水はあまり飲料にはお勧めではなく、毎回スーパーやコンビニに重いペットボトルの水を買いに行くのが面倒だったけど、筋トレだと思ってせっせと買いに通った。

普段家で意識することのない水道水が飲めると言う有り難みをひしひしと感じた。


8リットルの飲料水、重い💦


【パエリア】

スーパーでパエリアの素が売っていたので、冷凍のシーフードミックスを使ってパエリア。

パエリアのオレンジ色はサフラン。ここカナリア諸島でも本物のサフランは高い。


混ぜるだけ

パエリア用のお米を使って、水加減も適当に作ってみたけど、結構ちゃんとパエリアになりました。

見た目もちゃんとパエリア


レモンをキュ〜ッと絞って、万人ウケする味❤️

パエリアは元々スペイン本土バレンシア地方の郷土料理だけど、この島のどこのレストランでも出してるほど人気料理。


モロハーブレのビーチ


【マグロのたたき】

意外にも街にはいわゆる魚屋さんやテネリフェ島にあったような漁師さんのスタンドってものはなく、スーパーマーケットの中にある魚コーナーくらいで、大して珍しい魚もなかった。


新鮮なマグロの切り身


魚コーナーにはちゃんと魚を捌いてくれる人もいて、日本の鰻の4倍くらい太いトロピカルな柄の鰻や巨大な蛸の脚、時々獲れたてのイカや鯖、水槽にはいつも牡蠣やあさりもあったけど、フランスの家の近所のスーパーの方が種類が多いような気がした。

エビや鮭などは基本冷凍で、パッケージも大きく値段も高かったので買わなかった。


ビーチに打ち上げられたマグロ⁉️


ある日、魚コーナーに活け活けのマグロが入荷。

赤くてピカピカしていたので、早速1切れゲット。600gで€10。


デコってみました


マグロには寄生虫アニサキスがいることもあるので、刺身で食べる場合は一旦低温冷凍した方が良いらしい。

アニサキスは2〜3ミリ(幅0.5ミリ)ほどの白い糸のような虫で、肉眼でも見えるらしいけど、老眼の私には目視できないし、死には至らないものの食中毒を起こすので気をつけるに越したことはない。

野菜炒めも一緒に


のはわかっていたけど、新鮮そうだったのでタタキにしてみた😊

わさび生姜ニンニク醤油とレモンで二人で600gをペロリ。やっぱり新鮮で匂いも刺身のようでクセがなく、本当に美味しかった。


やっぱり海のそばは鮮度が違う


【中華料理】

近所に2件中華料理屋さんがあって、どちらもリーズナブル。

1週目夜に1回、2週目は昼に1回利用。


ショッピングセンター内の中華料理屋

私は北京スープ(サンラータン)が大好きで、いつもスターターに。

メインに野菜ビーフンを食べて、チップ込みで€11。世界中どこへ行っても中華料理屋はありがたい存在。


野菜ビーフン



【野菜炒め】

とにかく家でも献立に困るとよくやるメガ盛り野菜炒め。

野菜ならなんでもザクザク切って、オリーブオイルで炒めてマルドン塩をふるだけ。

ガーリックトーストも定番


今回は日本から持ち帰った鰹ふりかけ(いつも次姉が持たせてくれる)と塩昆布を、食べかけで封が開いているのがあったので、おにぎりにいいと思い旅行に持ってきた。


メガ盛りサラダ


それが意外に鰹だしと昆布だしの役目をしてくれて活躍。

もちろんご飯に、それから野菜炒め、サラダ、スープ、パスタにも味にちょい足しが欲しい時にササっとひとふり。


大活躍


軽いので邪魔にならないし、自炊旅行にふりかけはなかなか良いアイデア。

お試しあれ〜。


ピメント炒めにも合うよ〜


【カフェ&コンビニ】

スーパーや市場の中には必ずカフェがあり、買い物の途中でみんなコーヒーを飲んで一息。

カナリア諸島はコーヒーの産地でもあり、美味しくて1杯100円程度。


スーパーのカフェでチーズバーガー(肉なし)



いわゆるコンビニがあちこちにあって、夜遅くまでやっているので便利だった。しかし観光客向けのため、なんでも高いし店によって値段設定もバラバラ💧

私はバニラが中に入った棒状のパイのようなパンにハマって、朝ジョギングに行った帰りによく買って食べた。

お好み焼き


それから冷たいものは極力避けてたけど、旅も終盤になってきてコンビニのジャイアントコーンやクッキーサンドのような安いアイスクリームもハマってよく食べた。

日々のお小遣いで買える楽しみのひとつ。


市場のコーヒーが特に美味しかった



【カレーライス】

カレーは我が家でも定番。

とりあえずカレー粉さえあれば深みは出ないけどなんとかカレーになる。玉ねぎを根気よく炒め、ニンニクと生姜を加えてさらに炒め、カレー粉と塩を加えればルーの出来上がり。



野菜もたっぷり摂れるカレー


具はシーフードでも野菜でも豆なんでもオッケ〜👌


夏野菜のカレー



冷蔵庫に残っている野菜をぶっ込んで、トマトソースかココナツミルク、はたまた豆乳やアーモンドミルクでもよく合う。


少し街を外れれば荒野が広がる


醤油や蜂蜜を加えれば和風になるし、唐辛子やトロピカルフルーツを加えてナンプラーを入れればアジア風。

バリエーションの豊富さがカレーの良いところ👍


料理のリメイクが可能



【パスタ】

パスタは消化に時間がかかるのでなるべくなら食べたくないけど、安くてどこでも手に入るので、旅の食卓にはマストアイテム。

私はどちらかと言うとスパゲティの太麺のファン。ソース味にすれば焼きそばにも変身。

スティービースペシャルで旅行中は何度食べたか分からない😅


ペスカトーレ


カナリア諸島ではそんな珍しい食べ物には出会わなかったけど、バナナとアボカドは本当に美味しかった❤️


お惣菜屋さんで買ったフィッシュコロッケ

適当に作った自家製ソースで、
ほうれん草のスパゲティと



スーパーに並んでいる形の整った果物や野菜はフランスと変わらない値段だったけど、ローカルショップ(地元の小さな商店)に売っている形のブッサイクなものは、安くて味も濃厚でよく熟れたのが多かった。

サンセット・ウォッチングは日課

バナナの産地だけあって、よ〜く熟れてから出荷されるから美味しいんだろうなぁ。

何気ないものが美味しいのが嬉しい。


ほぼ毎日食べていたアボカド


2週目も食べてゴロゴロしていたらあっという間に終了💦

いよいよ残り1週間、帰りたくなくなってきた😅

とん

おまけ映像:朝ダイブ


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