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2016年12月8日木曜日

巻き爪矯正と高級腕時計(ロシティ)

久しぶりのジュネーブ
ちょっと触れただけで、痛いのなんのって・・・

私は足の親指が巻いてのびてしまうと言う、いわゆる巻き爪って奴とほぼ半世紀お付き合いをしている。










どうやら家系みたいで、父も姪もそうで家族の中にも何人かいる(はず)。





左足の方がひどい


以前ジュネーブにいた頃、クライミングで小さい靴を履くので、親指があたり爪が食い込んで痛くてどうしようもなくて悩んでいた時に、日本人でネイルアーティストの人が巻き爪矯正もしていると聞いて、何度か通って矯正してもらっていた。











右親指の爪はすでに半分死んでいる



基本的な治療は、足の爪にプラスチックの小さなプレート状のものを貼り、爪が平にのびていくように矯正するもので、痛くもかゆくもないけど、爪がのびる度にプレートを張り替えるので時間がかかる。















その当時マラソンもしていたので、せっかく爪がいい感じにのびてきても、レース後ランニングシューズにあたって紫色になり剥がれるという惨事をくり返していた。



食い込み部分も治してもらった




病後はしばらくマラソンから遠ざかっていたので、足の爪の事を忘れて放っておいたら、また巻いてきて悩んでいたけど、もうジュネーブは遠くなってしまったし、なんせ料金がスイス価格なので通えずにいた。














この夏も痛くて思う様にクライミングが出来なかったので、自分でなんとかヤスリで磨きながら限界までのばしていたけど、この冬今度はスキーブーツにあたるようになってしまった。
冬中この痛みと戦うのはごめんや・・・







可愛くムラサキ色に❤️



やっぱりこれは治すしかないと思い、家の近所で治してくれそうなところも見つからなかったので、思い切ってまたそのネールアーティストさんにお願いすることにした。










昨日は車を飛ばして、スイスとフランスの国境にあるお宅にお邪魔。久しぶりの再会で、彼女も去年大病を患ったとかで、お互いの闘病体験談に花が咲いて2時間半も長居。可愛くムラサキ色に爪を塗ってもらった。




シンプルさが気に入って購入




その用事にひっかけて、ジュネーブで修理に出していた時計が仕上がったので引き取りにもいってきた。

















その腕時計は、私が15年前にスイスの時計屋さんで働いている時に社員割引で買った、高級時計ブランドの中でも安いめのダイバーウォッチ。もちろん、私にとっては高級品で、形見にしようと思っているくらい大事な品。






スイスの郷土料理ロシティ




10年前、電池交換の際に急いでいたので職場の隣にある普通の時計屋さんに出したのが間違いで、それが元で水が入り込んで防水が効かなくなってしまった。メーカーに持ち込んでオーバーホールを頼むと、当時で350スイスフラン(3万円くらい)と言われ、それ以来ずーっと引出しの中で眠っていた。










高級時計を使えないまま持っておくのか、それとも修理に出して使うか、結局10年間悩みに悩んだ末に修理することに決めた。




《ロシティ》
じゃがいも・人参を軽くゆでてから千切りにし、
にんにく・玉ねぎ・サラミと一緒にフライパンで
炒めてチーズをのせカリッとさせる、
食べる時にコリアンダーをちらす







スチーブにその話をしたらあきれかえられたけど、高級時計も使えなければ意味がない。













10個も入って€2.70





ガードマンの立っている高級時計店のドアをくぐり、時計を見積もりしてもらったらオーバーホールが420フラン(値上がりしてる!)とそれにバンドの部分修理で合計510フラン!!さすがにこの金額はスチーブには言えなかった・・・









バニラとチョコの2種類





時計の修理代と巻き爪矯正代で今月の私の生活費を使い切ってしまった。
やはりショックは隠せない、けど仕方ない・・・








ジュネーブでは買物もせずにまっすぐ帰ってきた。




結局3つも一気食べ




今夜はロシティ(じゃがいものお好み焼き)、それとデザートにプチアイス。












私の最初で最後の高級時計、これからは大切にしよう。



とん


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