街灯にコウノトリの巣! |
朝いちで観光案内所(Tourist Office)へアルガーブ地方の情報を入手しに行った。
以前は観光案内所に行くと、宿、バスや電車など、そこでしか得れない情報がたくさんもらえたけど、今は全てインターネットでできるせいか、カウンターの人もあまりやる気がなく、大した収穫もなくがっくりして、近くのカフェで朝食とった。
ここにも!! |
アルガーブ地方の155キロにもおよぶ南の海岸線はもろい石灰岩質、波がけずった洞窟がつくりだす美しい風景はあまりにも有名。
とりあえず、ホステルで手に入た地図を頼りに、ローカル線に乗って西へ向い、良さげなところで降りることにした。
2両編成の電車はのんびりと、オレンジやオリーブの畑の中を走りぬける。
煙突の上にもコウノトリ! |
この辺りも年々開発が進み大型のビーチリゾートが増え、こじんまりした静かな場所を探すのは車がないとなかなか難しい。
電車の駅はどこもビーチからは遠くてバスでのアクセスになる。車内で車掌さんに駅から歩いていけるビーチはどこか聞いてみた。
『Ferragudo(フェラグード)駅なら歩いて30分くらいで小さな漁港のある村に着くよ』ということだったので、そこで降りることにした。
私のお気に入りの南国の花 |
熱帯のお花が咲き乱れる住宅街をぬけ坂を下ると、小さな港の前にレストランやカフェが立ち並ぶ通りにでた。
まずは宿探し、そこらのお店に入って聞いてみる。でもどうやらここにはホテルが数件あるだけで、安宿はないらしい。
荷物を背負ったまま歩き回ってみたけど、分譲のリゾート・マンション風の建物はあっても、私たちが泊まれそうなところはなさそうな感じ。
小さな村なので同じ通りを行ったり来たりしていると、心配して声をかけてくれる人がいたり。
今度はカフェに入ってインターネットで検索してみるけど、隣町のPortimão(ポルティマン)にはたくさん宿はあっても、この村はヒットしない。
またスピニョの二の前か〜と思い、さっさと諦めて今回も予算外の1泊€38のホテルで手を打った。
Praia de Angrinha |
日が落ちる前に、急いでホテルに荷物をおろしビーチに行ってみる。ここはアラデ川の河口付近の入り江になっている為、波もなく静かでファミリー向け。
対岸のPortimão |
川向こうのPortimãoの大きなリゾートと向かい合わせで、観光船が川から海に向って行き交っている。
ビーチバーでマグナム・アイスクリームを買って、砂浜にしいたゴザの上でクールダウン。
典型的なアルガーブの海岸 |
白い家々と教会 |
それから村を散策している内に、夕陽がPortimãoの方角に落ちていった。
小さな漁港 |
本当にバカンスにくると1日なんてあっという間、もう夕食の時間。
お土産屋さんのかわいい女の子に、安くて美味しい地元料理のレストランはあるか聞いてみたら、村の入口にあると教えてくれた。
アルガーブワインがずらり |
8時すぎに行ってみるとすでに満席状態、奥のすみっこに2席だけあったので運良く入れた。
私はどうしてもまたあさりのワイン蒸しが食べたかったのに、人気メニューの為、残念ながら本日は売り切れ。なので私はイカとエビの串焼きにライスとサラダが付いた料理を、スチーブはアルガーブ・チーズのラザニアを、アルガーブの赤ワインの小瓶と一緒に注文。
炭火で焼いた野菜もたっぷり刺さった串焼きは、焼き具合が絶妙で、イカとエビの芳ばしさとレモンの酸味とが絶品❤️
ドライだけどフルーティー |
隣の席で食事をしていた近所に住むのポルトガル人の家族が気さくに話しかけてきて、『その料理はグッドチョイス!このレストランはかれこれ30年近く通っているけど、アルガーブで一番美味しいレストランやで』と絶賛。
英語を勉強中というひとり息子は一生懸命スチーブに英語で話しかけていた。
最後には、山手の村Monchique(モンチック)でしか作っていないと言うイチゴノキのお酒(度数40℃)を私たちにご馳走してくれた。
ほろ酔い気分で話も盛り上がり、ついつい飲み過ぎ食べ過ぎ。
お値段はちょこっと高めだったけど、今回の旅行で一番大当たりのレストランだった。
おいしいお酒と楽しい話、オブリガーダ! |
明日は、インターネットの某ホテル予約サイトでArmacão de Pêraリゾートの安いキッチン付きコンドミニアムを見つけたので、そこへ移動することにした。
あ〜それにしても美味しかったなぁ❤️
調子にのっての暴飲暴食は禁物と思っていたのに、旅に出るとつい忘れる。
気をつけないと・・・
とん
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