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2015年9月5日土曜日

アンティーク圧力鍋(大豆編)

以前から欲しいと思っていた圧力鍋。
使ったこともないし、高価だし、家が狭くて置く場所もないし、諦めていた矢先に友人からお古の圧力鍋を譲り受けた。



フランス製の年代物でかなり重く、作りはいたってシンプルで蓋にメモリがついているだけ。その昔、年配の料理人友達が置いていって、友人も使ったことがなく家で眠っていたものだそう。

近所の金物屋さんや年配のフランス人に聞いたり、インターネットでも調べてみたけど、古過ぎて誰も使い方が分からない。


もうこれは使ってみるしかないと思い、大豆の水煮を作ってみる。
今までは5〜6時間もかけて煮ていた大豆が、あっという間にできると思うとこころ踊る❤️

丸1日水につけておいた大豆(200g)を圧力鍋に入れて蓋をせず一端沸騰させる。水を捨てて、大豆を鍋にもどし250ccの水を入れ蓋をして、いよいよスタート。


強火で待つこと数分。









めちゃ静かでうんともすんとも言わない・・・爆発したら怖いので柱の陰に隠れ様子を見守る。



『ガタン・・・コトッ・・・・・カン・・・・・ッ』

ドキドキ〜、怖い〜っ、なんか怪獣の昼寝みたいや(笑)

次の瞬間、蓋のまわりから蒸気が静かにしゅわ〜っと吹き出した。そこで火を弱にして10分煮てから火を止め、圧力が下がるのを待つ。

蓋を開けて一粒食べてみる、全然煮えてない。圧力がかかっている感じゃない。


今夜は誕生日会にお呼ばれだったので、また帰ってきてから煮ることにして外出。


 ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ 


夜中に(かなりの)ほろ酔いで帰ってきて、どうやら調理途中だった鍋を見て弱火にかけたらしく、コンロは電気なので危なくなかったけど、朝起きて鍋に火がついていたからビックリ!

恐る恐る中を開けてみると・・・



水分がなくなって底が少し焦げてるけど、カリカリの節分豆ができていた。
美味しいやんかぁ〜❤️

その話を鍋をくれた友人にしたら、どうやら蓋にパッキンみたいなのが必要だったんじゃないって、だから圧力がかからないのかもって話で、よかったら普通に吹きこぼれない鍋として使ってねってことに。。。


大事に何年も使い込まれた鍋に、私も自分の料理の歴史を刻んでいくことにした。










白ごま・青のり・クミンと煎って醤油で味付け、酒の肴にも❤️




でも、酔っぱらってのお料理にはご注意!
二度としません(反省)

 とん









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