山小屋（refuge d'Argentière）

毎年夏に１度、スチーブと山に泊まりがけで出かけることにしている。

今回は家から車で１５分のところにあるケーブルカーに乗って標高１，９７０mまで上がり、そこからハイキングで山越え、氷河を越えて標高２，７７１mにあるアルジョンティエール小屋（refuge d'Argentière）へ行くことにした。

refuge d'Argentière

予定では４時間のところ、ゆっくり時間をかけて氷河の歩き方やコンパスを使ったルート・ファインディングの練習をしながら、結局６時間かかって山小屋に到着。

距離も長く標高が高いせいもあって結構しんどかった。

前日の夜に、作っておいた牛スジの煮込み肉を刻んで自家製和風ハラペーニョとネギと一緒に炒め、自家製ゆず味噌を加えた土手焼き風味噌を中に入れたおにぎりを用意。

おやつに、ゴマきな粉クッキーとチョコ吉の為にガトーショコラも作った。

魔法瓶にハーブティーと１Lの水、これで２日分の山行食糧は準備万端。

スタートは少し霧雨まじり、途中晴れ間が覗いたり霧がかかったり、天気予報では回復に向うとのことだったけど。。。

クレバスに落ちないようにアイゼンをつけて氷河を渡り、はしごの付いた岩をよじ登り、見晴らしのいい所で２〜３回休憩。

山ではやっぱりおにぎり！

２０１２年に新しく建て替えられた山小屋はホテルみたいに快適で、気さくなオーナー夫婦が出迎えてくれた。

お天気がイマイチだったこともあって、お客さんは私たちの他にフランス人の山屋のお兄さん２人組と新しいルートを開拓中の山岳ガイド３人だけだった。

夕食は野菜スープ、メインはラザニア、最後にチョコレート・ムース、それに赤ワイン。すごいボリュームでお腹パンパン。食後は家から持ってきたウィスキーを飲みながら山の本や雑誌を読んで９時半には就寝。

クリスタルを発見！持ち帰りは違法だそう

残念ながら夜には小雨になって、今回は流れ星を見ることができなかったけど、久しぶりに山で眠る気分は極上で、パワーをいっぱい充電できた。。。

アルジョンティエール氷河

朝６時に起床。
太陽が顔をだし、万年の氷に閉ざされた絶景が眼下に広がる。同じ道を通って午後３時には無事帰宅、下界は雨降りだった。。。

次の夏はどこへ行こうか、もうすでに楽しみである❤️

とん