使ったこともないし、高価だし、家が狭くて置く場所もないし、諦めていた矢先に友人からお古の圧力鍋を譲り受けた。
フランス製の年代物でかなり重く、作りはいたってシンプルで蓋にメモリがついているだけ。その昔、年配の料理人友達が置いていって、友人も使ったことがなく家で眠っていたものだそう。
近所の金物屋さんや年配のフランス人に聞いたり、インターネットでも調べてみたけど、古過ぎて誰も使い方が分からない。
もうこれは使ってみるしかないと思い、大豆の水煮を作ってみる。
今までは5〜6時間もかけて煮ていた大豆が、あっという間にできると思うとこころ踊る❤️
丸1日水につけておいた大豆(200g)を圧力鍋に入れて蓋をせず一端沸騰させる。水を捨てて、大豆を鍋にもどし250ccの水を入れ蓋をして、いよいよスタート。
強火で待つこと数分。
めちゃ静かでうんともすんとも言わない・・・爆発したら怖いので柱の陰に隠れ様子を見守る。
『ガタン・・・コトッ・・・・・カン・・・・・ッ』
ドキドキ〜、怖い〜っ、なんか怪獣の昼寝みたいや(笑)
次の瞬間、蓋のまわりから蒸気が静かにしゅわ〜っと吹き出した。そこで火を弱にして10分煮てから火を止め、圧力が下がるのを待つ。
蓋を開けて一粒食べてみる、全然煮えてない。圧力がかかっている感じゃない。
今夜は誕生日会にお呼ばれだったので、また帰ってきてから煮ることにして外出。
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夜中に(かなりの)ほろ酔いで帰ってきて、どうやら調理途中だった鍋を見て弱火にかけたらしく、コンロは電気なので危なくなかったけど、朝起きて鍋に火がついていたからビックリ!
恐る恐る中を開けてみると・・・
美味しいやんかぁ〜❤️
その話を鍋をくれた友人にしたら、どうやら蓋にパッキンみたいなのが必要だったんじゃないって、だから圧力がかからないのかもって話で、よかったら普通に吹きこぼれない鍋として使ってねってことに。。。
大事に何年も使い込まれた鍋に、私も自分の料理の歴史を刻んでいくことにした。
白ごま・青のり・クミンと煎って醤油で味付け、酒の肴にも❤️
でも、酔っぱらってのお料理にはご注意!
二度としません(反省)
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