イタリアン・アルプス |
全然雪が降らないのでパウダーハンターも出番がないけど、とにかくじっとしていられないのでバックカントリー(ゲレンデ外)に行ってみようってことで、装備を整え出発。
クールマイヨールスキー場はここからトンネルを抜けてすぐ、モンブランを境にフランス側とイタリア側でお天気が違うことが多いので、雪のコンディションも若干違ったりする。
スキー場に着いてまずはイタリア人を装ってカウンター越しにエスプレッソ・コーヒーに砂糖を入れてグビッと1杯(€1.20)。それから軽く2〜3本ゲレンデでウォーミングアップ、どこもカリカリのアイスバーン。
今日は頑張ってスキーをした後、ピザを食べてから帰りにサウナに立ち寄ろうというフルコース。
なので気合いが入る❤️
イタリア側モンブラン(4810m) |
ケーブルカーを2回乗り継ぎ山頂ARP(2,755m)へ。
そこからはバックカントリー(オフピステ)。南斜面を40分ほど登り、汗をびっしょりかいてリッジにたどり着くと、反対側は切り落ちた崖で雪庇が張り出していて、その向こうにはモンテ・ビアンコの堂々たる姿が見える。
久しぶりの山のスケールと高度差に頭がクラクラ〜。
気温はどんどん上がり雪の表面は溶けはじめ重そうだけど、先週行ったところのガリガリ・クラスト状態よりはまだ滑りやすそう。
場所によってコロコロ変わる雪質に翻弄され、格闘しながらなんとか安全なところまで滑り下りた。ホッとしたのもつかの間またそこから1時間の登り、大トラバースの末スキー場まで戻ってきた時には午後3時をまわっていた。
バックカントリーを滑るには雪崩対策装備が不可欠 |
疲れ切ってお腹が空いているのかいないのか分からなかったけど、ゲレンデ内にある目指すレストランまでまっしぐら!着いた時にはお腹がグゥ〜っとなった。
さすがはイタリア、午後4時前と言うのにレストランは満員。
ほとんどのお客さんがランチを食べ終わりデザートを食べ、グラッパ(ぶどうの蒸留酒)で締めくくっていた。
大好きなホットワイン(€3) |
私はホットワインとピザ・ナポリターナ(アンチョビとケッパー)を、スチーブはクワトロ・フロマージュ(4種チーズのピザ)を注文。
汗をかいて冷えた身体にホットワインが染み入る。普段はピザ1枚をひとりで食べ切れないのに今日は例外。アンチョビの塩気とサクサクのピザ台、とろけるチーズが胃袋に落ちていきペロッと完食。
イタリアに来るとピザ台が断然美味しい(€12) |
スチーブはそれからケーキを平らげ、レストランを出た時にはリフトの営業は終了していて、あんなに賑わっていた人々も消え、すでに日陰になったカリカリのスロープを村まで一気に滑っておりた。
安堵感とともに脚がパンパンに疲れ、サウナに直行!
イタリアはデザートまでおいし過ぎ(€5) |
ゴンドラ降り場からすぐの小さなホテルにサウナ、洞窟プール、ジャグジーがあって、宿泊客じゃなくても利用できる。中にはひと家族がいただけで空いていた。
洞窟プール、最高❤️ |
私はサウナはほどほどにして、ぬるいプールで酷使した筋肉をクールダウン。残念ながらジャグジーは故障(イタリアもか;)で使えなかったけど、マッサージチェアが無料だったので独り占め(笑)。身体の芯からリラックスできて、本当に気持ちよかった(€15也)
日本のマッサージチェアには劣るけど |
車を飛ばして30分ほどで家に着き、夜は全然お腹が空かなかったのでサラダを軽く食べてから、早々布団に入った。
ここ最近疲れ過ぎるとなかなか寝付けないけど、心地いい疲れと充実感でなんとも幸せな気分だった。
モンテ・ビアンコ |
これぞライフ!
とん
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