会場の能勢高校 |
まさに3年ぶり、今回は準備期間1ヶ月ほどの即席ランナーだったけど、レースの雰囲気十分、ほんまに楽しかった。
場所は大阪府能勢町、小さな町のマラソン大会だけど第53回と歴史は長い。フランスからネットで検索して、ちょうど日程が合ったのと、参加賞が地元で採れた名産の栗ということで速攻エントリー。
天気予報の雨マークをくつがえし、当日は曇り空、気温も丁度いいマラソン日和。母と姉、風邪で惜しくも5キロを欠場した姪が応援に駆けつけてくれた。
サポート隊の心強い応援 |
地元の高校を借りて開会式の後、10キロ、5キロ、3キロ、1.5kmの親子ランの4つのレースが行われる。10キロはかなりのアップダウンがある峠越えコース、私好みの田舎の手作り感のあふれるローカルな大会だ。
農道を突っ走る |
ゼッケンを引換え、スタート前にストレッチと軽くジョグしてウォーミングアップ、前日に買っておいたメロンパンを食べ、トイレも行って準備完了。以前の経験を生かし、この辺の要領は心得ている。
レースは大きくても小さくても、このスタートラインに立った時が一番感動的な瞬間。
このラインに立つまでの過程こそが大事で、ゴールはあくまでも次のレースへの入口に過ぎないと言うのが私の勿論。スタートしてしまえば、あとは前に向って歩を出すことに集中する意外することはない。
かわいい沿道の応援に応える |
参加ランナー男子95人、女子15人、ここの学校で英語を教えているカナダ人の女性ランナーもいたので声をかけたり。。。
10:00 最後尾からスタート。
運良く当たった栗❤️ |
みんなの速いペースに取り残されない様に必死でついていく。
農道をしばらく走ると登りにさしかかり、峠を越え下りきると折り返し地点に地味な給水所があり、またひたすら登ってひたすら下る。
残り2キロでサポート隊が声をかけてくれて元気がでる。
私の持ち味である登りで後半にごぼう抜きを狙っていたけど、そのごぼう達はすっかり遠くに姿を消し、最後尾でひとりのおばちゃん(もしかしたら年下だったかも知れない)と抜きつ抜かれつのバトルを繰り広げていた。
完走証をもらってご満悦 |
高校のグランドが見えてきたところで、すぐ後ろにいたそのおばちゃんがスパートをかけてきたので、私はなんとかこのおばちゃんにだけは抜かれまいと必死になった。
耳もとにおばちゃんの荒い息が迫ってくるのが聞こえ、私は最後の力をふりしぼって逃げ切りゴール!
このバトルのお陰で当初の予想タイムを上回ることができたので、おばちゃんに感謝である。
100キロ走っても、10キロ走っても、最後の2キロはいつも地獄、いかにメンタルが大切かがわかる。
皮むきが大変な栗ごはん |
ゴール後、スタートで声をかけあった人達とねぎらいの言葉をかけ合い無事終了。
この雰囲気、この充実感、この疲れ、しばらく忘れていたものがそこにあった。
豚トロが絶品 |
今年は天候不順のため栗が不作で、参加賞は椎茸昆布と椎茸ご飯の素にすり替わっていてちょっとがっかりしていたら、レース後の抽選会で見事栗を引き当て、ご機嫌で帰ってきた。
うっま〜❤️ |
さっそく母と姉に栗ごはんを作ってもらって、豪華なバーベキューと一緒に乾杯。
レース後のビールの味の格別で、これほどのご褒美は他にない。
夜は焼酎のお湯割りにすだち入れて、テレビで野球の日本シリーズを観戦しながらまったり・・・
何事も自分ひとりの力ではできない、周りのサポートがあってこそ。
応援してくれたみなさん、本当にありがとう!
とん
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