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2016年7月20日水曜日

バカンス2016(DAY30)

今日は午前10時前の列車で北に向う。
どんより曇り空。

道に出てきたエスカルゴ



今朝はさすがに涼しい


それまでの時間、名残惜しくビーチまで散歩。

汐の香りを胸いっぱいに吸い込んでから、近所のカフェでカフェオレをテイクアウト。












ホテルをチェックアウトして、また荷物を背負って駅に向う。

ベニカシム駅は無人駅の上に自動販売機も現金しか使えなかったので、切符を買わずローカル線に乗り、列車の中でバルセロナ行きの切符を2枚買って、途中Tortosaで特急に乗り換えた。









バスセロナは私の好きな街


列車は海岸線ギリギリのところを走りながら、いくつものビーチ・リゾートを過ぎ、午後2時前にバルセロナに到着。

スチーブの勘違いで終点バルセロナFranca駅まで行ってしまい、そこからまたバルセロナSants駅まで引き返した。













ここでまた作戦会議!
スチーブは次の行き先を探しに駅の窓口へ行き、私は構内のベンチに座って荷物番。2年前に姪とここに来たのを懐かしく想い出し、観光客やビジネスマン達が忙しそうに行き交うのをながめていた。


ポルトボー駅


スチーブが切符を手に戻ってきて、フランスへピレネー山脈越えか海岸線越えか迷った結果、15:15発でPortbo(ポルトボー)まで、とりあえず行ってみようということになった。

Portboは地中海に面したスペインの北、フランスとの国境に接した小さな街。














誰もいないポルトボーの海岸


電車に乗ると空がさらにどんよりしてきて、遂に雨が降ってきた。

ポルトボーがまだどんなところかも全くわからず、列車は北へ北へと走る。
18時に到着。










山の向こうはフランス



このまま今日中にフランスへ抜けようかどうしようか、次のフランス行きの列車の時間を確かめに駅の窓口に行ってみると。。。










電車でトンネルを抜けるとすぐフランス


なんと!フランス国鉄は長期ストライキに突入していて、フランス側に行く列車はなし、この先どうなるのかも全く見通しが立たっていないと言う。

そうなるとここからフランスに抜けるには、一旦内陸に入りバスでピレネー山脈を越えるか、ボルトボーからタクシーで7キロの峠を越えてCerveraに行くか、はたまた歩いて山越えして国境を越えるかのいずれか。









作戦会議?!(笑)



スチーブは明後日から仕事なので、どうしても2日間で家にたどり着かなければならない。














闘牛のライブ中継



とりあえず、今夜はここに泊まることにして、また作戦会議。

ここはホテルが3軒、ホステルが1軒、小さなヨットハーバーと数件のレストランがあるだけの本当に小さな街、スペインのカタルーニャ州Costa Bravaのリゾートのひとつ。















街の全ホテルを廻ってみたけど、どこも似たり寄ったりの値段なので、最後のホテルに落着いた。










今夜はスペイン最後の夜、地元の人たちがテレビの闘牛の生中継に集まっているバーに入り、スチーブのリクエストでパエリアを食べることにした。





美味しかった❤️






ハーブの食後酒
サラダとパエリア二人前、白ワインと最後に地元の食後酒を飲んで€34也。
ホテルもこの旅最高値、もうここはフランスに近くスパニッシュ・プライスではなくなっていた。







食べ過ぎたのでヨットハーバーまで食後の散歩。
ピレネー山脈の方角に落ちていった夕陽が静かな海に淡い色を残し、まるで水彩画みたいで、イベリア半島の旅の最後にふさわし素敵な夜となった。





























さてさて明日はどうしよう、また明日考えようか、
多分歩いて峠を越えることになりそう・・・



何が起こるか分からないから旅は楽しい❤️




とん

























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