セビリアの朝焼け |
歩いて国鉄の駅に向う途中のカフェで朝食。
ポルトガルの朝食がすでに懐かしい。
スペイン国鉄(Renfe)セビリア駅 |
セビリアは本当に気に入ったので、また是非戻ってきたい。次回はフラメンコを巡る旅で。
8:35発の特急は、地中海に面した東海岸スペイン第3番目の都市、パエリア発祥の地、オレンジでも有名なバレンシアに着くのが16;00。
スチーブはバスは窮屈なので嫌いで、列車だと車内をウロウロして景色を楽しめるから、断然列車の旅派。
延々とオリーブ畑 |
電車はほぼ満員で、スペイン人はとにかくよくしゃべるし、よく食べる。大いびきをかいて寝ている人もいるし、どこへ行っても子供の泣き声が聞こえてくる。
よく言えば明るいけど、悪く言えばうるさい(笑)
ポルトガル人は比較的大人しくマイルドな感じに比べ、スペイン人はどことなくラフでたくましい感じ、同じイベリア半島なのにお国柄は全く対照的。
食堂車 |
出発してコルドバを過ぎ、車窓からは乾燥した台地にひまわり畑とオリーブ畑ばかりが続く。
昼に食堂車に行って、高くてまずいインスタント・フードでお腹を膨らませた。
特急は停まらないAlbacete駅 |
遊びに行くはずだった友達の家がある街(Albacete)も通り過ぎ、7時間近く乗っていたのに、退屈することなくあっという間だった。
バレンシアの港に近い北駅に到着。
駅の構内にあるアジアン・カフェのふかふかのソファーに座り私はインターネットで、スチーブは駅の窓口に走っていって情報集め。
またスチーブの突飛押しもないアイデアが飛び出した。
バレンシア駅前に闘牛場 |
ここからフェリーでイビサ島に渡るというもの。フェリーはバレンシア港から出ていて今夜島に渡るのは可能だけど、帰りの安い飛行機便がないのでボツ。
私はさらに南のアリカンテ辺りのビーチでのんびり残りの日程を過ごし、飛行機で戻るのはどうかと提案、でもそれならスチーブは陸路で帰りたいらしく、それもボツ。
そこで2時間も費やし、結局東海岸をローカル線で北上、Bnicassim(ベニカシム)という変な名前のビーチリゾートに行ってみることにした。
セビリアのビールCruzcampo |
駅裏の小さなバーでイワシの酢漬けとパンでササッと夕食をすませ、20時発の電車にとび乗った。
夕陽が海ではなく山に落ちてゆくのをみて、久しぶりに山を見たような気がした。
国立公園もある東海岸の山々 |
21時半にベニカシム駅に到着。
あのアンダルシアの焼けるような暑さはなくなって、浜風がやけに涼しかった。
1泊€35のビジネスホテル風のところにチェックイン。
ホテルの人に明後日ここでブルース・フェスティバルがあることを知らされ、観てから帰ることにしたので、ここで3泊。
ホテルのまわりはバー街になっていて、小さな街なのにけっこうな人で賑わっていた。
毎年夏に盛大に行われるベニカシム・ミュージックフェスティバルが有名で、どうやらここはバレンシアとバルセロナの間のちょっとした高級なリゾートのひとつらしい。
地中海特有のピンクの夜のとばり |
明日はビーチへ、でももう大西洋ではなくここは地中海!
とん
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