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2020年3月15日日曜日

父の祥月命日(牛コロッケ編)

昨日、仕事の前に山へ
遂にフランス全土が厳戒態勢に入った。


ヨーロッパで急速に勢いを増してきたコロナウイルス。お隣の北イタリア地方が一番深刻な状況で、山を隔てたフランス側ももう時間の問題と思っていたら、昨夜政府が緊急発表。















これで今シーズン、
スキー場での滑り納めか⁉️




学校などの教育機関はもちろん、観光施設、スキー場、ホテルやレストラン、バーなどの娯楽施設も閉鎖、生活必需品を扱うスーパーマーケットや薬局のみ営業可。
















期間も今のところ決まっておらず、先が見えない状況。



姉の家の献立





今週に入って隣の国々が閉鎖する中、この街は依然のんびりしていて、若干お客は少ないけどスキー場も賑わっていたし、夕方になるといつも通りバーも人でいっぱいで、仕事でイタリアを経由してやって来た友人もびっくりしていたほど。













ここはいつも現実味のないバブルの中だと思っていたのに😭😭😭







牛コロッケ






私も今日から自宅待機を余儀なくされている。

上手くいけば明日からテイクアウトのみで営業を再開できるかも知れないとボスから連絡があったけど、事実上失業。













ここはケセラセラ〜とラテン系楽天家になった方が良さそうだ😅



バゲットでできた自家製パン粉




お天気もここんとこ雪が降ってもすぐに雨に変わってしまい、気温も高くすっかり春。

こんな暖かい冬は私の25年間のスキー場生活で初めて、これから先このまま温暖化が進んでいったらどうなるんだろうとそっちの心配も大きい。












今はスキー場もクローズだし、雪も良くないのでジタバタしても始まらない。
今できる事を楽しもう❤️





菜種油で揚げます



3月13日の金曜日は父の祥月命日だった。

今年は7回忌、法要も先週姉たちが無事済ませてくれた。
私たちは父が大好きだったジャガイモのコロッケを作って父を偲ぶことにした。








参照レシピ:https://www.sirogohan.com/recipe/korokke/

生前父は毎晩必ず晩酌をする習慣があった。
まずは乾き物のスルメや海苔巻き、イカリ豆に始まり、さつま揚げや生姜の天ぷら、昆布巻きなどが定番だった。




仏前にお供え





お酒を飲むとたちまち機嫌が良くなる父、お酒を飲まない母とは戦時中の体験談とゴルフの話をする時だけは気が合って、いつも楽しそうに盛り上がっていたのを思い出す。














久しぶりのコロッケ、
やっぱり肉屋さんのには敵わないけど



休みの日にはよく二人でゴルフに出かけ、帰り道姉の家におつまみ持参で立ち寄って晩酌をしてから、母が運転して帰るのがパターンだった。










イギリスのとんかつソースとウイスターソース




きっと父の一番好きな時間だったに違いない。









私は父にこんな騒がしい時代に生きていなくて良かったねって思うけど、もし父が生きていたらどう思うのだろうか。




ほくほくコロッケは庶民の味



戦争や自然災害を生き抜いてきた世代の人たちはこんなのはまだ序ノ口って思うのかも知れない。
それに生きていたらゴルフだって晩酌だってまだまだ楽しめたのにって言い出しそう(笑)









忙しいご時世、ここでみんなが少しのんびりし日常に感謝するいい機会になればと思う。






とん




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